それはそれ

それはそれ　これはこれとはいうものの　なにかちがうのはおたがいさまで

お金 と こっか

お金の問題は
いつでも
銀行が「つくりだしている」
ものをつくる企業と銀行と保険会社が
がったいしたものこそ
怪物
その怪物は
かんがえたりものをつくったりすることをおこたり
いつのまにか
しんでいくものらしいが
がったいがっぺいをくりかえしいきのこる
ふらんけんしゅたいんでもある
しにそこなうと
ぶきをつくりだし
戦争につぎ込ませ
はかいしたら
またうりつけるようなこともするので
ぞんびでもある

金を作り出す銀行というものを
考え直す事から始まるのだろうが
規則　制度をつくるがわ
「こっか」とがったいしたぞんびは
いくらでも
抜け道を作り出し溜め込み
つくりだしたら
口をつぐむので
やっかいである
しくみのからくりで
いい加減な世の中の流れを通り
しらされないひとは
しらされないまま
また
口をつぐむ

こころなく

こころなく　かずのあくまのかたりだす　耳の奥の奥にあるはずのもの

篝火花

さむざむと篝火花のさくまでにかぜにあおられはりついたまま

おかんのたましい

おかんのたましいがみどりのかわぎしをあるいとった

と

見回り当番で

かわぎしをあるきながらともがいうた

このまえなくなったばかりのおかんが

まいにちかえってくるのを

バス停でまっとったらしいともは

おかんがその時の侭のような夢を見たという

　おかんはいまもいったりきたりしているんかな

いぜん　

ともとよくにたひととともが

びょういんかがっこうのようなところで

かてーてるをからだにつけておなじつくえについてむかいあっていたというような

夢を見たあとに気になってでんわをかけたら

とものちょうしがわるく

げけつもしていたということをきき

がんかもしれないということをはなしていたら

がんだったのはおかんのほうで

それからしばらくして

おかんがなくなったので

ともとわたしは　それから

なにかがつながったきがして

ゆめとうつつをときどき見回るようになった

はなからたましいがあるきまわるということを

むそうしないわけではなかったので

あるきまわるわけを見回りながらあれこれとさがしていた



次の日にともがでんわをかけてきた

やっぱさ　

おかんのたましいはここいらをあるいとるみたいやね

　どうして

だってさ　いままでいちどもなかったちゃけどね

　なにが

でんきがまのでんげんがいつのまにかきえとったと

　こどもかだれかがきったっちゃないと

いいやあ　そんなことはないと

　　それでもなんで　でんきかまをきらないかんと

わからん

　もしもそういうものがあるとしたらおとんがしんぱいになってきたんかもな


そうかもしれんなあ

　そうかもしれんなあ　


　そういえば
　いっしょにもえきらんかった
　やけのこって灰色になった千代紙でつくってた千羽鶴は
　もしかしておかんのたましいのかたちをのこしたまんまここにのこっておるのかもなあ

　さわったらこわれてしまうようなものかもしれんなあ