どうしてこんなに楽しいんだろう!

新しいことをはじめるって楽しいですね!美味しいお酒を飲んで、好きな音楽を聴いて、ヨカバンジャー!!

人間を磨く

2018年07月05日 | 読書・歴史
久しぶりに書籍に没入した。

人間の負の部分に正面から向き合い、
自分の嫌いな自分を受け入れる。

心理学の実践書とでも言おうか。
真綿が水を吸収するがごとく、
一言一言が、心身に染み入った。

自己の不安や欲とどう向き合うか、
自分の苦手な人とどう関わるか、

本質的な見地から解きほぐしてくれる。

以下、特に印象に残った言葉を記す。


人は、非があり、欠点があり、未熟であるから、
周りの人の心が離れていくのではない。
人は、自分の非を認めず、欠点を認めず、
自分には非がない、欠点が無いと思い込むとき、
周りの人の心は離れていく。

だが、自分の非を認めるということは、簡単ではない。

人間、自分に本当の自信が無いと、謙虚になれない。

本当の自信とは、人との競争に勝つことによって
得ることはできない。
人生における人間の価値とは、
競争での勝敗とは全く別次元のものだからだ。

人間、自分に本当の強さが無いと、感謝ができない。

本来、欠点は存在しない、個性だけが存在する。

嫌いな人は、実は、自分に似ている・・・

不幸な出会いと思えるものにも、
必ず、深い意味がある。


・・・・・・・・・・

田坂氏の著書は、いつも心を震わすが・・
この「人間を磨く」は今までで一番、
心に刺さった。

生きる勇気と感動を覚える一冊だ。



人間を磨く 人間関係が好転する「こころの技法」 (光文社新書)
クリエーター情報なし
光文社







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