ベー・チェチョル

NHK「プレミア１０」でベー・チェチョルのドキュメンタリーがあった。

ベー・チェチョルは韓国人オペラ歌手である。

彼は世界的なテノール歌手であるが、2005年に甲状腺がんのため
声を失った。　
しかしながら日本で手術をし再起をかけてリハビリをしている。

この番組で印象的だったのは声帯手術の最中、お医者さんが
声を確認するため「歌ってみて・・」といったときうたった歌。
それは幼い頃協会で歌っていた讃美歌であった。

”心の歌”である。

彼の友人であり音楽プロデューサーの輪嶋さんがいう。

「彼（ベエー・チェチョル）は皮肉なことに、声楽家として一番の苦難に
立ち向かうことによってその”幹”がより一層大きくなった」

医学的には元の声に戻ることは絶望的だそうだ。

しかし彼の努力と歌にかける情熱は以前の”声”を超える
心の声としてよみがえるであろう。

私はベーさんを応援します。
そして彼がふたたびステージに立つ日を楽しみにしています。