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アングルアジャストキット

2015年11月17日 | SUSPENCION & BRAKE

今日はこんなお問い合わせと感想を頂きました。


『あっこんにちは 先日アングルアジャストキットを買った〇〇と申します』

『社長様いらっしゃいますか?』


『僕ですが・・・』

『こここここここ こんにちは』  突然緊張されたみたい 笑

『ああああああ あの~』 とお話され出しました。




要点はこんな感じ↓
単筒式ダンパーを入れて1年になるハイエースに乗ってる
なんとなくアングルアジャストキットを入れたら
しなやかと言うより、1年使ったダンパーの性能が復活した感じがする


『そんな事ってありますでしょうか?』 と言うお問い合わせだ


『あると思います!』




チョッピリ説明しよう




壊れた某ダンパーのカットモデルで説明する

左のフリーピストンの左側はガス室  右側にはオイル室

ピストンロッドの末端がピストンバルブ





車高やストロークにより ピストンバルブの動く位置は異なる






O/Hせずに使い続けるとシリンダーであるシェルケースも磨耗する
(光ってる所が磨耗部分)






もっとアップで見ると・・・    ケースに傷も入る


ここまでの状態になると 磨耗部分をピストンが通過する際 減衰力は十分発生しない





フリーピストン部分も磨耗している





そしてアングルアジャストキットを装着すると・・・

角度補正はしますが

斜めになっているダンパーを起こしてスムーズに動作させる部品なので

起こした分 ストロークが若干減少します。  ※今回のお話はココがポイント




磨耗した部分にあったピストンが・・・





極端な例でたとえると ここまで移動し

磨耗していて減衰を発生しにくくなっている部分から

新規位置にピストンバルブが移動した事で減衰力が復活!!

みたいな事になるのです。




なんでしたら タイトル付けときましょか~

アングルアジャストチューン 笑

劣化したダンパーも劇的に性能回復

こーれーはー 正にecoなチューンです!



なんて・・・偽善者ぶった事は よー言いません! ジョーダンです。


余談はさておき





本日お問い合わせ頂いた方って

もの凄く繊細な感覚の持ち主だと思いました。 素晴らしいです!



でもね~

上記の様な方法で ダンパーの延命を されるなら捨てても構わないダンパー限定で行って下さい。



やっぱり定期的なO/Hは必要ですし ※単筒式に限る

画像の様な磨耗状態になると どうしようも無くなります。





PS:カゲヤン エクスダンパーO/H上がって来ましたよ~



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