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本日、オフィスENZOさんにて、マタイ東京公演録音のミックスダウン打ち合わせ。
LOTOO PAW5000に仮の完成品を入れてドイツへ飛べる歓び!
やはり、ハイレゾで聴くと臨場感が違いますね。ここのところの体調不良も、聴きながら癒える気がします。
おやすみなさい。
今回は、直前までばたばたしていて、なんだか大した準備も出来ないうちにライプツィヒへの出発前日を迎えてしまった。
いま、ようやくWi-Fiルーターのレンタルを完了したところ。前日でも対応可能なのは有り難いことだ。
午後には、Office Enzoさんのスタジオに趣き、「マタイ受難曲」東京公演の録音のチェック。
その足で、成田に前泊しようという寸法である。
やり残した雑事も満載なので帰国後に試練が待っているが、いまはそれを考えず、楽しんでこよう。
現地について最初に赴くコンサートはこれ。
ハイドンとエルガーという魅惑の組み合わせだ。これを18日、10日と聴く。
マンゼと言えば、バロック・ヴァイオリンの名手であるが、彼とヘルシングボリ響によるブラームス交響曲全集が望外の素晴らしさ。
目の前でどんなオーケストラ指揮をしてくれるだろうか?
アンドリュー・マンゼ指揮 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
Gewandhaus-Quartett, Frank-Michael Erben Violine, Conrad Suske Violine, Anton Jivaev Viola, Jürnjakob Timm Violoncello
Joseph Haydn — Sinfonie D-Dur Hob. I:93
Edward Elgar — Introduktion und Allegro op. 47
Edward Elgar — Sospiri op. 70
Joseph Haydn — Sinfonie G-Dur Hob. I:94 ("Mit dem Paukenschlag")
聖トーマス教会のイベントカレンダーにわたし達の「マタイ受難曲」公演が告知されています。
入場料15ユーロは安い! お暇な方は、是非ともお立ち寄りください!!
https://www.thomaskirche.org/r-calendar-of-events.html?year=2016&month=3&day=1
Dienstag, 1. März 2016 | 19:00 Uhr
Thomaskirche
PG 1 normal: 15,00 € / Ermäßigung 1: 10,00 € / Ermäßigung 2: 5,00 €
Ermäßigung 1: Rentner, Schwerbeschädigte, Studenten, Azubis, Bufdis, Arbeitslose, Schüler
Ermäßigung 2: Leipzig-Pass (nur an der Abendkasse)
Freie Platzwahl!
ただいま真夜中の3時半。
昨夜、些かの疲れを覚えて10時過ぎに就寝したところ、案の定真夜中に目が覚めて、執筆中の文章の大幅訂正と加筆がアッという間にできた。
いやあ、捗る、捗る。やはり、脳にも肉体にも休息は大事だ。
これで、聖トーマス教会「マタイ受難曲」公演に集中できるかな・・・。
いや、まだ出発前に片付けるべき雑事がいくつか残っている。しかし、見通しはついたぞ。
さあ、週末の「マタイ合宿」に向け、二度寝しよう。
明日にも「マタイ受難曲」公演プライヴェートCDへのラフな編集盤が届くという。
長岡のレッスンに向かう前に届くと良いのだが、間に合わなくても、11日には通して聴くことが出来そうだ。
トーマス教会よりトータルの時間の問い合わせがあったので、録音をお願いしたOFFICE ENZOさんに訊ねたところ、「3時間6分09秒=186分09秒」とのお返事があったところ。
何となく3時間25分くらいかな? と想像していたが、それより19分ほど短い演奏だったわけだ。
おそらくカーテンコール等を含めた時間が3時間25分という体感時間だったのだろう。
とはいえ、古楽器オーケストラによる演奏としては異例の長さであることに変わりはない。
以下は、ナクソス・ミュージック・ライブラリ(レオンハルト盤を除く)による演奏時間一覧である。
ヘルマン・マックス盤: 152分26秒 コープマン盤: 153分37秒 クイケン盤: 157分27秒 ヤーコプス盤: 158分14秒 ヘレヴェッヘ盤(新録音): 161分23秒 鈴木雅明(BCJ)盤: 162分51秒 レオンハルト盤: 175分26秒
最速のマックスとは34分以上も違うというのだから、我ながら驚いてしまう。かなりスローのレオンハルト盤とですら10分以上の開きがある。
もちろん、遅ければ良いというものでもないが、今回、我が国トップクラスの古楽器奏者たちと共に、ゆったりしたテンポの「マタイ」の演奏できた意義は大きい。
モダン・オーケストラによるベートーヴェンやブラームスだって、テンポひとつとっても、若手から巨匠まで様々。
古楽器オーケストラにだって、そうした多様性はあってよいのでは? とずっと思っていたからだ。
速いから良いとか遅いからダメとかでなく、なぜこのテンポなのか? という必然性を音にすることが出来ればよいではないか?
そして、それが今回は達成されたように自負しているのである。
因みに、モダン・オーケストラによる演奏時間(ナクソス・ミュージック・ライブラリによる)は以下だ。
リリング盤: 174分51秒 マウエルスベルガー盤: 186分06秒 リヒター盤(旧録音):195分55秒 クレンペラー盤: 222分30秒
クレンペラーはやはり別格。
我が演奏時間は、リヒターよりは速く、マウエルスベルガーとほぼ同タイムというのは、マウエルスベルガー盤を最も愛するがゆえであろうか?
録音を聴くのは楽しみのようでもあり、怖くもある。
果たして、想定通りの演奏が展開されているだろうか?
客観的に向き合い、自らを批評し、正すべきは正し、聖トーマス教会公演に臨みたいと思う。
聖トーマス教会の「マタイ」も、ゲオルク・クリストフ・ビラーの時代になって随分と軽量化されてしまった。
現在、代理として指揮しているゴットホルト・シュヴァルツもバロック畑の人だから、その軽さは継承されていることだろう。
そこへ、異邦人であるわたしが、ギュンター・ラミン、クルト・トーマス、マウエルスベルガー兄弟、ハンス・ヨアヒム・ロッチュなどを思い出させるテンポで指揮するわけである。
ザクセン・バロックオーケストラやベルリン古楽アカデミーの人たちは受け入れてくれるものと期待しているが、聖堂に集うライプツィヒの聴衆がどう反応してくれるのか、いまから楽しみでならない。
執筆中につき、更新しばらくお待ちください。
写真は、昨夜はじめて泊まった大阪のお宿にて。
「マタイ」公演から抜けない疲れを癒やそうと、お気に入りの入浴剤を調達してチェックインしたところ、なんとバスタブのないお宿でした。
湯船があるとないとでは、疲れの取れ方がまったく違うのに・・・。
いまどき、あるんですねえ、こういう宿。
ところで、6日に聴いたパーヴォ・ヤルヴィ&N響のブルックナー5番も、7日に行った大阪フィル合唱団のブルックナー:ホ短調ミサのレッスンも幸せでした。
やはり、ブルックナーはボクの魂の中心に居ます。
いかんいかん、これから地元女声コーラスのレッスン。
帰宅したら、無制限一本勝負で執筆のつづきだ。
では。
我らがAzumaさん、またまた描いてくれました。
今回はとびきりの傑作ではないでしょうか?
絵に力があり、活き活きしていると言うことは、それだけ演奏も素晴らしく、感動も大きかったからに違いありません。
たった一枚の絵に、あの日の「マタイ受難曲」の演奏が封じ込められている、といっても大袈裟ではないと思われます。
心に響きます。
額に入れて自宅に飾りたいほどに素晴らしい!
少なくとも、プライヴェートCDのどこかには収めたいですね。
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アップルの電話サポート・スペシャリスト部門ご担当者のご尽力により、我がMacBook Proは復活。
メールも、サファリも、Blu-rayディスク再生も問題なくなった。
真摯にして辛抱強いサポートぶり。本当に頭が下がる。
しかし、ここで新たな現実に直面。
MacBookの設定が正常なのに、ハイレゾのアプリケーションが全く立ち上がらないのだ。
PCオーディオに詳しい方に相談したところ、「ハードウェアの破損が疑われる。初期化するのが最も早く、確実」とのお返事を頂いた。
ところが、いくつか入れているソフトのIDやらパスワードやら、どこにあるやら分からない。
アップルストアで購入していないので履歴がないのだ。
もう少し捜索してはみるけれど、最悪の場合は、ソフトの新規買い直しをしなければならない。
ダウンロードしたデータだけは無傷なので、それだけが救いではある。
しかし、IDとかパスワードとか、イヤじゃイヤじゃ。ウンザリだ。
その点、アナログ盤の再生はいい。
アンプに灯をいれ、ターンテーブルに載せた円盤に針を降ろすだけ。すべてこの手で作業、すべてこの目に見える。
ああ、この度の「マタイ受難曲」の録音もアナログ盤にしてしまいたいくらいだ。
ああ、蘇るのか? 我がMacBook Pro。
すべてのソフトが立ち上がらないという瀕死の重傷。
ドイツに旅立つ前になんとかしたいので、本日もそれに掛かりっきりとなりそう。
間もなく、サポートと電話が繋がるのだが、数時間単位の格闘が予測される。
それにしても、アップルのサポートの真摯なご対応には頭が下がる。
アップルへの認識を大いに改めた次第。
最悪の場合は、ハイレゾのデータだけバックアップし、ノートをまっさらな状態にして、ソフトを買い直す。
という覚悟まではできた。
これって、短絡的かな? どうも短気でいけない。
ソフトも復活してくれれば、それに越したことはないのは言うまでもない。
(海外から直接ダウンロードしたソフトは、面倒でよく分からん・・・)
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というわけで、心身の余裕がないので、こちらをご覧頂けると幸いです。
「マタイ」公演について、嬉しい記事を発見しました。窮地に心が慰められるなあ。
1.「ベイのコンサート日記」さん
http://ameblo.jp/baybay22/entry-12124375585.html
2.星川美保子さんのブログ「ホシの東京再出発」
http://mihokohosh.exblog.jp/22834219/
ああ、しかし、今週末締め切りの原稿、書き上がるだろうか???
なかなか、渡独に向けて集中できないなあ。
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