スパーダはいいバイクです。
とくにエンジン。ウルトラスムースでフレキシブルなのにピークパワーもあり、しかも少食でどんな乗り方をしてもリッター30km以上走ってくれます。操縦性も優等生。人車一体、「楽に乗れ過ぎ」との評もあるほど、思った通りのラインを走れるバイクです。特に一昨年固くなったオリジナルのタイヤを交換してから、コーナーを走るのが楽しみです。

でも購入直後から痛感している問題がひとつありました。ファイナル減速比があまりにも低すぎるのです。
普通に何も考えず加速していくと、すぐトップ。6速に入っているのに足でシフトアップ操作してしまい、「あっもう6速か!」とガックリするのが常でした。せっかくの広いトルクバンドのエンジン特性が無駄になっています。
この解決策は簡単です。前後のスプロケットギアを変えればいいわけです。でもついつい先延ばしにしてきました。というのは、スパーダはサイドスタンドだけ。
そのままでは後輪が外せないので、スプロケットギアの交換はできません。バイクスタンドなるものが必要です。この手配から始めるとなると面倒で、つい今まで放置してきました。
でもおかげさまで、今は時間がたっぷりあります。無いのはお金だけ。(笑)
ボランティアで出かけるのは週2日だけなので、火曜と木曜はフリー。で、とうとう着手しました。
まず、これをゲット。↓

前はスパーダと同じ17T、後はCBR250RRの52Tです。これでノーマルの3.176から3.0176に少しだけハイギアードになります。社外品のジュラルミンスプロケットを使えばもっと高速型にできますが、スプロケットに軽金属を使うのはどう言われても納得できません。なのでこの組み合わせにしました。ついでにチェーンも手持ちの椿本のオイルレスに変える予定でしたが、これは失敗‥(泣)。
前後してこれも配達されました。↓

代引き送料込みで約2,700円と安かったので、どんなものが来るのか心配でしたが、塗装仕上げに少し難があるだけでガッチリしていて安心しました。
それで、某日朝から作業開始しました。
まず接地状態で車軸ナットを緩めておきます。そしてバイクスタンドで後輪を持ち上げるのですが、そのまま持ち上げたらバイクが前に動いて転倒する危険性があります。なので、前のブレーキレバーを結束バンドで固定します。これでびくともしません。

片手を添えながらスタンドを起こしたらなんなくセットできました。安定しています。長年の夢がかないました。小さい夢です。(笑)

次はチェーンカッターで純正のエンドレス・チェーンを切ります。


次はドライブスプロケットギヤ外し。一速に入れてインパクトでボルトを緩めます。
古い電動インパクトを探し出して外しました。非力な小型のエアーインパクトは今回は使用せず。



簡単に外れました。歯形を見るとほとんど摩耗はありませんでしたが、樹脂製?のカバーのような部品がなくなっています。
次が本命の後ホイール外しです。
結構重たいホイール+タイヤですが、外せました。

しかし、ドリブンスプロケットを固定している6本のボルト+ナットのうち1本だけがなかなか外れず、一苦労です。意外に手間取りましたが、なんとかこれも電動インパクトのおかげで外せました。
私の悪いクセで締めすぎなのと、純正のヘキサゴンボルトが径の割に穴が小さすぎてレンチが滑ったのが手間取った原因でした。1時間余り悪戦苦闘しました。
やっとはずれた54Tのスプロケットです。↓

見えにくいですが、これもギヤの歯はほとんど減っていません。チェーンも伸びはなし。チェーン張りは一度もしませんでした。まあ走行1万km程度では当然ですが。
新しい52Tのスプロケットをハブに装着。手持ちのステンレスボルトに変えました。こちらの方がヘキサゴンの穴が大きくて、格段に整備性がよくなりました。

ホイールのダンパーゴムも20年以上たっていますが、まだまだ弾力性があります。

ここで最大のミス。大昔に買ってあった椿本のチェーン134コマを切りすぎて装着できなくなりました。ボルト外しで疲れてボーっとしていてウッカリ・ミス。せっかくの絶版新品チェーンが台無しです。
これで作業は中断。新しいチェーンを発注して、納品待ちになりました。^^;
数日後、注文していた428サイズの130コマのチェーンが配達されたので、早速装着しました。
買ったチェーンは大同工業製のシールチェーンで、ジョイントはクリップタイプですが、ピンの圧入だけは専用工具が必要です。注文したのは工具の不要なタイプと思っていましたが、届いたのはしっかり工具必要なタイプ。
まあ耐久性のあるタイプはすべて工具が必要とのことで納得。
でも2度と使わないだろう専用工具を大枚はたいて買うのも無駄なので、代用品を工具箱から見つけました。ただの安物のシャコ万です。(笑) クランプとも言いますね。
これとメガネレンチでなんとかうまく圧入できました。

あとはクリップを止めてチェーンは無事装着完了。チェーンの黒い部分がジョイントです。

スタンドを外して、タイヤを接地させた状態でチェーン張りし、ホイールナットを締めてすべての作業は終わりました。

注文したチェーンが130コマでスパーダには少々短めなので、チェーンのテンション調整位置は一番前になってしまいました。ホイールベースがこれまでより1cmほど短くなりましたが、まあよしとしましょう。
さて、テスト走行ですが、その感想とソバを食べてきた話は後ほどと致します。m(__)m

とくにエンジン。ウルトラスムースでフレキシブルなのにピークパワーもあり、しかも少食でどんな乗り方をしてもリッター30km以上走ってくれます。操縦性も優等生。人車一体、「楽に乗れ過ぎ」との評もあるほど、思った通りのラインを走れるバイクです。特に一昨年固くなったオリジナルのタイヤを交換してから、コーナーを走るのが楽しみです。

でも購入直後から痛感している問題がひとつありました。ファイナル減速比があまりにも低すぎるのです。
普通に何も考えず加速していくと、すぐトップ。6速に入っているのに足でシフトアップ操作してしまい、「あっもう6速か!」とガックリするのが常でした。せっかくの広いトルクバンドのエンジン特性が無駄になっています。
この解決策は簡単です。前後のスプロケットギアを変えればいいわけです。でもついつい先延ばしにしてきました。というのは、スパーダはサイドスタンドだけ。
そのままでは後輪が外せないので、スプロケットギアの交換はできません。バイクスタンドなるものが必要です。この手配から始めるとなると面倒で、つい今まで放置してきました。
でもおかげさまで、今は時間がたっぷりあります。無いのはお金だけ。(笑)
ボランティアで出かけるのは週2日だけなので、火曜と木曜はフリー。で、とうとう着手しました。
まず、これをゲット。↓

前はスパーダと同じ17T、後はCBR250RRの52Tです。これでノーマルの3.176から3.0176に少しだけハイギアードになります。社外品のジュラルミンスプロケットを使えばもっと高速型にできますが、スプロケットに軽金属を使うのはどう言われても納得できません。なのでこの組み合わせにしました。ついでにチェーンも手持ちの椿本のオイルレスに変える予定でしたが、これは失敗‥(泣)。
前後してこれも配達されました。↓

代引き送料込みで約2,700円と安かったので、どんなものが来るのか心配でしたが、塗装仕上げに少し難があるだけでガッチリしていて安心しました。
それで、某日朝から作業開始しました。
まず接地状態で車軸ナットを緩めておきます。そしてバイクスタンドで後輪を持ち上げるのですが、そのまま持ち上げたらバイクが前に動いて転倒する危険性があります。なので、前のブレーキレバーを結束バンドで固定します。これでびくともしません。

片手を添えながらスタンドを起こしたらなんなくセットできました。安定しています。長年の夢がかないました。小さい夢です。(笑)

次はチェーンカッターで純正のエンドレス・チェーンを切ります。


次はドライブスプロケットギヤ外し。一速に入れてインパクトでボルトを緩めます。
古い電動インパクトを探し出して外しました。非力な小型のエアーインパクトは今回は使用せず。



簡単に外れました。歯形を見るとほとんど摩耗はありませんでしたが、樹脂製?のカバーのような部品がなくなっています。
次が本命の後ホイール外しです。
結構重たいホイール+タイヤですが、外せました。

しかし、ドリブンスプロケットを固定している6本のボルト+ナットのうち1本だけがなかなか外れず、一苦労です。意外に手間取りましたが、なんとかこれも電動インパクトのおかげで外せました。
私の悪いクセで締めすぎなのと、純正のヘキサゴンボルトが径の割に穴が小さすぎてレンチが滑ったのが手間取った原因でした。1時間余り悪戦苦闘しました。
やっとはずれた54Tのスプロケットです。↓

見えにくいですが、これもギヤの歯はほとんど減っていません。チェーンも伸びはなし。チェーン張りは一度もしませんでした。まあ走行1万km程度では当然ですが。
新しい52Tのスプロケットをハブに装着。手持ちのステンレスボルトに変えました。こちらの方がヘキサゴンの穴が大きくて、格段に整備性がよくなりました。

ホイールのダンパーゴムも20年以上たっていますが、まだまだ弾力性があります。

ここで最大のミス。大昔に買ってあった椿本のチェーン134コマを切りすぎて装着できなくなりました。ボルト外しで疲れてボーっとしていてウッカリ・ミス。せっかくの絶版新品チェーンが台無しです。
これで作業は中断。新しいチェーンを発注して、納品待ちになりました。^^;
数日後、注文していた428サイズの130コマのチェーンが配達されたので、早速装着しました。
買ったチェーンは大同工業製のシールチェーンで、ジョイントはクリップタイプですが、ピンの圧入だけは専用工具が必要です。注文したのは工具の不要なタイプと思っていましたが、届いたのはしっかり工具必要なタイプ。
まあ耐久性のあるタイプはすべて工具が必要とのことで納得。
でも2度と使わないだろう専用工具を大枚はたいて買うのも無駄なので、代用品を工具箱から見つけました。ただの安物のシャコ万です。(笑) クランプとも言いますね。
これとメガネレンチでなんとかうまく圧入できました。

あとはクリップを止めてチェーンは無事装着完了。チェーンの黒い部分がジョイントです。

スタンドを外して、タイヤを接地させた状態でチェーン張りし、ホイールナットを締めてすべての作業は終わりました。

注文したチェーンが130コマでスパーダには少々短めなので、チェーンのテンション調整位置は一番前になってしまいました。ホイールベースがこれまでより1cmほど短くなりましたが、まあよしとしましょう。
さて、テスト走行ですが、その感想とソバを食べてきた話は後ほどと致します。m(__)m
