[10日 ロイター] - 米上院商業科学運輸委員会は10日、米フェイスブック(FB.O)のニュース記事選択の手法をめぐって調査を開始した。話題のトピックを集めるフェイスブックの「トレンディング」機能をめぐっては、保守系の話題に関するニュースを意図的に抑制している、との一部報道が出ている。
委員会は、マーク・ザッカーバーグ会長兼最高経営責任者(CEO)に書簡を送り、ニュース記事の選択手法について説明を要求した。
ギズモードは9日、フェイスブックの社員は「保守層が関心を持ちそうなニュース記事を抑制」するなど、「トレンディング」リストに表示する記事を「作為的」に選択している、とする元社員の話を伝えた。
上院商業科学運輸委のジョン・スーン委員長は、記者団に対して、どのニュース記事を表示させるのか操作しているとすれば、フェイスブックは欺瞞(ぎまん)的行為に手を染めていることになると述べた。
フェイスブックの検索部門バイスプレジデント、トム・ストッキー氏は、「トレンディング」担当者には「厳格な指針」があり「実世界の出来事を反映するトピックを表示することになっている」と反論した。