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御柱が眠る棚木場と諏訪大社下社秋宮

2009年12月23日 | 日記
皇誕生日の今日、御柱の眠る棚木場と秋宮の散策に出かける。

年に一度十二支の寅と申の年に行なわれる、諏訪大社最大の祭り御柱。
正式名は「諏訪大社式年造営御柱大祭」と言う。
千二百年前、平安時代からの伝統的な天下の祭典で、2ヶ月に渡る雄大な規模の豪壮な行事。
諏訪大社は、昭和21年までは「官幣大社諏訪神社」と称されていて、現在は、「信濃の国一之宮諏訪大社」と言う。
二千年前に建造されたと推定され、最古の神社に数えられている。
北海道から九州まで全国に分社が一万有余有り、その総本社となっている。
諏訪大社には上社と下社があり、上社は本宮と前宮に、下社は秋宮と春宮に分かれている。

この合計4つの社殿の4角に御柱を建て替えるために行なわれるのが御柱祭。



年5月3日に、八島湿原下・東俣国有林で行われた「下社御柱伐採」
伐採後柱の枝を払い、皮むきをして綺麗にお化粧して伐採は無事終了。
この皮むき、下社は伐採後直ぐに行うが、上社は地区によって異なる。
曳行後行う地区と皮むきを行わない地区がある。
上社は男神で化粧をしないのでそのままで下社は女神だからお化粧をして出かけるのかな?

社・山出しの曳き出し点となる棚木場に、巨木8本が勢揃いし壮観な姿を見せている。
伐採場所からは、200mの高低差や狭い道路、鋭利なカーブを克服して林道まで下ろして運び、棚木場で来春を待つ。
どの御柱を曳くかは、下社では持ち回り、上社は抽選で決まる。



木場に並べられた御柱。

社最大の御柱、秋宮一。ふと~い弓なりに反っている。
この秋宮一の御柱だけは下社のお膝元、下諏訪町が毎回担当。
秋宮一は目通り周囲3.3mの御用材、長さは約20メートル




宮一は岡谷市の担当。これもふと~い曲がりがなくて綺麗な御柱だ
春宮一は目通り周囲3.03mの御用材、長さは約20メートル




見るなら七年一度、諏訪の木落し坂落し」と言われてきた下社山出し最大の見せ場。
最大斜度45度、長さ100mにおよぶ急坂。
頂上に曳き綱が現れ、続いて御柱が顔を出すと観客席の大観衆から一斉にどよめきの歓声があがり、興奮は頂点に達する。
いよいよ曳き綱が八の字にピンと張られ木遣りが最高潮になる。
御柱は若者を乗せ急坂を滑り落ちる。
大観衆の絶叫と驚声、無事乗り切った若者への称賛。
3日間にわたり壮絶なドラマが展開される。
2,010年の木落しは9日に春四・春三・秋二が落され10日に春一・秋四、11日に春二・秋三・秋一の木落としが行われる。



木場の御柱を見た後、諏訪大社下社秋宮に寄ってみる。
注連縄も新しくなり初詣の善男善女を迎える様相。

柱祭を行う諏訪大社について簡単に説明すると、農耕・武勇の神として知られ

「建御名方神(男神) たけみなかたのかみ」を祭った(上社本宮・上社前宮)

「八坂刀売神(女神) やさかとめのかみ」を祭った(下社秋宮・下社春宮)
の四つの神社が有る。

の為御柱は各神社4本ずつで合計16本の柱が祭りに使用される。
そのうちの8本が諏訪大社上社の御柱、8本が諏訪大社下社の御柱となる。



12月23日今日は 天長祭(てんちょうさい)の行事。
天長祭(てんちょうさい)とは上陛下のお誕生日。
聖寿の萬歳と皇室の隆盛、世界平和を祈る祭典だそう。