今日はこんなお問い合わせと感想を頂きました。
『あっこんにちは 先日アングルアジャストキットを買った〇〇と申します』
『社長様いらっしゃいますか?』
『僕ですが・・・』
『こここここここ こんにちは』 突然緊張されたみたい 笑
『ああああああ あの~』 とお話され出しました。
要点はこんな感じ↓
単筒式ダンパーを入れて1年になるハイエースに乗ってる
なんとなくアングルアジャストキットを入れたら
しなやかと言うより、1年使ったダンパーの性能が復活した感じがする
『そんな事ってありますでしょうか?』 と言うお問い合わせだ
『あると思います!』
チョッピリ説明しよう
壊れた某ダンパーのカットモデルで説明する
左のフリーピストンの左側はガス室 右側にはオイル室
ピストンロッドの末端がピストンバルブ
車高やストロークにより ピストンバルブの動く位置は異なる
O/Hせずに使い続けるとシリンダーであるシェルケースも磨耗する
(光ってる所が磨耗部分)
もっとアップで見ると・・・ ケースに傷も入る
ここまでの状態になると 磨耗部分をピストンが通過する際 減衰力は十分発生しない
フリーピストン部分も磨耗している
そしてアングルアジャストキットを装着すると・・・
角度補正はしますが
斜めになっているダンパーを起こしてスムーズに動作させる部品なので
起こした分 ストロークが若干減少します。 ※今回のお話はココがポイント
磨耗した部分にあったピストンが・・・
極端な例でたとえると ここまで移動し
磨耗していて減衰を発生しにくくなっている部分から
新規位置にピストンバルブが移動した事で減衰力が復活!!
みたいな事になるのです。
なんでしたら タイトル付けときましょか~
アングルアジャストチューン 笑
劣化したダンパーも劇的に性能回復
こーれーはー 正にecoなチューンです!
なんて・・・偽善者ぶった事は よー言いません! ジョーダンです。
余談はさておき
本日お問い合わせ頂いた方って
もの凄く繊細な感覚の持ち主だと思いました。 素晴らしいです!
でもね~
上記の様な方法で ダンパーの延命を されるなら捨てても構わないダンパー限定で行って下さい。
やっぱり定期的なO/Hは必要ですし ※単筒式に限る
画像の様な磨耗状態になると どうしようも無くなります。
PS:カゲヤン エクスダンパーO/H上がって来ましたよ~