14日の朝日新聞コラム「私の視点」に「東京五輪 バリアーフリーな都市に」と題して、トラベルデザイナー おそどまさこさんが投稿された。(国土交通省観光庁の「ユニバーサルツーリズムサイト」)
『(前略)高齢化が進む2020年の五輪までに東京都が取り組むべき観光政策は、現実的なユニバーサルツーリズム(UDツーリズム)の構築であろう。
UDツーリズムとは障害者を分けず、へだてず、すべての人が楽しめるようにつくらえた旅の仕組みだ。高齢や障害といった制約の有無にかかわらず、だれもが自由に移動でき、楽しめる権利を有する旅である。(中略)
とりわけ重要だと考えているのは、都全域の土日や夜間も使え、車いすで入れるバリアーフリートイレ情報(コンビニエンスストアも含む)の整備である。旅行中の排泄は24時間待ったなしであり、障害者や高齢者の中には排泄が心配でなかなか外出ができない人が数多く存在している
特にオストメイト(人工肛門などを使う人)対応のトイレは少なく、旅先ですぐ見つけられるインターネット上での地図化が求められる。(以下略)』
管理人が使用している電動カート(ハンドル型電動車いす)で日常的に痛感しているユニバーサルデザイン事情と全く同じ「視点」からの問題提起である。片瀬江ノ島海岸でスケッチをしたいのでグーグルマップで検索をしたところ「トイレマーク」は見えなかった。そこで藤沢市環境部環境総務課に電話をしてトイレの位置が入った地図をFAXで送ってもらったので、早速近日中にスケッチに出かけたいと考えている。