週刊少年ジャンプ2014年17号掲載。
掲載順第2位。
第63話 【たくらみ】
非常に熱いスタートを飾った「秋の選抜 本戦」。
ですがここで一旦、時間が遡ります。
本戦前日に、運営本部にて対戦相手であるアリスと対峙した創真。
うわーお嫌味と共に小悪魔全開な笑みですねアリスさん★
そういうわけで創真も応戦。
う~~~ん、凄い舌戦だ(滝汗)。
どちらもマイペースで不敵で口達者同士だからな~。
時は戻り、テーマである「お弁当」の調理に取り組む創真とアリス。
アリスは試験管やら機械類を多用するという、もはや科学実験にしか見えない手法で調理していきます。
え~と、とりあえず何かを遠心分離機にかけているのは分かった。
『味の物知り博士』である筈の丸井も、アリスのこの調理スタイルは解説できない模様。
吉野からダメ出し受けちゃってます(苦笑)。
まあ、丸井は過去の文献からの知識に対し、アリスの知識は最先端の科学技術。
完全に専門外なのだから仕方ありませんよ。
ですが、そんな科学実験的なものだけではなく、料理人としての腕も確かだったアリス。
そして、アリスのお茶目に棚上げ発言にツッコむ創真(笑)。
黒木場が敢えて口に出さない点を、創真はしっかり口にしてくれそうだな~。
そんなやり取りの一方で、いきなり学園総帥の孫であるアリスに当たった創真に、早くも見切りを付けてしまっている観衆達。
こりゃ~~~決着の際どうなるか見ものです♪
再び回想へと入り、極星寮へ帰った創真は早速どんなお弁当を作るか考えを巡らせていました。
地元のお弁当屋「とみたや」から、倉瀬の事を思い出す創真。
創真のこういう所好きですねー。
ナチュラルに相手を気に掛けてくれるところが。
できれば、また顔見せに行ってあげてね。(^^)
そんな創真の目の前を集中モードで通り過ぎる恵。
大舞台というプレッシャーに押し潰されず、より心が強くなったその姿は創真も良い励みになったようです。
この二人、どんどん理想的な“対等”の関係になってきてますね。(^^)
創真からお題と対戦相手を聞く榊。
やはり榊もいきなりアリスに当たったことに衝撃くらってます。(そんな榊を呑気にツッコむソーマさんが・・・/笑)
でも創真にとってみれば、相手が誰であろうが全力でぶつかるのみでしょうから。
榊からどんなお弁当にするのか聞かれ、創真が答えた弁当は―――
のり弁!
数ある弁当の中でも断トツで低コスト&庶民派なそれに、榊は思いっきり脱力。
日の丸弁当よりは遥かにマシだと思うけど。
よりによってなんでのり弁に!?と、暗にのり弁を見下している榊に、創真はのり弁舐めんなよ?ということでプロト版を作ることに。
創真のこのニィという笑みを見ると、否応無く昂ってしまう今日この頃(爆)。
そうして創真ののり弁当を試食する榊ですが、その美味しさに驚かされることに。
ビールを使って揚げることで軽い触感になったり、らっきょうとしば漬けを使ったタルタルソース等、今回も一般家庭で使える有用なマメ知識が披露されています。
しかし、ちくわも自家製とは凄いな創真さん(汗)。
白身魚、ちくわ、そして海苔。
磯の香りに包みこまれる榊。
って!?
驚愕のコラボ。
『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』の磯部磯兵衛、突如のゲスト出演です。
単行本派の人からすれば、誰???でしょうが(苦笑)。
のり弁当の味のまとまり、完成度の高さ。
榊はのり弁当を見直さずにはいられませんでした。
いくら低コストとはいえども、定番として長らく人々に愛されてきたのは伊達ではないということですね。
お弁当の王道だからこそ、無限の可能性をのり弁に感じる創真。
こののり弁を更に進化させ、アリスに勝つ品を考え出すことにします。
まずは敵を知ろうということで、予選の際の録画を観直すことに。(誰が撮ってくれたんだろ?)
榊も一緒に対アリス戦への策を考えてくれます。(おお、なんという新鮮な組み合わせだ☆)
やはりアリスの料理は、創真から見ても非常に興味深い品の模様。
こんなにギラギラな創真さんも珍しい(笑)。
私も榊と同意見。
アリスはどっかの従姉妹と違って気さくな子だから。
知性派な榊は、分子料理の最大の武器は驚きのある演出と意見を。
その際、創真に本を見せて説明してくれてますが…
近いよ!!(///)
悩み過ぎて気が滅入ってしまった榊に、頭を休めるには甘い物と、創真はたくさんのお菓子を取り出します。
それらは先日「子ども料理教室」を手伝った際、帰り際に子ども達がくれた物でした。
本当、すっかり子ども達から慕われて。
どこでも、誰とでもすぐ打ち解けられるのは創真の最大の長所の一つですよね。(^^)
と、そこで何かを閃く創真。
どうして創真ってこう悪どい顔が似合うんだろう。
主人公なのに。
ゲテモノチャレンジモードに入ってしまった創真にとてつもない不安を抱く榊。
そんな榊の心配をよそに、創真はどこかへ出掛けて行ってしまったのでした。(声が弾んでる・・・めっちゃ楽しそうだ・・・/汗)
そんな前日の様子を思い返し、創真がどんな料理を出すつもりなのか心配する榊。
確かに審査員を倒れさせたりしたらシャレにもならんけど(核爆)。
そうしていよいよアリスの料理が完成。
その料理は何と、霧に包まれていました!!
さすがはアリス、既に「お弁当」の既成概念を覆しています。
おそらく霧は液体窒素によるものと思うのですが、果たしてその中身は?
ひっさしぶりに
冒頭でアリスの嫌味顔を小悪魔な笑みと述べましたが
魔獣の笑みには、足元にも及びませんでした(核・爆・発)。
ホント創真様の邪悪顔って、とんでもないレベルだと思う。
そしてそんな創真様がまた大好きな私ももう末期だと思う(爆っ)。
そんな創真様も素敵でしたが、今回は榊とのやり取りが非常に新鮮でした。
創真が極星寮に入ってだいぶ経ちましたが、榊とマンツーマンで絡むことはこれまで一度もありませんでしたからね~。
マイペースだけど多面性もある創真は、これまで出会った女性キャラそれぞれと味のある関係を築けてますよね。
極星ガールズとも、恵とはベストコンビとして、吉野とは快活コンビとして良好な関係を築けている創真。
そして今回、榊とはセクシーコンビとして成立(爆)。
または首回り解放コンビ(爆×3)。
榊の色気は誰もが認める所でしょうが、創真の色気も男性キャラ中1・2を争うレベルと思っている私。
この二人のやり取り、何気ないものだったのにちょっとドキッとさせられちゃいました。
改めて考えてみると、榊って性格良し、スタイル良し、聡明で料理の腕も確かと、この作品中トップクラスの完璧ガールですよね。
隠れファンが多いらしい榊ですが、この回で更にファンを獲得したのではないでしょうか(笑)?
前々回の「こども料理教室」での出来事から、駄菓子にヒントを得た創真。
どうやら駄菓子のワクワク感を、分子料理の驚きへの対抗策にするようですが・・・。
駄菓子をお弁当に・・・・・・・・・・。
のり弁の磯の風味と、駄菓子の甘味がどんな風に合体するのか全く想像できませんが。予想出来ない分非常に興味がそそられます。
スナック菓子系なら簡単にお弁当に応用出来るでしょうが、そんな保守的な組み合わせではつまらないですものね。
ここは飴やチョコ、ラムネ菓子といった、“攻め”の組み合わせを期待します!
こうして「秋の選抜 本戦」の第一回戦は、[のり弁+駄菓子]という、この上無い庶民的かつ奇想天外な品を出す模様の創真。
うん、「創真らしさ」200%な品です(笑)。
私としてはあのダークスマイルを見た瞬間創真の勝利を確信しましたね。
まあ、心配な点もあるにはあるのですが。
それは、出す相手がVIPだということ。
確か吉野も予選のお題が知らされた際(第44話)にそんな事を言っていましたしね。
仙左衛門は大丈夫でしょうが、他の審査員の方々がどっかのお嬢様のような高級志向の堅物でないことを祈るばかりです。
職人としての技術を「曲芸」と、経験に基づく発想を「古臭い発想」と卑下したアリス。
だからこそ、彼女が否定したやり方で正面から勝ってくれることに期待です!!
さりげに楽しみなのが審査員達のリアクション。
仙左衛門が脱いだりしたらどうしましょ?(核爆死)
次回は一周年記念の際に募集した、「レシピ選手権」の優秀作発表記念ということで、センターカラー。
や~~~っと発表ですか★
当初は2月に発表予定とあったので、企画倒れしちまったのかと結構本気で思ってしまってましたよ(爆)。
はてさて、どんな丼物レシピが選ばれたのかな~?(←他人事)