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イントロの最初の部分、出航準備前の朝まだ暗い海が目に浮かぶ。
平日の仕事中みたいな感じもする。
ウインドのために、会社でちょっと自分を押し殺してるような感じがするイントロじゃない?
ギターの音で夜が開け、あたりが明るく展開していく。
さ、出艇準備だぜ。マストをセイルスリーブに通しダウンを引くんだ。なーんて感じ?
なんて清々しい曲なんだと20歳のオイラは感心した。
その当時と変わらない同じ気持ちを今も持ってる。
オイラはすさんでいない。悪くはなってない。
よしよし。オーケイ!
仲のいい友達の話だ。
そいつが21歳のときの話らしい。
江ノ島に遊びに行ったら偶然光進丸が港に帰ってきた。
で、小さいボートで5人くらいのクルーが降りてきた。
よく見ると、白いハンチング帽に紺のポロシャツ、下は確か白いパンツの
加山さんが乗っている。(スニーカーはトップサイダーでしょ!きっと!)
友達と、大きな声で、「加山さーん!!」って声かけたら、帽子をふって、挨拶してくれた!
とても感動したらしい。すごく爽やかで海の男だったらしい。
その友達、今ではウエーブボードを自分の光進丸にして水平線に向かって走ってるようだ。
海が似合う立派な人間になった。
海で走ってるときは誰しも自信に満ち溢れていい顔だ。
ウインド乗りの誇りだ。ウインドは、『海』で乗る。
それから海にいるときが本来の自分のような気がする。
オイラはよくサーフィンしてるでしょ?って言われるけど、
それって黒くて短パンはいてるだけだからかな。
(もちろんウインドサーファーでしょ、とは絶対に言われない)
ところが、海が似合うね!とはなかなか言ってもらえない言葉だ。
まず『ぼかぁ』とか『幸せだなぁ』っていつも言ってればいいのかな?
太い腕が海吹く風を知り、深く刻まれたシワが海の怖さを知っている。
そうなりたいね。
30の若造に海の男は似合わない。
海の男は40過ぎてからかな(^o^)丿
波も譲るし、でかいのにも乗る。出艇のときはニコニコ。ビーチに上がってもニコニコ。
『ぼかぁ、巻かれて死ぬかと思ったよ。でも、幸せだなぁ。』そういうときもニコニコ。
そういう人は、その板に乗ってる船長みたいだね。
海では清々しい男が一番なのだ。