何を見ても何かを思い出す

He who laughs last laughs best

ワンコの深い愛

2018-10-20 09:51:25 | ひとりごと
ワンコ 
ワンコが天上界の住犬となって、二年と9か月

寝転がり本を読む私のそばで寝転がるのが好きだったワンコらしく、
最近では、ワンコの日のための本をお告げしてくれるよね

だから、先日、家族に頼まれ行った図書館でふと目に留まった本も
すぐにワンコお告げの本だと、ピンときたけれど、
どうして、この本をお告げしてくれたのかは分からなかったんだよ

「ボール犬ミッキー」(室積光・文 / 著 福岡構造・写真 / 著)

本の帯より
『日本球界ワン&オンリーのボール犬
2005年4月に広島市民球場でデビューした、日本球界初のボール犬ミッキー。
大観衆の中、審判のもとへボールを運ぶ姿に、誰もが温かい拍手と声援を送り、ペナントれーずが進むにつれて人気は急上昇。
ミッキーの登板日には、観客数が2000人以上も増えるようになった。
一躍、広島の人気者となったミッキーと、その活躍をテレビで眺める広島カープ2軍投手との心の交流を描いた、勇気と感動のフォトストーリー。』
  
https://www.gentosha.co.jp/book/b1265.html

ワンコは、私があまりプロ野球に興味がないことは知っているだろう
だから、かわいい わんこの写真が表紙を飾っているとはいえ、
カープのユニフォームを着た わんこが主人公らしき本を、どうしてワンコが勧めるのかと訝しく思い、
実はすぐには読んでいなかったんだよ

それを読む気になったのは、このニュースから、使役犬という観点について思い出したことがあるからなんだよ

<ファシリティードッグ>子供の闘病支え9年 ベイリー引退> 毎日新聞10/17(水) 7:00配信より一部引用
病気の子供に寄り添う日本初の「ファシリティードッグ」として、神奈川県立こども医療センター(横浜市南区)に「常勤」してきた10歳の雄のゴールデンレトリバー「ベイリー」が16日、高齢のため引退した。手術室までの移動に付き添ったり、ベッドで添い寝したりと約9年にわたり、延べ約2万3000人の子供に関わってきたベイリー。闘病を支えられたという親子から、感謝の声がたくさん寄せられた。
◇「引退式」に50人以上が参加
16日に同センターの体育館で開かれた「引退式」には、ベイリーと関わりがあった親子ら50人以上が参加。入院中の子供は、点滴をしながら車椅子で駆けつけた。
子供たちを代表してスピーチした横浜市の安田結さん(10)は「私はベイリーと6年くらい一緒にいて、友達だった。つらいときにベッドで一緒に寝てくれた」などと話し「おつかれさま。ありがとう、ベイリー」と締めくくった。
病院関係者からも「子供たちが安心して手術室に向かえるよう寄り添ってくれて、大きな支援になった」「子供たちは厳しい毎日を乗り越える力をもらえた」と感謝のスピーチが続いた。
会場に設置されたボードには、親子からのベイリー宛ての手紙が掲げられた。「ありがとう」という言葉と共に成長を伝える手紙のほか、闘病の末に亡くなったことを報告する手紙もあった。
◇手術室への同行から「みとり」まで
ファシリティードッグとは、「ハンドラー」と呼ばれる看護師ら臨床経験のある医療従事者とペアになり、医療チームの一員として働く犬。短時間の訪問が主の「セラピードッグ」とは異なり、病院に「常勤」して長期入院する子供らに寄り添う。
ベイリーは平日、散歩して朝食を食べた後、午前9~10時にハンドラーの看護師、森田優子さん(37)と一緒に「出勤」。10時から午後4時まで、病児の手術室までの移動や麻酔が効くまでの付き添いのほか、歩行リハビリテーションへの同行、最期のみとりの同席などの「業務」にあたってきた。1日に訪問する病児は平均10~20人。休日はドッグランや水辺などに出かけ、「犬らしく」過ごしてきた。
◇病棟の廊下しか歩けない世界の中で…
「約6年お世話になり、ベイリーには本当に、ありがとうと言いたい」。横浜市鶴見区の金村めぐみさん(39)は話す。
長男駿汰ちゃん(6)は0歳で脳腫瘍が見つかり、生後約6カ月の時から2年半にわたり同センターに入院した。3歳になる直前に退院したが、昨年末の検査で再発が判明。1月に再び入院し、退院時期はまだ決まっていない。
血が出るまで吐いてしまうような副作用もある抗がん剤治療、複数回の手術--。そんな入院生活の中で、ベイリーとの触れ合いが親子の楽しみの一つだった。視力が少しだけ残る左目で駿汰ちゃんはベイリーを追いかけ、手で触ると笑顔がこぼれた。
「病棟の廊下しか歩けないような狭い世界の中で、ベイリーに会えると駿ちゃんも他の子供たちも付き添う親も、本当にうれしそう。病気の回復にもきっと影響があるんじゃないかと思います」。めぐみさんはそう語る。
◇課題は認知度と資金
ベイリーは、ハワイで専門的なトレーニングを積んだ後、2010年から静岡県立こども病院(静岡市葵区)で2年半、神奈川県立こども医療センターで6年にわたって働いてきた。今後はハンドラーの森田さんと共に暮らしながら、体力的に無理ない範囲で「ボランティア」として病院内の図書館などで子供たちと触れ合う。
後任は昨秋に来た2歳雌のゴールデンレトリバー「アニー」だ。ベイリーと共に1年間働きながら、「仕事」を身につけてきた。
ベイリーらを導入してきたNPO「シャイン・オン・キッズ」(東京都中央区)によると、ファシリティードッグは欧米で00年ごろから試みが始まった。しかし、国内のファシリティードッグは、ベイリーを含めて2病院3頭にとどまる。普及が進まないのは、認知度の低さや資金面に課題があるためという。1頭あたりの初年度経費は年間約1200万円、継続運営費は年間800万~900万円かかる。きめ細かい研修や感染対策など管理費が必要だからだ。こうした経費は同NPOに寄せられた寄付金のほか、一部は病院側の負担で賄ってきた。
ベイリーのハンドラーをしてきた森田さんは「ベイリーが毎回処置に付き添ったり、亡くなる直前まで添い寝したりした子供の親御さんから、たくさんの感謝の声をもらっている。ベイリーの功績を次の世代に受け継いでいきたい」とファシリティードッグへの支援を呼びかけている。
https://mainichi.jp/articles/20181017/k00/00m/040/180000c

たしかにね、ワンコと一緒に暮らした日々を思っても、
この記事を読んでもね、
人は、わんこから愛をもらうばかりで申し訳ないな、とは思うけれど、
だからと云え、
役目や仕事を任されている犬を、私は「かわいそう」とか「虐待だ」とかは思ったことはないから、
山岳救助に携わる救助犬を真ん中においた「火竜の山」(樋口明雄)で、そういう発想があることに驚いたのだけど、
ワンコ on my mind 永遠に
いつもの本仲間が、この本を今勧めてくれたのは、やはりその日が近いからかもしれない。「火竜の山」(樋口明雄)本書は、山岳救助犬普及を目的とする講演のため岐阜県に来ていた山梨県警......

ワンコを念頭にとくと、やっぱり使役犬が「かわいそう」とは思えないんだな
「凍れる牙」(乃南アサ)で登場する犬の役目は論外だけど、
基本 わんこは、人のために働くのは嫌いじゃないと思うんだよ
というよりは、人と一緒に何かをすることを好きだし、
それで人が喜んでいたら、わんこもきっと嬉しいと思うんだけど、
それが、人間の自分勝手な思い込みではないだろうか?とも思っていたので、
ワンコお告げの使役犬(ボールを運ぶわんこ)の話をビクビクしながら読んだんだよ・・・・・

しかと胸に届いたお告げについては、次回につづくとして、

お告げ本「ボール犬ミッキー」を読む切っ掛けとなったニュースと同様、動物介在療法のアニマルセラピーとして活躍する元は保護犬の由莉ちゃんを、もう一度紹介しておくね
愛子様の深い愛
敬宮様の15歳のお誕生日に公表されたお写真の猫「セブン」をきっかけに、皇太子ご一家の家族のわんことニャンコが皆、迷い犬・猫や保護された犬や猫であることが話題となっているようだ。(参......


つづく