気楽に♪

ゆったりと自然体で、気楽に過す私流・・・  (無断転用禁・著作は放棄せず)

人の心

2013年07月16日 15時54分00秒 | 綴りごと
人の心は、はかり難い。

自分の心さえつかめないのだから、致し方ないけれど

「今泣いたカラスが もう笑った!」

私の状態もそんな感じ。


躁鬱ですか?私。


今日は午後1から「太極拳」でしたが

1回休んでいて、自分だけ置かれてしまったので

何だか行きたくない!と思って居ましたが

一気に「躁状態」になり、講習に参加しました。


ネット上の動画と先生の教える動きが、随分違うので

(流れは同じなのでしょうが…手の使い方が若干違う)

ネットで、復習して覚えた!と思っても、

結局は1からのやり直し。


頭の中が混乱状態で、必死に付いて行く!って感じの2時間でした。


とても今日は疲れたけれど…

限りなく…懐かしい人との再会!みたいな感じでhigh!になっていた私としては

この疲れ具合は丁度良いのかもしれません。


あの頃に戻れたら…

どんなに幸せだったか…


優しい人たちに囲まれ、笑いながら 色々な事をしていた…あの頃。

せめて震災さえなかったら…

心はきっとこんなに重くはならなかったはず。


塩を作ってくれた伊勢次郎さん

やっと家が完成する直前に亡くなった美恵子さん

みんなみんな生きて、元気に過ごしていただろうに…。


そんな「おもりの様に沈んだ」私の心の「滓」

少しだけ吸い取って貰った気がします。


心の「滓」は、時々浮かび上がって、心の中を浮遊します。

今日はあの歌声が「滓」を浮かび上がらせ

色々な思いと混じって涙になったような気がしますが…


その動き回る「滓」が少しでもなくなると、心が軽くなる。


あの体験した人たちは、きっとこんなどうしようもない「滓」を抱えながら生きてるのでしょうね。








花は 花は 花は咲く

いつか生まれる君に

私は何を 残しただろう


何か、残さないとね…

それは一体何??


****************

天気 : 曇 割と涼しい日





ちょっと泣いた

2013年07月16日 09時39分34秒 | 綴りごと
今朝、ニューヨークの子供たちが

被災地に歌を届けたい!と練習しているニュースが流れた。

「花は 花は 花は咲く・・・」

なんか、涙が流れた。


家人も、ちょっと立って鼻をかんでいた…

私も立って、別の場所で鼻を拭いた。


あの歌は、心に響く…響き過ぎる…

被災地で経験した者だけが解る、この感情。


久し振りに「記録」として書き溜めていた自分のブログを読んで

あ~~~、また書き続けなきゃ。


これは、私の、私だけが経験した記録で…

でも、あの当時、誰しもが経験した記録でもある…

続けなきゃ…なんて、また、ツーッと涙が出てきた。


まだ、立ち直っていないんだ…私

海には行けないし…。


引っ越してきた頃、ちょっとした事でよく泣いた。

感動なのか、悲しいのか、自分のおかれている環境が辛いのか??

とにかく心が不安定で、よく泣いた。

眠れない日々も有った。


やっと近頃安定はしてきたものの…

やっぱり何か心に響くと涙が出る。


今は、辛い映像は決して見ない。

見たくない

見れない

思い出したくないのだろうか??


でも今日のこの涙は、そんな涙じゃなくて…

頑張って、2年を過ごした安堵感と一緒になっての涙だったような気もするし…

ただ、心に響いて泣いただけかもしれないし…


よく解らないけれど、久々泣いた…。




出かける事が億劫で、面倒で…

この2年間、ミンが無理に連れ出す以外出掛けず

いつも帰ってくると、もう疲れた~の日々。

旅行はコリゴリ…だったのに、

今回奈良に行き、また行きたい!と思うほどになった。





以前は、かなり「冷静沈着ね~」と皮肉とも取れそうな言い方されていた私でしたが

今は、情緒不安定、泣いたり、怒ったり、喜怒哀楽が激しく

自分の感情のコントロールが出来ない状態。


それは家人も同じで、時々ぶつかる事もあるけれど

それは、まだまだ心の中にくすぶっている「情緒不安定」のなせる業。


家人は「畑」に行き汗を流すことで、感情のコントロールに努めてるのでしょうし

私は、買い物に出る事で日常を忘れるようにしていたけれど

近頃それも面倒で、慣れると、目新しいものも無く…


ちょっと情緒不安定になってる気がしてる昨今。


帰りたいなぁ~なんて思うのがその証拠だね。

でも、帰ったところで最早自分の居場所はない。


解るだけに、ちょっと辛いね。


時々、かつての仲間達が活き活き働いてる姿を思い浮かべて

何とも言えない、落胆した心持になる…


あの人も、あの人も、あの人も…みんな働いてるんだろうなぁ~。

ア~~、疎外感。


他から見れば、野菜作って、旅して、のん気なもんね~でしょうが…

人の心は、解らない。

自分だってわからないんですもん、まして人の心の中に巣を喰う孤独までは見つけられない。


確かに奈良は良かった。

良かっただけに、もう今からでもまた行きたい…でもいけない。


このジレンマと闘っている内に、少しずつまた日常に戻って行くんでしょうけれどね。


人はいさ 心もしらずふるさとは 花ぞむかしの 香ににほひける 紀貫之

あなたの心はどうなんでしょう? 

変わってしまったのでしょうか???

花だけは昔のままに香っているというのに…(個人的解釈)


ふぅ、皆ことごとく変わって行く…

forget me not 



ながれのきしの ひともとは

みそらのいろの みずあさぎ

みことごとく くちづけし

はたことごとく わすれゆく


ウィルヘルム・アレントの詩です。

昔覚えた詩って、忘れずに出てくるものですね…思い出と全く同じです。


よくノートに書いていたっけ…。


****追記****

今日(たった今)、surprise が有りました。


知り合いの建築家の方と連絡開通。

被災後わざわざ訪ねて頂いたのですが、私はその頃すでに越していて…。


今、また、話しながら電話口で泣いてしまいました。


今日はよく泣く日です。


色々な事が頭の中で明滅。



でも、本当に捨てたもんじゃないね…人との繋がりって。



「忘れないで…」「忘れてないよ…」



そんな、ホコッとするようなひと時でした。



昨日、古いメルアド見て、本当に多くの人々と繋がっていたんだ…と

感心するけれど、だからと言ってメールを書く気にはなれない。

もう、共通話題もないし…


お元気ですか?当方も相変わらず元気です。


それから、被災時の事を語り、相手からは「大変でしたね~」と連絡があり

それ以降、もう 書く内容も無く、やり取りが続かない事は解っているから。


人との繋がりって、こんなもんなのよね!と自分で決めてかかっていたら。


でも今日、surpriseの相手は本当に心配してくれていたようですし

会いたいね~と言ってくれてる。


「被災の経験、とりわけ理不尽な事は絶対伝えるべきだよ!」と言う。


そうか…


やり取りが無いのではなく、体験していない人達に被災体験を回避する技を

しっかり伝える必要があるのだ。建築士としてもね。


私のやるべき事がほんの少し見えてきたような気がする。


ちょっと心に明るい兆し。


たった一人の励ましで、こんなに心が救われるんですね。

有り難く、嬉しい事です。


そして、仕事復帰する気力もちょっとだけでてきた気分。


埋没するにはまだ早い。

古墳じゃないんだもんね。