あまぐりころころ

主に漫画やゲーム等の感想や考察を。
時に旅行記等も交えながらの、のんびりのほほんブログ。

『食戟のソーマ』第123話感想

2015-07-22 19:00:00 | 食戟のソーマ

 週刊少年ジャンプ2015年30号掲載。
 掲載順第3位
 第123話 【辛さを恐れず】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今回の扉絵はえりな、新戸、アリスの体育の授業風景。
 創真や恵、北条はバスケを選択していましたが、彼女らはバレーですか。

 前回の中国拳法家な創真と久我と同様に、今回も佐伯先生は楽しんで描いてくださったように思います。

 華麗にアタッカーなえりな。
 うん、意外。(←)
 案外運動オンチかと思ってたんだけど。(←←)
 この直後顔でアタックかましたらオチとしては最高ですね。(←←←) 





 一色先輩主催による、極星寮の模擬店は「芋煮会」とのこと。
 一色先輩ナイスセレクト!!(Σd(><))
 そう!秋といえば芋煮会!!
 芋煮会といえば河川敷!!
 これぞ東北の風物詩!!!

 これこそ、恵の活躍どころだったでしょうねえ~。
 ちなみに恵の地元の「芋煮」はどんな味付けなのでしょうか?
 「芋煮」は地方によって味付けや使用食材が様々なので、ここはぜひとも一色先輩(森崎先生)プロデュースの芋煮のレシピを単行本に掲載して貰いたいところです。

 というわけで。

 一色先輩頑張ってください。貴方ならやれると信じてる(爆)。





 月宴祭の準備もいよいよ本格的に。
 そんな中、久我率いる「中華料理研究会」と出会う創真と恵。
 どう見ても奴隷の使役にしか見えません(大汗)。
 調度品を全て入れ替えるえりなといい、川を引こうとする一色先輩といい、十傑ってすげえ。

 でも部員さん達は楽しんでるようです。(^^;A)
 久我は「中華料理研究会」を塗り替えただの支配しただのと聞いていたけど、意外と内部に不満は無いようですね。

 久我は着々と模擬店の設営を進めているものの、創真の方の店はまだ何も手つかずのまま。
 まずは出すメニュー決めから。



 ということで、えりなから聞いた「麻辣味」を用いた試作に挑んでみることに。
 中華研で食した麻婆豆腐の辛味の強さに対抗すべく、辛さをどんどん強化していく創真。
 ・・・。(^^;A)
 単なる「辛さ」との勝負になってまっせ創真くん。(楽しそうだ・・・)

 その結果出来上がった麻婆豆腐はというと・・・。

 危険感満々の一品でした(超滝汗)。

 案の定、味見した恵ちゃんは火を吐くという偉業を達成(大苦笑)。

 頑張れ恵。


 続けて作られる、他の中華料理。

 そのいずれも

 効果音:カーーーッ
 注釈:だいぶ赤い

 (^^;;;A)

 何故だろう、白黒漫画の筈なのにちょっと本気で赤く見えるよ。


 そんな激辛料理の連発にも、頑張って味見する恵。
 そんな恵の健気さを冷静な判断という名のもとに無下にする創真さん。(そういえば真夏にも郁魅が似たような目に遭ってたっけなあ・・・

 ホント、頑張れ恵。


 中華研の麻婆豆腐に使用されている調味料の全ては、なんと久我自身が作り上げた特製の物とのこと。
 それだけの手間暇と共に信念が散りばめられている、久我の麻婆豆腐。
 それはまさに、料理人の顔が見える一品。
 「秋の選抜」の決勝でも語られ、創真が模索している重要ポイント。
 それを至ってオーソドックスな品にさえ醸し出すとは・・・。改めて、久我の凄さを感じます。



 とそこに、廊下から聞こえてきたのはえりなとアリスの喧騒。
 申請期限が終わってしまったというのに無理やり途中参加しようとしているアリスを、えりなが叱っていたのでした。
 少し脱線。
 えりなとアリスって、並ぶと「金と黒」と「銀と白」といった感じで配色的にとっても似合うよね。
 まあ、個人的なイメージカラーとしてはえりなは「白と青」で、アリスは「白と水色」ですが。
 更に脱線。
 でもって恵は「白と緑」。
 創真は「赤と白と黒」だと思ってまーす♪


 そんな二人に声を掛ける創真。
 「薙切ズ」って言いやすいね(笑)。
 廊下のど真ん中で喧嘩もなんですし、皆で調理室にてお話を。
 前回は郁魅、えりな、恵とそれぞれコミュニケーションを交わし、今回は恵、えりな、アリスと皆一緒にコミュニケーションってか。
 もうこの漫画、ラブコメ漫画と錯覚されても誰も文句言えないと思う。

 アリスから、「辛さ」は味覚ではなく“痛覚”だという事を教わる創真。
 へ~。味覚の定義が「甘味」「苦味」「酸味」「塩味」「旨味」の五つであることは知っていましたが、どうして「辛味」は含まれていないのかと前から疑問に思っていたのでした。
 そういう理由だったとは☆

 成る程、と創真さん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・辛いって漢字 幸平の「幸」って字に似てんなー・・・」

 

 

名言頂きましたありがとうございます。(大・爆・笑)

 

 

 

 

 

 

 

 なるほど、恵の場合は噴煙を上げてたけど(by第46話)、創真のオーバーフローの形は「現実逃避」か(爆)。





 アリスに続きえりなも、中華料理は「辛さ」だけでなく中国大陸全土に渡る多彩な料理体系を持つジャンルだと説明。
 えりなが創真にわざわざ説明したのは中華料理に手を出すことの無謀さを分からせるためでしたが、創真はその説明によって思い出します。
 それは、父親との記憶。

 遂にえりなは、創真の口から「父親」という言葉を聞きましたか。
 えりなは思い込みの強い子ですから、創真の口から一切聞くことないまま、いきなり他者から城一郎が創真の父親であることを知らされたら、「騙された」と誤解してしまうのではないか・・・と、危惧してたんです。
 でも今回至って自然に創真の口から語られたことで、その心配は少し軽減。

 でもこうなってきたとなると、もういつ、どこで、誰から、どういう形で「創真の父親=憧れの料理人」であることをえりなが知ってもおかしくありませんね。
 恵は創真と城一郎が親子であることは既に知ってますが、えりなが城一郎を慕っていることは知りません。それに、スタジエールの帰りの車中で、創真の話をすることはタブーということなりましたし。
 アリスは逆にえりなに憧れの人がいることは知ってますが、それが城一郎であることと、創真と城一郎との関係は知らないわけですし。
 もしかしたら極星寮の面々からバレるかもしれませんし、ひょっとしたら汐見を通して葉山からバラされる、という可能性もあります。
 どちらにせよ「城一郎との親子関係」という創真の素性は、えりなとの因縁における最大級の重要ポイントですし、えりながその事実を知るのはまだ当分先の事でしょうけど。


 父親との思い出から、創真は料理の案を何か閃いたようですが・・・?





 そして翌日の放課後。
 「中華研」の模擬店はほぼその全形が完成。
 それは軽い宮殿レベルでした(っていうか、これもう「模擬店」なんてレベルじゃない・・・/汗)

 周囲がその規模に感嘆する中、やってきた創真さん。
 設置したのは屋台。

 周囲が嘲り笑う中、久我は笑わず。
 お、これは好印象。
 創真達を「眼中にない」と言いながらも、嘗め切っているわけではないようですね。

 久我の目に留まったのは、屋台に設置されていた「釜」。
 え?釜?綿あめ製造機じゃなかったの?(←中華じゃなくなるっつーの)

 その釜から久我は、創真が何を作ろうとしているのか察しがついたようですが・・・?

 

 

 


 

 

 

 いつも的確なんだけど・・・。


 今回は殊更ツッコミがキレッキレですな創真くん☆


 そんなナイスツッコミの合間に落としてくださったボケもメガトン級の破壊力。
 お腹捩れるかと思いました。




 今回はかなり理論的な部分が多い内容でしたね。
 それでも非常に楽しく読めたのは、やっぱ創真のツッコミ&大ボケと恵のリアクション芸のお陰(爆)。


 前回にて「辛さ」がこの度の久我との中華勝負のポイントであると示されましたが、今回はそれ以外のキーワードも幾つか提示されました。

 「痛さ」
 「中毒性」
 「リピーター」
 「様々な料理体系」

 特に私が注目させられたのが「辛味は“痛み”」ということ。
 時々凶器な料理(※褒め言葉)を作りはしますが、創真の料理は優しく温かな味わいだということは、これまで度々描かれてきました。
 いうなれば、創真の料理は“癒し”の部類なんですよね。
 それは“痛み”とは相反するもの。
 今回の勝負は「辛味」が鍵となる以上、創真も久我の料理に負けない「辛味」を自分の料理に加えていかなければならないわけですが、それでは創真の料理らしくなくなってしまいます。
 “癒し”と“痛み”の両立。
 前回でも述べられていましたが、「秋の選抜」で美作との勝負の際に求められた“優しさ”と“強さ”の両立にかなりに似た課題ですよね。
 これは・・・。
 創真自身にもかなり深く関わっているテーマなのでは・・・?
 個人的にそう感じているだけに、創真がどんな料理を考え付くのかいつも以上に気になるところです。

 そういうわけで、やはり創真の“原点”を振り返る意味では城一郎の存在は絶対に外せないわけで。
 父親との思い出からアイデアを閃かせた創真ですが、その思い出から得たものをどう理解・分解・再構築したのか。
 他ならぬ十傑との勝負でもありますし、四宮の店でのスタジエール研修で学んだ成果を、ぜひ大いに発揮して貰いたいですね!


 とりあえずその品は屋台で出す模様。
 屋台で出店とは、とっても創真らしいですね。(^^)
 けど、その屋台でどんな料理を出すのかは、相変わらずのことながら全く読めません。
 ヒントはあの「釜」ですが、それでもさっぱり分からない・・・。
 今回のキーワードから推測するに、四川料理とは違う料理体系の中華・・・とか?



 そして早くも、次回から月宴祭が始まる模様。
 はてさて、一体創真はどんな対抗策で挑むのやら・・・? 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする