AIRWORK日記

愛知県渥美半島の パラグライダー&ハンググライダースクール 「エアワーク」の日記です。

やっぱりそういう話でした

2013年05月08日 | 仕事
 父母が入院している病院に向けて朝に出発。今回は蒲郡を抜けるまでの渋滞でウチから1時間半以上かかり、病院に到着するのに2時間弱を要しましたが、平日だとおおむねこんなもんでしょうか。
 今朝になって病院のソーシャルワーカーさんから電話があり、(もうね、病院からの電話は本当にドキッとするのでカンベンして)父の今後についても話がしたいとのことなので、父と母の病室に行った後でソーシャルワーカーさんと面談。その結果、父は来週に別の病院にまた転院の運びとなりました。本人も帰りたがっているし私もできれば家に戻してあげたいけど、この身体と精神の状態だと無理があるのでしかたありません。この頃は父の担当医師が私との会話の中に『万一の場合の蘇生処置はしない』とか『看取り』という言葉を口にするようになっているので、こちらとしても時期は不明にしても覚悟はしておくしかありません。んー、でも、私にとってやっぱ父の一番辛い点は、身体のことよりも認知症のほうだなー。とにかく何を伝えても記憶してもらえないので困ります。

 母の担当医さんと会うのは夕方の予定なので、それまで父母の衣類の洗濯を院内のランドリーでやったり、実家に行って母が持ってきてほという物を取に行ったりしているうちに時間は流れ、いざ担当医のかたから母とともに話を伺うと…やっぱり腸閉塞になっているので再手術(三度目になるから再々手術?)をすすめられてしまいました。あー、やっぱりそういう話でしたか。
 先ほど母とは、ひょっとしてまた手術かもという話はしていたのですが、実際に言われてショックを受けた母はしばらく沈黙。しかし、やがて意を決して手術を了承。母はますます痩せて現在の体重28kgという小学校低学年みたいなありさま。このまま食事を取れずにいたら衰弱していくだけなので、やはり手術をするしかないと私も思います。高齢の上に病気で弱った身体に対し、短期間に何回も手術して大丈夫かという心配はもちろんありますが。
 ということで、来週の火曜日に父は転院、母は水曜日に手術ということになりました。ということは…父の転院は午前中の9時という早い時間だし、母は手術を受けると当日は意識がないかもしれないので、来週の私は月曜から木曜ぐらいまでは病院にいなければならないな。ホントにもう昨年からこんなことばかりですが、速くこの状況を脱して以前のように毎日普通に暮らしたい…というのは当分無理ですかね。

 母のことを伝えるべきか悩みながら、帰る前にもう一度父の病室に行きましたが、記憶ができない人に短時間だけ心配をさせることになんら意味がないと思い、結局は何も言わずにおくことにしました。
 帰ろうとする私に父は突然「納屋橋まんじゅうが食べたい」などと、またしても子どものようなことを言い出します。
 えーと、お父さん、あのですね、こんな時間に納屋橋まんじゅうなどと銘柄指定までされてもですね、近くに売ってるところもないだろうし、いまから入手するのは無理ってもんです。
 すると、困って苦笑している私に、他の入院患者さんの面会に来ていた年配のご婦人が「売ってるとこあるわよー」と発言。えっ? あるの? どこに? 刈谷のハイウェイオアシスの売店ですか?
 うーん、そうか、売ってるのか。今からだと帰宅ラッシュで道路が混んでるかもしれないけど、ハイウェイオアシスまでなら往復1時間ぐらいで行ってこれるか。しかし、できれば売っててほしくなかったぞ刈谷ハイウェイオアシス。
 というわけで、夜は観覧車のイルミネーションがきれいなハイウェイオアシスへ行くことに。


 
多様で複雑なパターン変化をする電飾なので、しばらく見とれてしまいました。ちょっと癒された私?
 

 
おー、この噴水もきれいだし。
 


 ホントに売ってるのか? ひょっとしてご婦人の勘違いじゃないのか? と、半信半疑でハイウェイオアシスの土産物の売店に行ってみると、おお、売ってるじゃありませんか、女性の食べ物に関する情報は間違いがないんですね、失礼しました…てか、名古屋だけではなく伊勢の名物・赤福餅まで売ってるじゃありませんかココ。うむむ、おそるべしハイウェイオアシス。どういうコンセプトなんだ。

 残念ながら遅い時間だったので赤福餅は完売・売り切れでしたが、納屋橋まんじゅうは無事に購入。納屋橋まんじゅうなんて買うのいったい何十年ぶりでしょうか、とてもなつかしいお菓子です。
 ついでに子ども達にもお土産のお菓子を買って病院へ戻り、田原まで帰って来れたのは午後10時過ぎになってしまいました。はー、いろいろと疲れるけど、来週もまた行かなきゃ。