「靖国神社社報5月号」が配達されましたが、9頁に「遊就館内での解説禁止についてお願い」があったのでビックリしました。「遊就館館内で展示内容を独自に解説する国内外の団体が増えてきました。」とあるのは、インバウンドによる外国人観光客の増加による旅行会社通訳ガイドの説明だと考えられます。管理人の靖国ガイドは2010年10月まで400回を数えましたが、金沢市転居事情もあったので最近は年間数回で、昨年は「憲法はじめの一歩から」、「北陸大学田村元教授」、「神奈川県平和運動」のガイドだけでした。
神社は「清静な空間の中で、英霊のご事績を心静かにご覧いただき、そのみこころを感得していただくことが何より肝要であろうと考えます。」と強調されています。
新型コロナ問題のコラムで>安倍-加藤-尾身のインパールトリオ。悪名高きインパール作戦の東条-河辺-牟田口に類似する。<との“例え“がありますが、遊就館一階展示室13「攻防の転換点」の「インパール作戦」には第五十六歩兵団長陸軍水上源蔵中将の遺品も展示されていますので「英霊のご事績を心静かに」と言われても、若い方々に「インド方面からの英軍攻撃、進攻の阻止」インド・ビルマ方面の地図を説明しながら「インパール作戦」を分からるように説明をせざるを得ないと思いますが。
これから「解説及び類似の行為の禁止」を前提に、遊就館入り口で配布している「館内のご案内」リーフをベースにした、新しい「遊就館ガイドブック」を作成します。各展示室の展示品や説明文の中で、管理人が強調したい部分部分を記述したいと思います。
遊就館内での解説禁止についてお願い
昨今、遊就館館内で展示内容を独自に解説する国内外の団体が増えてきました。なかには英霊の慰霊顕彰に真摯に取り組んでいる会もあり、これまで遊就館では寛容な措置をとってまいりました。
しかし、こうした現状に拝観者からは「極めてうるさい」「耳障りだ」「静かな環境の中で拝観したい」といった多くの要望が遊就館に寄せられるようになりました。
また複数の人たちが特定の場所に長時間立ち止まって解説を聞くことにより、他の拝観者が展示ケース内を拝観できなかったという事態も発生しています。
当神社といたしましては、拝観者の皆様がわだかまりなく、清静な空間の中で、英霊のご事績を心静かにご覧いただき、そのみこころを感得していただくことが何より肝要であろうと考えます。
こうした趣旨から令和二年七月一日より、当神社が実施する解説以外の解説及び類似の行為を控えていただきたいと存じ ます。
ご理解とご協力の程お願い申し上げます。 ( 遊就館)
安倍晋三総理のお爺さん「商工大臣 岸信介」の説明が不可となります。
「ポツダム宣言受諾」と「終戦の詔書」についても説明が不可となります。
(続く)