そういえば、先週発売された「ジャンプNEXT!!」に、『ソーマ』の番外編が掲載されていましたね。
早速読みましたが、7ページって結構読み応えアリ!
かなり楽しませてもらいました♪
後々単行本に掲載されると思うので、細かい感想はその時に述べさせてもらおうと思います。
そういえば、いよいよ第二次審査エントリー作品の発表が来週へと迫った『公式MADコンテスト』。
それについて、インタビューがありましたね!(その記事はコチラ)
附田&佐伯先生のインタビューも掲載されており、中々興味深かったです!
さて、では今回も張り切っていきましょー!
週刊少年ジャンプ2014年15号掲載
掲載順第6位
第61話 【心をのせる】
一色先輩が始めたというビジネスに同行した創真と恵。
彼らがやってきたその場所は・・・、子どもの巣窟。
頑張れ創真、めっちゃ頑張れ。(T-T)
(こんクソガキャーーー!!!)
そこはこども料理教室。
一色先輩はそこに極星畑の野菜を提供しているのだそうです。
えりなは「神の舌」を活かした味見役を、叡山は知略さを活かしてのフードコンサルティングをと、それぞれ自分の得意分野をビジネスにしている十傑陣。
そんな中一色先輩はどんなビジネスをしているのか、結構興味深く思っていました。
人柄的に高級店や大企業関係ではないだろうし、小規模経営の保育園や老人ホームかな~と予想してたのでしたが・・・。
そうきたか。
今回の話は森崎先生の実体験も入っていそうですね~(笑)。
そんな仕事先からの相談内容とは、料理教室の主催者である先生がケガをしてしまったため、その代役を頼みたいとのこと。
今回作るメニューは3品。
主菜は焼き餃子。
後を創真達に任せ、一色先輩はちゃっかりご婦人向けの料理教室の指導へ。
ここの創真&恵の後姿・・・(大笑)。
背中だけで全てを物語る。
これぞ究極のツッコミ。
そんなこんなで子ども達の相手を押し付けられた任された創真と恵。
子ども用の包丁を初めて目にする創真。
ああ、そうか。創真は始めから“本場”で料理を作ってきたから、こういう年少児用の料理道具を扱ったことは無かったのでしょうね。
子どもの体格や腕力に合わせて小さく軽く、ケガをしないように切れ味も最低限。
そんな子ども用包丁は、創真からしてみれば確かにオモチャのように思えるでしょう。
ともかく料理を始めようとする恵。
ですが、ここで反論する子が。
その子は最年長の『花音[かのん]』。
料理なんて覚える必要無いと言う花音。
そうなんですよね~。
今の子ども達って、何かを与えられるのが当たり前、誰かがしてくれるのが当たり前と思っている子が結構見受けられるのですよ。
だから食べ物の大切さや、自分で料理することの楽しさも分からないという・・・。
説得しようとする恵ですが、一刀両断。
子どもに理屈は通じません。
なんかこの花音って子、幼少版えりなとしか思えないませガキなんですが。
さて、そんな小さきモンスター達を相手にどうするか。
創真の目に入ったのは、人参等の食材。
それらをどうするのかと思いきや―――
( ∀ ) ゜ ゜!?
創真の作る料理ってさほど飾り気がない物が多いけど、その気になればこんなに華やかな物も作れるんだね~!!
(そしてさりげに附田ギャグ/笑)
続けて
( ∀ ) ゜ ゜!?!?
創真、キミ『TVチャン●オン』に出なさい!!
↑
(知る人ぞ知る伝説のテレビ番組)
子どもでなくとも、大人も素で驚愕ですよ!!
子どもの注目を一気に集め、それを逃さず恵にも向けさせる創真。
合宿編の朝食ビュッフェの時もそうだったけど、さすがは客商売のプロ。
子どもを扱う術も心得ています。
こうして、綺麗さ・格好良さ・可愛さと、それぞれの細工野菜で子ども達の心を見事捉えた創真と恵は、餃子作りを始めることに。
創真は煽りスキル(笑)を活かして、上手く誘導。
恵はその母性によって、子どもを温かくフォローと、お互い自分の持ち味を見事に活かして子ども達を指導していきます。
主催者の先生が体の良い解説役になっている・・・(苦笑)。
一色先輩が二人を誘ったのは、彼らのそんな能力を見越してのことだった模様。
ナレーターさんにむっちゃ共感。
なんかどんどんナレーターさんのツッコみが人間臭くなってきてるな・・・好きだけど(笑)。
そんな中、いまだに輪に入ろうとしない花音。
でもやっぱり和気藹々とした様子が気になるのは隠し通せず。
そういうわけで創真が声を掛けますが、どうやら花音は料理に興味が無いわけではなく、失敗して笑われるのが嫌なだけのよう。
そんな花音に今度は恵が声を掛けます。
自分の大切な人の事を考えながら作れば、料理は遥かに美味しくなると。
・・・!
きた。
不味くても自分が食べるから大丈夫、と花音に言う創真。
創真、キミほんと良いお兄ちゃんだよ。(⌒▽⌒)
創真が言うとこの言葉もとんでもない説得力になるのが凄いですよね。
悪食の申し子たる創真さんにとって、子どもの失敗作など取るに足らないレベルでしょうから。(^^;)
そんな創真と恵のダブル後押しによって、遂に花音もツンデレ全開で参加(笑)。
餃子作りは、具を皮で包む工程に。
ですが無残な結果になる花音を、創真は優しく指導。
創真、キミほんっとーに良いお父さんになれるよ。(T▽T)
今回最大のほっこりシーンですよ。
10年後(※予測)の姿を見ているみたいですよ。
そうして出来上がった餃子。
味は勿論・・・
特上の「美味しい笑顔」いただきです。(^^)
そうして子ども達とも仲良くなり、料理教室は大成功に終わったのでした。
花音達はもう登場してこないのでしょうかね?
選抜は一般の人達も観戦可能のようだし、応援に来たりとかしてくれないカナ・・・。
どうやら一色先輩の本当の意図は、本戦前にリラックスできるようにとの、彼なりのエールだった模様。
確かにここずっと戦い通しだったし、小難しい理屈無しの、純真な心に囲まれての料理は良い息抜きだったかもですね。
同時にこれほどの子ども達を相手に料理を教えたことは創真も恵も無かったでしょうから、「経験」としても価値があったでしょうし。
一色先輩ありがと。(^^)
帰路に就く中、花音に言っていた恵の言葉を褒める創真。
その言葉は、恵が実家の旅館で教わった事でした。
料理に心をのせるには、誰か一人、特別に想っている人を思い浮かべなさいと。
そう言いながら、何かに思い当たる恵。
予選で吊るし切りに挑む際、恵が心に思い浮かべていたのは―――
不意に掛かる、創真の声。
距離が広がっていた恵に、置いていかれるぞ、と言う創真。
胸の高まりに戸惑う恵。
この気持ちが何かも分からず、恵は創真に追いつこうと駆け出すのでした。
せーのっ。
(゜∀゜)━(∀゜ )━(゜ )━( )━( ゜)━( ゜∀)━(゜∀゜)
とりあえず、踊れ。
長かったような・・・早かったような・・・。
色々感慨深いですが、遂に遂につ・い・に恵ちゃん創真への恋心が芽生えました。
自分の気持ちが分かっていない様子から見るに、恵ちゃん・・・これが初恋とみた☆
恵の初恋を奪っちゃったか~~~・・・。
創真さん、おめでとう。(←←←)
前回だけでも半端無かった創真&恵パワー。それがまさか2週連続で畳み掛けてくるとは!
何があったんですか附田先生!?と思ってしまうくらい、秋の選抜編に入ってからの、創真&恵・・・というより、恵の創真への想いの描写が半端ありません。
選抜編が終わった時、果たして創真と恵の関係はどうなっているのやら。・・・ドキドキ。
恵のラストシーンの言葉がサブタイトルになっていた今回。
「自分の大切な人の事を考えながら作れば、料理はずっと美味しくなる」というこの言葉。
「おもてなし」の精神から成る、旅館出身の恵だからこそ知り得ていた言葉と言えますね。
そして、この言葉は第1話で城一郎が創真に伝え損ねた、「良い料理人になるコツは、自分の料理の全てを捧げたいと思えるような女性と出会うこと」という言葉に通じるものです。
えりなや恵、郁魅や倉瀬など、これまで多くのヒロイン達の心に一石を投じる言葉を掛けてきた創真。
いずれは、逆に創真の方がヒロインから、心に一石を投じる言葉を言われる時が来るのだろうな~とは思っていましたが、そのトップバッターが恵となり、しかもその内容も、城一郎の言葉と重なる超重要なものになるんだなんて・・・!!
もはやヒロイン街道まっしぐらといった感じですね!!(>▽<)
そんな恵の言葉に、思う所のある表情を見せていた創真。
「自分の大切な人」と聞かれるとまず思い浮かぶのは肉親でしょうが、創真にとって父親は大切な人というより超えるべき目標ですからね。
かといって母親は・・・。
そんな創真の心に一石を投じたこの言葉。
ですが、まさか創真以上に、言った本人である恵の心が動かされることになろうとは。
ラストのページ。
さり気ないシーンでしたが、私にとってここは「これから」を示唆するものに見えました。
先頭を行く一色先輩。少し離れて続く創真。そしてさらに離れて恵が。
これは遠月の“頂点”までへの、現時点でのそれぞれの立ち位置ですね。
きっとこれから恵は、先を行く創真の背中を追いかけていくことになるのでしょう。
置いて行かれないように。
共に並んで歩んでいくために。
ここ最近はかなり専門的な料理解説が続いていた分、今回の話は一般家庭でも使えるアイデアが用いられており、箸休め的にも色々と楽しめました♪
そういえば、さりげに創真の「ゆきひら」シャツが長袖バージョンに衣替えとなってますね・・・。
・・・二の腕よ、さらば(核爆)。
それと今回「あれ?」と思ったのが、創真が手ぬぐいを手首に巻いていなかったこと。
「ゆきひら」シャツと同じくらい、いつも肌身離さず付けていた物だったのに・・・。
それだけ今回は“勝負”とは関係の無い料理だったという事を示していたのでしょうかね?
さあ!!
次回は大増23ページにて、いよいよ本戦開始を迎えます!!
予選を勝ち上がった8名の選手達。
きっとそれぞれが、料理人としての力をこれでもかと言わんばかりにぶつけ合ってくるのでしょうね!!ワクワク♪
そんな本戦を前に、静かに芽吹いた恵の創真への“想い”。
ずっと以前から蒔かれていた想いの種。
それがとうとう芽吹いた今回。
やがて花咲くその時まで、温かく見守っていきたいと思います。