元々実母の残した着物の数もさることながら、新たに購入したり自作したりして段々増えていくし、姫もお兄ちゃんも着物オタクになったのでかなり枚数がふえてしまい、収納に困っていました。まあ考えてみれば滅多に着ない物は隣の部屋の桐ダンスにしまい、普通に着る着物はクローゼットにしまうという単純な方法で解決しました。引き出しの一つには反物しか入れていなかったので、それを布地いれのほうに移し、開いた一つの引き出しを子供着物用にしただけなんですがね。時期的にすぐ使う浴衣などはそのままですけど、冬用とかの袷は今のところ着ないので畳紙に包んで、除湿シートとウコン風呂敷でカバーします。でもこの桐のタンスがくせ者で、一番下の引き出しがスムーズに動く時とびくともしない時があるのです。多分に湿気のせいなのですが、全く困りものです。二三日置いてから改めて引き出して締め直すと「すっ」と入ることもあるのです。それだけ通気性が悪いのですが、桐自身が呼吸するので、仕方ないですね。下を締めると上が出てくるほど機密性が高いので、保管するには良いのですが、コツがいるタンスです。といっても作り付けの押し入れ収納なのですがね。自宅を建てたのが親類の一級建築士なので、実母の部屋は全部桧葉を使っています。和室は檜の5寸柱。余った檜や桧葉の切れ端は虫除けに使ったりするためにタンスに入れたり、靴箱に入れたり、たまにはお風呂に入れたりして楽しんでいます。ちょっと削ると良い香りがしてまったり出来ます。
自分結構模様替えが好きなんですよ。インテリアを変えるのは面白いです。思い立ったら吉日。夜中でも始めます。自室も机の向きを変えて見たらまるで学生の部屋のようになってしまいましたが、広くなって反物も広げやすくなりました。ユニットバスが収納スペースと化しているので、それもまた一興です。バスタブに色々入りますからね。その代わりトイレは綺麗に使わないといけないのでお掃除も念入りにして、お香も焚いたりして匂いには敏感です。
友人にはいつもお香の香りがしていいねと言われますが、仏壇があるので、お線香の匂いもあるのでしょう。最近は「家光公の家光香」を使っています。伽羅です。普段は「極」という清楚な香り。毎年お盆に鳩居堂のお線香セットを頂くのですが、これは百合の香りでこれまた優雅です。
着物の収納に匂い袋や防虫香もいいですが、お香を焚きしめて楽しむのも一つですね。ナフタリンやパラジクロロベンゼンは全然雅じゃないし。むしろ迷惑な匂いですね。絹は虫が付かないのですが、木綿や化繊、モスリン辺りが危ない。だから防虫よりも湿気対策の方を重点的にした方が良いとのこと。なるほど・・。と思い。時々風を入れるため引き出しを開け放しておきます。今夏の時期は虫が卵を産んだりするので出来ないので、エアコンとサーキュレーターが活躍します。
寝室のエアコンが壊れたので、隣の事務所のエアコンでしのいでいますが、直接冷えないので良いかなと思います。真夏で極暑だったら速攻で買いにいくでしょうが・・・。着物の収納場所が風通りが悪いのでココだけは設計ミスだと思います。裏に穴でも開けて欲しい感じ^^;廊下に穴があると変かな。やっぱり?