塩とポカリが
柱の影に置かれていた
お盆過ぎての
誰かのおそなえものかと思うていたら
引っ越し屋さんのものだった
青いキャップの瓶入りの塩を
ほおばりながら
あつさにとけてしまいそうな肌に
汗がうばっていくものを
とりかえそうとしていた
腰が砕けそうなので
わかいからといって
おもいものはおもいので
ひかげでひやしておかないと
やってられないので
塩とポカリと
段ボールとガムテープ
はたらいて はたらいて
なくなって なくなって
あっちにいったり こっちにいったり
つぎはいつになるだろう
と柱によっかかり
話し 話して
いつまでつづくだろうと
身体に聞いていた
柱の影に置かれていた
お盆過ぎての
誰かのおそなえものかと思うていたら
引っ越し屋さんのものだった
青いキャップの瓶入りの塩を
ほおばりながら
あつさにとけてしまいそうな肌に
汗がうばっていくものを
とりかえそうとしていた
腰が砕けそうなので
わかいからといって
おもいものはおもいので
ひかげでひやしておかないと
やってられないので
塩とポカリと
段ボールとガムテープ
はたらいて はたらいて
なくなって なくなって
あっちにいったり こっちにいったり
つぎはいつになるだろう
と柱によっかかり
話し 話して
いつまでつづくだろうと
身体に聞いていた