気まぐれ猫と音楽だらけの暮らし

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八丈島への夏休み旅行

2009-07-29 20:16:09 | アート・文化

八丈島は東京都で、伊豆諸島のかなり端っこです。その先に青ヶ島がありここにも人が住んでいます。八丈島で有名なのは明日葉と黄八丈ですね。着物好きとしてはぜひ織り元を訪ねたいと思う人も多いでしょう。土産物屋や黄八丈会館など、織り元の工場では見学も出来るし、商品を購入することも出来ます。実母は懇意になった皇室献上品を織った方に頼んでオリジナルで織って貰いました。その反物だけで三本以上。デパートに出せば一本500万とかすごい数字になっちゃう品物です。織った方はもうお亡くなりになったので、最後の一本は羽織着尺しかないのですが、伝統的な黄八丈の色と柄でとても鮮やかです。

毎年夏休みには二・三日八丈島へと遊びに行きます。実母の知り合いがいて、浜遊びというマリンレジャーのお祭りを計画し今年で13回目にもなるのです。ずっと参加しているので名誉会員なんて呼ばれてます。島内の観光はある程度終わったし、美味しい物も頂いたので、今回は黄八丈の織りを体験しようと予約を入れました。コースターやテーブルセンターなどが小一時間で制作できるそうです。楽しみです。本当は帯締めなどを作りたいのですが、お土産品で我慢です。それに一本、まだ未使用の物もあるので、我慢です。

八丈島へは飛行機だと45分で着いてしまいます。船だと11時間かかります。本当に島流しにあった気分になります。上陸して八丈太鼓で迎えられたときには心底嬉しかったです。台風で一便だけ飛行機が欠航し、急きょ船で行くことにしたのです。何故其処まで八丈島行きにこだわるのか?それは家族として最後の旅行先だからです。その旅行のあと、実母は入院しそのまま亡くなったのです。納棺のときに好きだった黄八丈を着せてあげた話は以前にも書きましたが、230万は本気で・・・・もったいないと思います。けど。良いんです。って何回も描くなよ!って感じですが^^;

浜では(砂浜はないので漁港なんですけど)、マリンレジャーが安く体験出来ます。お兄ちゃんの楽しみはスキューバダイビング。姫はプレジャーボート。母は帆船にのって沖までクルージングに向かうのが楽しみです。トビウオが追いかけて飛んだり、亀が息接ぎに顔をだしたり、時にはイルカが見えたりします。ダイビングスポットとして有名なポイントもあるそうで、お兄ちゃんはライセンスを取りたいというので、バイトでもしてお金を貯めなさいといってあります。母は持っているので^^;(竹富島で取りました)

祭りの最後に抽選会があり、自転車とかエアコンとかゲーム機とか当たります。ジュースや食べ物も嬉しいのですが、昨年は液晶テレビ地デジチューナー内蔵が当たりました。軽いので持って返ります。一緒に行く仲間達も常連ですから気心知れて良い感じです。冷蔵庫と絨毯を本土に送ったときにはびっくりしました。「欲たかりばば」と陰口言ったら「聞こえてるよ」と怒ってました。

お土産も何時も同じ物を購入します。ネットでも買えるのですがどうしてもやっぱりおみやげ屋さんには行きたいんですよね。空港でも最後に何かないかしらと土産やさんをうろつきます。

もちろん八丈島への旅行も着物で行きます。子供達は夜だけ浴衣を着たいと言うので持っていきます。ホテルに洗濯乾燥機は完備されているので、楽です。大海原を見ながらの露天風呂はいいですよ~。最高!

着物の話に戻ると、黄八丈は糸を染めるのがとにかく大変だとか。大島紬や各地の紬が高いのは手間暇かかっているからなんですよね。大島紬のあのキューとなる絹の音も好きですが、黄八丈のなんとも言えない織りの細かさ深さが好きです。工房でどんな物が出来上がるか今から楽しみです。出来上がりを皆さんにお見せするひは何時になるかしら?

お天気だけが心配です。台風が発生しない限り飛行機は大丈夫でしょう。毎日出発の日まで全国天気をチェックです^^;