オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

新説、励磁の音はハイレベル

2020年08月21日 11時55分00秒 | オーディオ
 


以前からよく質問されましたが
その問いになかなか明確な答えが出せませんでした

励磁は「透磁率の良い素材」を使えるから特性が良く音が良いの?、
とか

励磁は物理的にコイルが速く動いて「制動が掛かり正確に動く」つまり「運動性能が良い」から音が良いの?、
 
とか

励磁はその磁気回路の性能や特性が良いと「何故音が良い」の?、
とか聞かれる事がありますが


電気信号で振動板を動かし、空気を揺らして音に変えるスピーカーの心臓部磁気回路の音の違いですが
 
 


そもそも私の持論は、
「オーディオは特性より感性です!」
 

特性もまぁ多少は重要だと思うけど、
 
 

特性を追求し、それを追った方が奏でるオーディオサウンドで


良い音だなぁ〜
 
と思っい感動した事は殆どないんです
感心した事は有ります、
 
 
へ〜良いんじゃない・・・、

程度は有りますが、
 
 
 
 
 
性能の劣った製品でも、無駄の多い機器でも、長年その愛機を使いこなし

惚れ込んだ機器を使い熟し、感性を頼りにオーディオをやっている人の方が
 

素晴らしく、感動的なサウンドを奏でている事が多いです


いや〜素晴らしい演奏ですね〜
リアルですね〜そこで歌ってる気がします

などなどのコメントがでます
 


これも私の勝手な持論で
「音の良さは、効率や特性と比例しない」
ですね


むしろちょっと極端ですが、反比例な気もします

効率の悪いものの方が、音が良い事って沢山ありますよね
 


何のストレスも無いものより、ある程度負荷をかけた方が
音が良い事ってことありますよね、


だからといって全てに於いて「非効率がいい」なんてことは言いません、
効率も必要だと思いますが


効率や特性の良さが音の良さには直結しないと思っています
 
 
 


では本題の何故励磁スピーカーの音が良いのか

制動がかかり運動特性が良いから

透磁率の良い素材を使うから

古の方式で、使い方が議論されつされてきたから

etc、様々な理論が講じられてきましたが
 
 
 
新説が発表されましたので、まずその説をご紹介させて下さい
 




「魅惑の励磁の世界へようこそ」第一回オフ会を、
 
埼玉のジャズバーTでコロナ対策万全で開催し

そのメインイベントでM教授のご講演を頂き、
励磁の音の良さの新説を、M教授が詳しくご説明されました

その中から抜粋してご報告させて頂きます

注1、M教授は「情熱のオーディオ・Western Electric 病棟」等のホームページで有名な方です
注2、ジャズバーTは励磁スピーカー使用の、音の良いジャズバーです




 
結論から言うと励磁は、選んで使う人も含めて
 
 
「ハイレベルなサウンド」だから
 
 
だそうです
 


スピーカー方式としては遥か50年以上前に終焉を迎え

今や励磁を使う人はおろか、知る人も乏しくなってしまった古の駆動方式

その古の、手間もコストも莫大にかかる「励磁」方式を復活させて音楽を聴く人は


「ハイレベルな人々」なんだそうです、


M教授によれば、「理論や数式で音の良さ」を理解するのは

「ローレベル」のオーディオなんだそうです



ハイレベル、その最たるものは「女の直感」だそうである
 


 
例えば、夫の浮気発覚に関して
 
「理由」無し、
「証拠」無し、
「理論」無し、

でも、ズバリとよく当たる!

注、実感のこもったご説明でした



これが高度な脳(ハイレベル)だと言う事だそうである
 
 

励磁を使われる方々は、ほとんどがこの「ハイレベルな感性」を持っている方々との事です

なるほどそういえば以前そんな論文を読んだことがあります
 


結論、励磁とマグネットの音の違いは

励磁は性能も多少良いが、
 
性能よりも大きく違うのは「音質」の違い
 

その音質の違いは「感性に響くハイレベルな音を奏でる」

との事です
 


あくまでもM教授の理論です
 
 
私の持論を後押しして頂いたようで嬉しかったですが
 
 
注、いちいち、「理論を何も知らなくても」とか
「詳しい知識が何もなくても」とか、「数式で計算しなくても」などと私の事言わなくてもいいじゃないですか〜
私も多少の理論や知識はあるんですよ、奥ゆかしいからそれを見せないだけで(笑)
 
まあ、楽しい漫談講演でした
 


その講演では励磁のメリット、デメリットも、お話頂きました

最大のデメリットは「電源」が必要な事


励磁スピーカーの力強さも、精度の高い透明力も
 
それを生かすも殺すも「電源次第」
 

適正な電圧と電流の働きで、制動力がきまり、「音色」が決まってしまうとのこと

タンガー・セレン・ダイオード等々個々の整流器の違いも
 


励磁電源に重要なのは「電力か、電圧か」これも熱のこもった面白いお話でした

原理と効果を実感しながら、最高の励磁電源をの理論を理解させて頂きました



また、一般的な家庭の交流は外部のノイズが多くそれを拾ってそれも一緒に増幅してしまうことも励磁のデメリットとの事
 

ノイズカットトランス等の活用が有効なのも理解致しました



密接したヴォイスコイルと、励磁コイル、アンプの出力による逆起電力と励磁電力の力関係、アンプの出力インピーダンスと制動力の力関係等々、専門的なご説明は分かったような分からないような(笑)



そのほかメリットとしては、整流素子の違いによる制動力や音色の違いを使って最適な音色を楽しめる、
電圧を可変して、磁力調整を行い最適な磁束特性で最適な音色を楽しめる等の説明も
 

そうですね大きな楽しみの一つですよね、電圧調整により励磁制動力調整
 
 

磁力を自由に変え最適な音色を楽しむことができるのも大きなメリットですよね


約一時間半のM教授の励磁講演ありがとうございました


このイベントはフェイスブックの「魅惑の励磁の世界にようこそ」のオフ会でした
 

DEERスピーカーさんもデモスピーカー持参で参加頂き
その素晴らしい音色を披露して頂きました、

ありがとうございました、
 
この場を借りてご協力頂いた皆様に御礼申し上げます
 
 
 
感謝!