明鏡   

鏡のごとく

塩とポカリ

2009-08-23 20:40:08 | 
塩とポカリが
柱の影に置かれていた
お盆過ぎての
誰かのおそなえものかと思うていたら
引っ越し屋さんのものだった

青いキャップの瓶入りの塩を
ほおばりながら
あつさにとけてしまいそうな肌に
汗がうばっていくものを
とりかえそうとしていた

腰が砕けそうなので
わかいからといって
おもいものはおもいので
ひかげでひやしておかないと
やってられないので

塩とポカリと
段ボールとガムテープ
はたらいて はたらいて
なくなって なくなって
あっちにいったり こっちにいったり

つぎはいつになるだろう
と柱によっかかり
話し 話して
いつまでつづくだろうと
身体に聞いていた