授業の変貌
かつての教室は黒板とチョークが必需品だった。
授業は先生の板書から始まった。
休み時間になると日直が黒板をきれいにして、次の授業に供えた。
コンピュータ室なるモノが誕生し、チョークの粉が害になるというので、
白板になり、チョークの代わりに水性のサインペンになった。
今は電子黒板やビデオやパワーポイントの投影用のスクリーンが取って代わった。
生徒や児童が板書を写してノートをとるという行為が無くなりそうだ。
書くという行為を人間がしなくなりそうだ。
キーボードを打つことが主になる。
考えるという行為は保障されるんだろうか?
かく言う自分はキーボードを打つことによって文章を作っている。
漢字の用法を間違えずに出来るのは、成人するまで紙と鉛筆の世界だったからだ。
ワープロソフトでは漢字の書き取りは身につかない。
教育方法はどうあるべきだろうか?
理解力や思考力、表現能力を高める方法を追求すべきだと思う。
「チョークを作り続けて82年、このたび廃業することになりました」渡部 隆康氏[羽衣文具社長](日経ビジネスオンライン)
小中高教員調査から見えた電子黒板の利用実態、効果と課題(1/3)(ReseMom)