我が家は、大阪府の中部、中河内の東端、信貴生駒山系の南端部にあります。奈良県との府県境に位置していて、いわゆる「里山」といった低山の斜面に造られた新興住宅地です(といっても、もう20年以上前の造成ですが)。
雑木林が住宅地の三方を囲むような地形なので、大阪とは思えない珍客が来ます。(笑)
まずイノシシ(といっても野生化したイノブタです)や猿が出ます。
家の近くの公共施設にも「猿に注意」と書いてありますし、私も一度出勤途中に、猿がバイクの前方を跳ねながら横切ってびっくりしたことがあります。
また、ある時は、自宅の公道に面したガレージのシャッター前に小狸が座っていたこともあります。
夜行性の臆病な狸が、通勤の車がよく往来する朝、我が家の前に座っていたのは、前夜にでも車にはねられたのか、後ろ足を両方怪我していて、動けなかったからのようです。
私が、出勤のためガレージのシャッターを開けたら、いい隠れ場所と思ったのか、前足だけで這って行き、車の下に入り込んだので、あわてて竹箒で追い出しました。狸も必死で抵抗しましたが、よほど怖かったのでしょうか、歩道上に大小失禁していました。
その時は時間がなかったので、そのまま歩道に水を流して清掃してから出勤しました。
後日聞いたところでは、子狸はその騒動を見ていた近所の奥さんが市役所に連絡して、捕まえてもらったとのことでした。
動物以外では、鳥の声がよく聞こえます。季節ごとにホトトギスやカッコウ、ウグイス、ホオジロなどが、どこからか聞こえてくるのは気持ちがいいです。ホトトギスやホオジロの鳴き声は、ここに来て初めて聞きました。
今まであまり目にしたことのない虫がくるのも面白いです。どこにでもいる普通の種類だそうですが、私はそれまで見たことがなかったです。
例えばもう8年も前になりますが、帰宅した玄関ドア横のタイルに、オオミズアオが張り付いていました。
蛾はあまり好きではありませんが、これは別格ですね。
一見しただけでなんともいえない気品があり、優雅です。夕方写真を取ってそのままにしておいたら、翌朝にはいなくなっていました。
もっとも、分類学上は蛾も蝶も同じチョウ目で、その境界はあいまいだそうです。しかも種類は圧倒的に蛾の方が多く、もともと日本ではドイツやフランス同様に区別していなかったとか。
そして先日、オオミズアオと同じヤママユガ科のこれ↓が、玄関の植木鉢の横におりました。
そのものずばりの「ヤママユガ」です。
これもオオミズアオほどではありませんが、よく見るときれいです。配色が絶妙で、これも気品があります。
いわゆる天蚕の代表格で、上質の絹糸が取れるため古来から養殖しているところもあります。近畿でもこういうイベントがやられています。
団栗を生らせる樹種の葉を好むそうで、そういえば近くの雑木林は団栗だらけです。(笑)
付近の林を探せば、緑色の繭も見つかりそうですね。
なお、上記2種とも成虫になったら口は退化してしまい、摂食出来なくなるとのことで、そのせいか省エネに徹していて、動作も緩慢でしたね。
家の周りでよく見る蝶ではこれがお気に入りです。
今までも目にしていたのですが、ツマグロヒョウモンという名前を知って、改めて美しさに気付きました。
まあこれは、見慣れた路傍の花でも名前が分かると、また鑑賞する眼が変わるのと同じですね。
雑木林が住宅地の三方を囲むような地形なので、大阪とは思えない珍客が来ます。(笑)
まずイノシシ(といっても野生化したイノブタです)や猿が出ます。
家の近くの公共施設にも「猿に注意」と書いてありますし、私も一度出勤途中に、猿がバイクの前方を跳ねながら横切ってびっくりしたことがあります。
また、ある時は、自宅の公道に面したガレージのシャッター前に小狸が座っていたこともあります。
夜行性の臆病な狸が、通勤の車がよく往来する朝、我が家の前に座っていたのは、前夜にでも車にはねられたのか、後ろ足を両方怪我していて、動けなかったからのようです。
私が、出勤のためガレージのシャッターを開けたら、いい隠れ場所と思ったのか、前足だけで這って行き、車の下に入り込んだので、あわてて竹箒で追い出しました。狸も必死で抵抗しましたが、よほど怖かったのでしょうか、歩道上に大小失禁していました。
その時は時間がなかったので、そのまま歩道に水を流して清掃してから出勤しました。
後日聞いたところでは、子狸はその騒動を見ていた近所の奥さんが市役所に連絡して、捕まえてもらったとのことでした。
動物以外では、鳥の声がよく聞こえます。季節ごとにホトトギスやカッコウ、ウグイス、ホオジロなどが、どこからか聞こえてくるのは気持ちがいいです。ホトトギスやホオジロの鳴き声は、ここに来て初めて聞きました。
今まであまり目にしたことのない虫がくるのも面白いです。どこにでもいる普通の種類だそうですが、私はそれまで見たことがなかったです。
例えばもう8年も前になりますが、帰宅した玄関ドア横のタイルに、オオミズアオが張り付いていました。
蛾はあまり好きではありませんが、これは別格ですね。
一見しただけでなんともいえない気品があり、優雅です。夕方写真を取ってそのままにしておいたら、翌朝にはいなくなっていました。
もっとも、分類学上は蛾も蝶も同じチョウ目で、その境界はあいまいだそうです。しかも種類は圧倒的に蛾の方が多く、もともと日本ではドイツやフランス同様に区別していなかったとか。
そして先日、オオミズアオと同じヤママユガ科のこれ↓が、玄関の植木鉢の横におりました。
そのものずばりの「ヤママユガ」です。
これもオオミズアオほどではありませんが、よく見るときれいです。配色が絶妙で、これも気品があります。
いわゆる天蚕の代表格で、上質の絹糸が取れるため古来から養殖しているところもあります。近畿でもこういうイベントがやられています。
団栗を生らせる樹種の葉を好むそうで、そういえば近くの雑木林は団栗だらけです。(笑)
付近の林を探せば、緑色の繭も見つかりそうですね。
なお、上記2種とも成虫になったら口は退化してしまい、摂食出来なくなるとのことで、そのせいか省エネに徹していて、動作も緩慢でしたね。
家の周りでよく見る蝶ではこれがお気に入りです。
今までも目にしていたのですが、ツマグロヒョウモンという名前を知って、改めて美しさに気付きました。
まあこれは、見慣れた路傍の花でも名前が分かると、また鑑賞する眼が変わるのと同じですね。