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硫黄岳山荘はとっても快適な山小屋で、水も近くの沢からポンプでくみ上げているのでふんだんに使えます(もちろん節水には心がけますが)。トイレはログハウス風の、木の香りのする新しいきれいなところで、水洗はもちろん何とウォシュレットの温風乾燥付きでした。会社のトイレよりずっと快適です。夜は8時消灯で、さすがに疲れていたので即眠りに落ちてしまいました。
朝起きると一面もやで何も見えず、朝の景色は楽しめずちょっと残念でした。でも夕食も朝食もおいしく、快適な宿泊でした。最近の山小屋はどこも営業努力に励んでいますねー。
朝の硫黄岳山荘
6時半ごろ宿を出発しましたが、まだもやは晴れる様子はありませんでした。
硫黄岳山荘前の鐘と祠
しかし時計の気圧計では気圧は上昇方向でしたし、天気予報でも晴れに向かうとのことだったので、そのうち晴れてくるだろうと期待しつつ歩き始めました。
途中の尾根道では様々な高山植物が盛りでした。
チョウノスケソウ(白)とオヤマノエンドウ(紫)
オヤマノエンドウ
イワウメ
イワヒゲ
イワヒゲ
キバナシャクナゲ
キバナシャクナゲ
花々を楽しんでいるうちに横岳山頂に着きましたが、まだもやの中でした。
横岳山頂
何も見えないのでさっさと赤岳に向けて進むと、ようやく明るくなってきました。
横岳先の尾根から
横岳先の尾根から
しばら行くと、もやの晴れた赤岳山頂も見えてきました。
赤岳
こちらの方にはまた違った高山植物もあります。
イワベンケイ
ようやく赤岳山頂に着きました。上空は雲がかかっているものの、周囲の山々と外界は望めて気持ち良かったです。
赤岳山頂
赤岳山頂
眺めを十分楽しんで赤岳を後にし、最後の山の阿弥陀岳を目指しました。
阿弥陀岳
阿弥陀岳山頂
阿弥陀岳に行ったらまたもやが出てきてしまいましたが、もう十分眺めは楽しんだので長居はせず一路美濃戸口の駐車場を目指しました。しかしここからの下りがまた延々と長く、結局車まで3時間以上かかってしまいました。
ギンリョウソウ
下の方に下りてくると、こんな変わった植物も見られます。腐植土から栄養分を吸収する腐生植物で、光合成の必要がないため透明で白っぽく、ちょっと気味悪いですね。別名ユウレイタケというのもうなずけます。特に珍しいものではないようですが。
駐車場に戻った頃にはA君は疲労でもうぼろぼろでした。私は前の晩よく眠れたのでそれほどではありませんでしたが。
駐車場前の八ヶ岳山荘で食べた、遅い昼飯のそば定食900円(山菜そば+ミニかき揚げ丼)は胃にしみました。ビールが飲めたら最高ですが、こればかりは我慢せざるを得ませんね。
帰りは小渕沢の道の駅の温泉に浸かって帰る予定だったのですが、A君の疲労がひどく、万一風呂で倒れたりしたら大変とあきらめて、道の駅では風呂は入らず土産(そば饅頭、ブルーベリー、ルッコラ)を買って、中央高速に乗りました。
交通情報を聞いたら、小仏トンネルから大月まで28Km渋滞で、抜けるのに2時間半かかります、とのことだったので、いずれにしろ風呂は無理だったかも知れませんが。結局家に帰ったのは9時半くらいでしたが、心地よい疲労眺めの余韻の中、風呂上りの金麦は最高でした。
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