この夏も仕事でどこへも行けなかったので午後から家族で家から車で十五分の志楽の湯へ。 住宅街の真ん中にあるのに、山深い温泉場のようで、夕方までのんびりしてしまった。
その足で湯涼みがてら車で二十分、羽田空港へ。 自分も幼い頃よく家族で来た。その頃は空港ターミナルがもっと多摩川沿いにあり、屋上に展示してあるYS-11に搭乗したり、レプリカのコントロールタワーで管制官の真似をしたり、夏休みは納涼大会や盆踊りを展望デッキで開催していて金魚すくいをしたり綿菓子を食べたり、帰りに羽田東急ホテル横のピザハウスで夕飯食べたり。今みたいに警備も厳しくなく、のんびりできる空港だった。 展望デッキで夜風にあたりながらRUNWAY34Rightから離陸する飛行機を眺めていると女房殿が夕飯を食べていこうと言うので、少しリッチにドンサバテイーニでイタリアンを堪能、でも周りを見渡せば紳士淑女、こちらはお茶の間から出てきた普段着姿。でも温泉に入ったあと、羽田空港に来ると飛行機で温泉旅行にでも行って来たような気持ちになって、楽しい気分になる。これも羽田空港の近くに住んでいるからこそ。でも食事中も次回の旅の話(いつ行けるかわからない)をしている家族がそこにいた。