今回の旅で特に面白いと思ったところ。
心臓アーカイブという、暗い部屋の中で心臓の鼓動に連動して電球が明滅するインスタレーション。
「一人一人の人間存在に固有性はありがらも、死とともに消滅してしまう」という生と死の対照性をあらわしているのだという。
その部屋に入ってみると、暗い部屋には僕一人。
真っ暗な体内に、自分が体成分のひとつとなって存在する
体を震わせる程の大音量(サブウーハーのおかげで振動もあるのだと思う)
心臓が収縮する時に発生する血液の波に乗って、体を駆け巡る様な…
ちょっと怖くもあり、非常に興味深い作品だった。
そこでまた面白かったのが、自分の心音をそこに遺すことができるということ。だからアーカイブなのね。
自分の心臓がこの世での役目を終えたとしても、この世界に生きていたという証が確かなかたちで残り、
誰かがアクセスしてくれたとき、そこに僕というリアルな音を感じてくれるのか。
それが僕を知ってくれている人だったり、末裔だったり…?
そう思うととても素敵に思えたので、僕も鼓動を遺すことにした。
誰か、いつの日か、僕の心臓、アルコールを血液に乗せ、早くなった脈を刻む僕の音を聞いてください。笑
お持ち帰りの我が心音。
これもアート?の一部よ一部w
因みに僕が行った前日にここを訪れ心音を残して言った人物のリストに”伊勢谷友介”が!おしい。