葵から菊へ&東京の戦争遺跡を歩く会The Tokyo War Memorial Walkers

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韓国軍に貸した1万発の小銃弾が返還された

2014年01月11日 | 国会・地方議会・官邸・野党共闘

<style type="text/css">#rect-l{position:relative;left:-5px}</style> 南スーダンに派遣されている陸上自衛隊が、1万発の小銃弾を韓国軍に貸した問題に関心があった。他国軍に1万発の弾を貸せると言うことは2~3万発の小銃弾を所持していたことになり、PKOと言いながらもいざとなれば戦争をする、しかも何千人ものアフリカ人を殺害するだけの銃弾を準備しているのだと考えていたが・・・・・。

日本共産党は最近おかしくないですか」というサイトにも『私はこの情報に接したとき一番驚いたのは、日本のPKO派遣部隊(平和維持部隊)が、1万発発もの銃弾を持って南スーダンに派遣されていた実態に驚きました。私が情勢に疎いのかもしれませんが、1992年、国際平和協力法も基づいて国際連合平和維持活動(PKO)の一環として自衛隊等がカンボジア王国に派遣された時は、殺傷能力の高い武器の携帯は認められず、拳銃及び小銃のみを携行していました。』との記事があった。

ネットニュースに『南スーダンの韓国軍、小銃弾1万発を陸自に返還』【ソウル=中川孝之】韓国国防省当局者によると、南スーダンで活動する韓国軍は10日、陸上自衛隊から昨年12月23日に国連を通じて提供を受けた小銃弾1万発を、陸自側に返還した。 補充の弾薬が届き、必要がなくなったためという。韓国では、安倍首相の昨年12月26日の靖国神社参拝直後から、銃弾を返還すべきだとの声が上がっていた。(2014年1月10日23時16分  読売新聞)と報じられた。

さて、改めて防衛省・自衛隊の公式ホームページを見てみることにした。

UNMISSにおける自衛隊の活動について」pdfがある。派遣されている自衛隊員は、「司令部要員3名」「施設部隊(4次要員) 約330名」「現地支援調整所約10名」となっているので合計約343名となる。

「主要な武器」は「9mm拳銃(計84丁)」「89式小銃(計297丁)」「5.56mm機関銃MINIMI(計5丁)」とある。この「89式小銃」の5.56㎜銃弾1万発を韓国軍に貸したことになる。

「89式小銃」をネットで探してみたところ「陸上自衛隊第一師団・装備品紹介」と「Wikipedia」「ニコニコ大百科」に詳しい解説があった。

安全装置のセレクターレバーを、3発が連続発射して止まる《3点制限点射“スリー・ショット・バースト”》にすると一瞬で3発の銃弾が発射する。650~850発/分なのでレバーを〈連射〉にして3秒間引き金を引いていれば30発入り弾倉が空になる計算となる。

Wikipedia」には『30発弾倉を普通科施設科などが、20発弾倉を特科機甲科などが使用している。科や状況により異なる場合もあるが、通常、陸上自衛隊の隊員は弾倉を6本携帯する。弾入れは2本用と1本用の2種類(それぞれ20発弾倉用と30発弾倉用がある)がある、それぞれ2個ずつ、弾帯防弾チョッキ2型に装着して携帯する。戦闘防弾チョッキの場合は30連弾倉6本分のポケットが縫い付けられている。匍匐等の際に邪魔にならないよう、弾帯に装着する場合は1本用を前面、2本用を背面に取り付ける。』とあるので、南スーダン派遣の自衛隊は普通科・施設課なので一隊員あたり「30発×6本」=180発となり、89式小銃297丁×180発=53,460発の銃弾が現地部隊に配備されたことと想定される。そうすると1万発を韓国軍に貸し出すことは可能と言うことになる。
「自衛隊等がカンボジア王国に派遣された時は、殺傷能力の高い武器の携帯は認められず、拳銃及び小銃のみを携行していました」と言われているが、旧日本軍の三八式歩兵銃であろうが、89式小銃であろうが「敵を殺傷する」兵器であることに変わりはないのである。
自衛隊を災害救助隊に」という提案が「戦争を語り継ぐML」の中でなされているが、憲法違反の自衛隊は解散し、災害救助隊へ編成替えすることには大賛成である。
余談ではあるが、地震対策で防災用品の水・食料・燃料・乾電池の他に簡易トイレと非常用排便収納袋「スケットイレ」も備蓄してある。「スケットイレ」は陸上自衛隊の野外演習時に使用するために開発されたと製造会社の担当者から聞かされたので購入することにした。

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