気まぐれ猫と音楽だらけの暮らし

マイフェバレット満載!好きなことしかしない気まま気まぐれでもちょっとセンチメンタルな、お話ばかりですが、聞いて!

蛙の子はカエル?目利き人の作り方。

2009-07-16 22:51:44 | コスメ・ファッション

DNAというか習慣といえばいいのか「目利き」があるということは、幼い頃からの積み重ねが大事なんですね。自分も幼い時分から呉服屋の反物は沢山さわらせて貰っていました。色や柄や手触りや、似合う・似合わないも含めて、何が良くて何が悪くてという、表現できない微妙なあの世界。

我が家の姫ととあるショッピングセンターに買い物に行った際に、入り口に浴衣がディスプレイしてあって、あらココも浴衣を置いているんだねといいつつ、ちょっと見てみましょうと、二人でウィンドーショッピング開始。で、くだんの浴衣コーナーに着いて姫が一言。「やっぱりねえ、あっちを見ちゃうとこういうのって今一よねえ」と言うのです。「あっちって?」「○○よ!」となじみの呉服屋の名前を出すのです。同じ値段でも物が違う。ちょっと金額が高くても妥協しないで良い物を長くという感覚はしっかり受け継がれていたようです。「あ・・あそうなの?」とのんびり答えると「そうだよ~、品が違う」ときたもんだ。

それを友人に話したら「お宅は将来大変よ~」と言うのです。「?」なのですが、「だって~お米は魚沼産のコシヒカリでしょう?いつも美味しい物をネットでお取り寄せしてるし~、将来子供達が大変ねえ」という。そうなのかな?毎日ステーキ食べているわけじゃあるまいし、立ち食いそば屋も好きですよ。(あれはこだわりがあるんですがね)

着ている服にしても家具にしても、皆さんと同じなわけです。先祖代々受け継がれているお宝なんてありませんよ^^;多少実母の残したジュエリーや着物、毛皮が残った程度です。まその質が良いと言えばその通りなんですがね。

素直な子供の目だからこそ、本物が見えるのかも知れません。だから手作り大好きなのです。ちょっと失敗したケーキも心がこもっていて美味しいという、絵に描いたような、優等生の言葉を発する姫とお兄ちゃんですが、しっかりブーイングも入るし。普通ですよ。って答えたら、「まずそこよ!私はケーキ作れないし、着物も縫えないしね~」って。やっても見ないでそりゃないでしょ。って感じですが。

姫と一緒にネットショッピングをしていると、はっきり好みはあるようです。シンプルなのが好き!とか。お兄ちゃんは「粋」なのが好み。ちょっとウィット感がある小洒落た感じが好きらしい。後はきっちりしているもの。制服フェチだし^^;

自分の好みは何だろうと考えれば、コンセプトは「他人と違う物」ですね。最近流行のデコファッションは良く分かります。他人と同じじゃ駄目なんです。少しでもどこかオリジナルな点が欲しい。それと同時に「物語」がなきゃ駄目。テキトーに「ま、この辺でいいや」的に選んだりはしません。妥協は絶対にしない。だから無理して間に合わせに買ったりはしません。

でも、処分するのも早いです^^;執着心もないからかな。リメイクするか人に譲るか、バザーに出すとか、売るとか、捨てるとか。三年間着なかった服を全部捨てたときにはせいせいしました。クローゼットの引き出しが空っぽになったのは本気で自分の「澱」も捨てたようですっきりしました。

そうやって本当に自分に必要な物だけが残る。それは子供が描いてくれた絵だったり、写真だったりする。

着物はそうやって良い物は残ります。三代着られるというのは本当でした。さて、今夜も明日のコーディネイトを考えながら、ベッドに入りますか・・・。