明鏡   

鏡のごとく

削られた禿げ山の夢

2009-08-25 23:15:06 | 夢詩
削られた禿げ山の夢

小学校の時のともが前と後ろにいる
夜である
黒い水が流れてくる
道か 川か 用水路か
よくわからないが
そこを雨の後の水のように素早く
波を立てずに
黒い水が走って行くような
コの字型の上の方を
とものひとりが
なんとか這い上がり
黒い水の流れに抗い
上の方に登って行こうとしている
次の瞬間
どこかで見た家を見つけて
その向こうにそびえている
水の流れた後が
南瓜のこんもりとしたような溝
行く筋もの縦に割れた溝のように
なっている小高い山を見つける
この山の上で
何かが起こったのだと夢の中で思ってる