あまぐりころころ

主に漫画やゲーム等の感想や考察を。
時に旅行記等も交えながらの、のんびりのほほんブログ。

『食戟のソーマ』第122話感想

2015-07-16 14:35:00 | 食戟のソーマ

 週刊少年ジャンプ2015年29号掲載。
 掲載順第4位
 第122話 【「麻」と「辣」】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ひゃあ~~~~~vvv

 

 

 今回の扉絵素敵すぎーーー!!!o(><o) (o><)oo(><o) (o><)o


 チャイナ服ですよ!!チャ・イ・ナ・!!!

 うわ~!
 きゃ~!
 ひえ~!

 創真は洋装よりは和装が似合うかな、と思っていたらばコレですよ。
 中華服も滅茶苦茶似合うじゃないですかーーー!!

 これにはもう軽く感激さえ覚えました。
 中華最高。
 中華万歳。
 毎度のことながら佐伯先生、至高のイラストをありがとう。(佐伯先生も、普段あまり描く機会のない体の動きが描けて楽しかった、とか思ってくれてたら嬉しいな(^^))





 遠月学園の学園祭。
 その正式名称は『月饗祭』!
 その規模は予想以上に大きいものでした。
 会期は5日間。
 連日各地からツアー客が来園。!!
 しかもそれは国内外から。!!!

 ・・・わーお。
 「学園祭」なんて言葉で収まらない規模ですよコレ。
 日本の経済レベルにまで影響及ぼしてそう(汗)。



 赤字を出したら退学ということを知らなかった創真。
 というのも、遠月学園の生徒は中等部のうちに講師からの監督・指導が付いての出店経験を積んでいるため、滅多な事では赤字が出ることは無いそうです。
 競合店の真正面に出店するような無茶なことをやらかさない限りは。

 ・・・その「無茶な見本」がまさにここにいるんですけど(大苦笑)。

 創真が高等部からの編入生ということが裏目に出てしまった形ですね。
 まあ創真のことだから、この事を知ってたとしても久我に真正面から勝負を挑んだでしょうが。

 でもって
 ソーにゃんカワイーv

 ライオンVS小動物のイメージというと、『黒子のバ●ケ』のライオンVSチワワを思い出します(笑)。
 もっとも、ソーにゃんは久我ライオンにネコパンチの一発でも堂々と食らわしてくれそうですけど♪


 創真を叱る郁魅さん。
 もうすっかり創真の危うい言動を叱ってくれる役割が板についていますね。

 案の定創真くんは至って前向き☆
 そんな創真に「あんたの無計画さを知ってるから説得力がない」とツッコむ郁魅。
 ま、確かにそう言われても仕方ないか(苦笑)。
 でもね。
 “攻撃”の姿勢が強すぎていつも「考えなし」に思われちゃう創真だけど、状況や事態を把握した“迎撃”の態勢になったら驚くほどの対応力を発揮すると思うよ。


 そして丼研は郁魅のお陰で大所帯に。
 もう郁魅様様ですね小西先輩☆
 貞塚との出店場所を賭けた食戟にも余裕で勝てた模様。良かった良かった。
 もっとも、貞塚は新戸に話しかけられたことでもう満足しちゃってるでしょうけど(苦笑)。

 後輩達から慕われている郁魅。
 そんな後輩達の面倒をみなければならないため、創真への手伝いは今回は難しいとのこと。
 それでもこれまでと変わらずに、「困ったら力になる」と言ってくれました。
 ありがとうね郁魅。(^^)
 そしてとっても素敵な笑顔。(^^)
 実力やカリスマ性もさることながら、女の子としての魅力もどんどん増してるな~。(^^) 
 
 ちなみに、小西先輩による「名誉部員」の件は一応保留しておくことにしましょう(笑)。





 そして丼研を後にした創真は、極星寮に帰る途中で再びえりなと出会う事に。
 その際、たまたまえりなに時間が空いたことで、創真は実家で出してた麻婆豆腐の味見を頼みます。
 えりなは拒否しようとします・・・が。
 ところがどっこい。
 新戸は創真の申し出を拒みませんでした。(うん、予想通り♪
 新戸が拒否しない以上、実際断る理由も無かったため、不本意ながらえりなは味見を引き受けることに。 

 ・・・なんていうか・・・。

 創真はもうほとんどえりなを自分のペースに巻き込む術を把握しちゃってるけど、えりなは逆にどんどん創真のペースに流されやすくなっていっちゃってるね♪


 創真と新戸が急に親しげになった事が気になるえりな。
 確かに今回の新戸の判断は公平なものでした。
 ですが、ほんの少し前までは創真を「悪い虫」と言わんばかりに、寄るな触るな関わるなとそりゃ~も~闇雲にえりなから防衛してましたものね~~~。
 それを思えば、今の新戸の創真への態度は激変したと言っても良いレベルです(苦笑)。

 気になってはいるものの、結局えりなは新戸に聞けませんでした。
 ここで聞いちゃえばよかったのに。
 この事があとで大きな溝にならないといいんだけど・・・。



 かくして創真の麻婆豆腐を味見したえりなが言うことには、創真の料理は久我に比べて圧倒的に「麻(マー)」と「辣(ラー)」が足りていないとのこと。

 案の定、「麻」と「辣」について大ボケをかます創真さん(大笑)。
 郁魅に続きえりなも叱る・・・というかツッコんじゃってます(苦笑)。
 でも創真のこの「無知さ」はとても大事なものなんですよね。
 創真のこの知識の乏しさのお陰で、周囲のキャラ達の解説が私達読者への解説にもなっているのですから。
 創真のこういう所がご愛嬌だったりするし(笑)。

 それに、創真は案外「エリート」では知れない知識は結構豊富だと思いますよ?

 「麻」と「辣」とは、一口で言えば“辛味”。
 「麻味」は花椒[ホアジャオ]による痺れるような辛さ。
 「辣味」は唐辛子によるひりつくような辛さとのこと。

 へ~、だから「婆豆腐」とか「油」っていうのね☆
 創真も思い当たっている通り、花椒は「秋の選抜予選」で郁魅が使っていた香辛料でした。
 そういえば郁魅の「トンポーロウカレー丼」も中華系のカレー料理でしたものね。


 そういうわけで創真の無知さも相まって(苦笑)、中華料理の料理体系や久我が「四川料理」の使い手であることを教えてくれるえりな。
 で、ひとしきり説明を終えた後に創真にしっかり助言をしてしまったことに気が付くという(笑)。
 ここら辺は料理指南としての職業病が出てしまったのでしょうね。

 そんな失態を撤回しようと「忘れなさい!」と言うえりなに、創真さんは「んな無茶な」と一蹴。
 ごもっとも(笑)。
 あー面白い♪


 「中華料理研究会」はもともとその名の通り、中国料理を手広く研究していました。
 ですが、久我の手によって四川料理特化へと塗り替えられ、支配されてしまったそうです。






 そして極星寮に戻った創真。

 ・・・ん?
 ここで気付いたんですが、絶対「山の手エリア」を選んだであろうえりな。
 その店の近くを通って極星寮に帰ってきたという事は、極星寮って「山の手エリア」に位置する建物だったんですね☆(確かに“隠れ家”的建物だし/笑)
 ということは、一色先輩ら極星寮の面々も「山の手エリア」からの出店となる訳ですか。


 そこに現れたのは恵。
 恵も極星寮や郷土料理研究会から出店の誘いを受けていましたが、両方とも断っていました。
 そこまでして何をやろうとしていたかというと、創真の手伝い。

 創真:「へ?なんで?」(超素朴な疑問)
 恵:「え・・・ だって創真くん人手が足りないと思って・・・」(超素朴な答え)
 創真&恵:「「・・・・・・・・・・」」(沈黙)

 

 

 

 

 

この天然鈍感イノセントコンビめ。(^m^)(^m^)(^m^)





 

 

 

 ようやく気付く恵ちゃん。
 自分が当たり前のように創真の手伝いをしようとしていたことに。

 というわけで恵ちゃん動じまくり。
 あ~可愛いv
 あ~和むv
 恵はほんと健気で慎ましい子ですね。
 絶対良いお嫁さんになれますよ。(^^)

 でもってそんな恵に無表情な創真くんがめっさ可愛いんですがっ・・・!!
 髪が伸びて大人っぽさと色気が爆上がりした創真くんですが、なんのなんの。
 可愛さも相も変わらず健在で御座います。
 あ~ここの創真くん缶バッジかスタンプにしてほしい・・・。

 恵の好意に、創真は真っ直ぐ感謝。
 郁魅に対してもそうですし、創真って見事なまでに女の子からの協力や気配りを“恋愛”に結びつけて考えないよね。
 もはや呆れを通り越して清々しいくらい。

 ・・・・・。

 そういうとこも大好きだ!!!(Σd(><))(←アホ)


 かくして久し振りに、創真は恵とタッグを組むことに!





 一方その頃。

 葉山の元を訪れたのは、アリスと黒木場。
 なんと、三人で一緒に出店することに。(※汐見の了承済み)

 まさかこんな形で葉山の「頑張れ!」発言を聞く日が訪れようとは(大笑)。
 しかもまさかまさかの黒木場に。

 そして強引グマイウェイに葉山と黒木場を引っ張っていくアリス。
 これと似たような事を某赤髪少年もやってたっけな~~~(笑)。(参考:第95話)



 ま、出店場所は「目抜き通りエリア」ということで、創真ともえりなとも直接競えないんだけどね☆ 
  

 

 


 

 

 

 

さ~~~面白くなってまいりました♪






 いつも一緒にいる創真と恵。
 なので新鮮さは低いものの、この二人のコンビ結成は「地獄の合宿編」以来なんですよね~~~。
 それと相まってリアルタイムでもアニメと丁度合う展開になってくれていて、とても感慨深いものがありました。
 嬉しかったです。附田&佐伯先生、ありがとうございます。(⌒⌒)





 今回冒頭で説明された、月饗祭の規模。

 特に私が目に留まった点が、国外からも来訪者が訪れるということ。
 「秋の選抜」の“裏テーマ”。
 前回さりげに載っていたガイドブックの煽り。
 そして実はワールドワイドな規模だった月饗祭。
 どうやら今回の章も、創真が「世界」に踏み出す布石の一つになるようです。





 久我のやり方の“偏り”もだいぶ見えてきた感じ。
 せっかく中国料理は広大な大陸ならではの多種溢れる個性に満ちたジャンルだというのに、いくら自分の得意分野とはいえ「四川料理」のみを扱うなんて・・・。
 とても勿体無い事だなあ~と思います。
 それは部員達への指導の仕方にも。
 「自分の料理」を叩き込むそのやり方は、部員一人一人の料理人としての個性をも塗り替えてしまっているかのようで・・・。
 「自分の店」に誇りを持つ料理人を見下す叡山のように、どうやら久我も「理由」持ちのようですね。

 そんな久我は自分の料理の辛さに激しく反応する客達の姿を見るのが至極楽しいそうで(汗)。
 
やっぱり創真と久我は気が合いそう(苦笑)。

 ・・・・・でも。
 私も創真や久我の考えが分かるかも。

 料理人にとって一番つらいのは自分の料理を理不尽に貶された時でしょうが、その反面、料理人にとって一番つまらないのは自分の料理を無反応に食べられることなんですよね。
 旨いというわけでもなく不味いというわけでもなく、ただ淡々と作業的に食べる。
 そういうのが、作り手側にとっては最も作り甲斐の無い反応なんですよ。
 そう考えると、作ることはもとより、食べる相手の反応にも楽しさを見出せている創真の姿勢には改めて賛同できます。


 「辛味」が持つ“支配力”を熟知している久我。
 実際「激辛ブーム」というのもあるくらい、辛さというのは人を病みつきにさせますものね。
 それをえりなは
「雷撃」と表現してますが、なんとも的確でありながら格好良い引用だこと☆
 久我の二つ名も「雷」が付いていそう。
 
 「中華料理」という得意分野といい、「辛味」のスペシャリストといい、これは確かに十傑として申し分ない強力なスキルです。
 「辛味」や「中華」というと、連想されるのが「スパイス」の葉山や「薬膳」の新戸。
 彼らとの関わりも追々の展開として楽しみなところですね。





 でも今回の見どころはやはり、三大ヒロインとのそれぞれのやり取りでしょう!
 今回の内容はなんだか第84話を思い出させました。
 あの時も、えりな・郁魅・恵それぞれが各々の形で創真に関わっていましたからね~。
 その時と比べると全員と確実に親密さが進んでいるのが大変嬉しいところです♪

 

 創真に協力したいとは思いつつも、“自分のやるべきこと”を選んだ郁魅。
 そして創真も心地良く郁魅自身の判断を後押ししてくれました。(^^)
 そんな創真に向けた郁魅の笑顔がとっても印象的・・・!
 もはや創真にデレデレな郁魅ちゃんですが(笑)、最後の「ツン」とばかりにこれまで柔らかな笑顔は見せなかったんですよね。
 そんな郁魅が初めて創真に向けた、素直な笑みと言葉。
 創真一人を“優先”することは出来ないけど、“特別”であることには変わりない。
 そんな創真への想いがこの表情だけで伝わるあたり、毎度のことながら佐伯先生の描写力には心から感嘆させられます。



 片やえりなはというと、今回もなし崩し的に創真に協力させられた形でしたね(笑)。
 といっても今回は以前と違って嘲笑や蔑みが全く無く、非常に好感を抱けました。
 いつもこれぐらいの態度だったらいいのに。ほんとに、まったく。

 その一方で描かれていたのが、新戸の創真に対する“変化”への戸惑い。
 「紅葉狩り会」で創真と新戸の関係の変化をなんとなく感じ取り。
 前々回で創真と遭遇した際、内心で新戸の庇護を求め。
 そして今回で、新戸の創真に対する態度の変化を明白に突きつけられるという、丁寧に段階を踏まえた描写となっていました。
 このことは、創真とえりなだけでなく、えりなと新戸の関係もひとつの局面を迎えたということです。
 小説版で明かされていることですが、美意識を共有し、実は性格的にも似た者同士だったえりなと新戸。
 だからこそ二人はこれまで気の合った“甘美な世界”を維持してこれていました。
 でも。
 新戸は「スタジエール研修」にて“外”の世界を知り、創真から「“隣”に立って歩ける自分に変わればいい」と教えられ、前に歩み始めました。えりなの“隣”に立つために。
 でも。
 そんな新戸に対し、えりなは全く前に歩んでいないんですよね。
 「料理人」としては、確かにえりなは新戸や創真達より遥か先にいます。
 ですが、「一人の人間」としては全然前に歩んでいません。
 後々、えりなはまた突きつけられることになるでしょう。
 新戸と自分との間に開いてしまった“距離”に。

 えりなを“外の世界”から守る、最大にして最後の“防壁”だった新戸。
 そして“外の世界”の象徴たる存在なのが創真。
 つまりは、創真に関しては新戸という“防壁”は通用しなくなってしまったわけです。
 ですが、えりなはまだまだ創真を、そして周囲の“変化”を認めないことでしょうね。
 その理由も、えりな自身の背景や内面と関連してこれから明かされていくことでしょう。
 “外の世界”、そして“変化”への。
 彼女の羨望。
 そして、怖れが。



 そして恵。
 彼女の場合は、丁度郁魅と対照的なものでした。
 創真が人手を必要としているだろうと思い、所属している研究会や寮への協力を断って創真を手伝おうとした恵。
 しかも創真から問われるまで、何で自分が創真への協力を優先したのか気付かなかったという。
 つまりは、それだけ恵にとって創真を助けることはごく自然な事だったわけです。

 それに気付いた瞬間、大いに慌てた恵。
 その動揺は、自分の空回りに対する羞恥と、「思い上がり」と思われたかもしれないという不安。
 これほど狼狽えながらも、まだ恵は自覚していません。
 ごく当たり前に創真を選んだという、自分の中の創真の“特別さ”に。

 様々な経験を通して少しずつ得てきた自信。
 その自信を創真への助力に使おうとするあたりが、本当に恵のヒロイン性の真髄ですね。(^^)

 そんな恵に、創真くんは可愛く無表情。
 だからこそその心情が読めないのと同時に、如何様にも取れるんですよね。
 清々しいくらい恋愛関係にはおニブさんで疎い創真。
 ですが、実は創真は恋愛に関してとてもしっかりした考えを持っていると私は思っています。
 そう思っているだけに、ここの創真の表情は可愛くも中々意味深げなものに思えました。


 アニメの四宮編のタイミングに合わせてくれた、今回の二人のやり取り。
 あの時創真は、恵の力を認め、信じてくれたからこそ力を貸してくれました。
 そして今度は恵の番。
 創真を尊敬し、信じているからこそ当たり前のように力になろうとしてくれます。
 これは中々にアツい関係ですよ。
 友情的爽やかさと、恋愛的微笑ましさ。
 今の創真と恵の関係は、そのバランスがとっても素敵に取れてると思います。(^^) 





 創真という「秋の選抜決勝進出者」がヒロインらと微笑ましいやり取りを繰り広げる一方で、他二名の「選抜決勝進出者」はアリスに振り回されることに。
 こうして見ると、創真って凄まじく女運が良いよね(爆)。

 実際アリスは創真と匹敵するマイペースっ子ですし、水と油な2人を良い感じにひっぱっていってくれると思います。
 まあ、アリスのことだから仲を取り持つというより勝手に振り回すだけでしょうが(苦笑)。

 そういうわけで意外な組み合わせが結成されたわけですが、考えてみるとこの新たな関わりは葉山や黒木場、そしてアリスというキャラクターの“掘り下げ”に必然的な事だったと思います。

 う~~~ん・・・。

 これは小説版第3弾感想記事で述べようと思っていた事なんですが・・・。

 いいや書いちゃえ!

 過酷な環境で生きてきた中拾ってもらったという、良く似た境遇を持つ葉山と黒木場。
 それだけに非常に比較し甲斐のある二人なのですが、それは汐見とアリスにも当て嵌るんですよ。
 そして。
 葉山とアリスは互いの主従関係の「理想」を共通しているんです。
 葉山は汐見との。
 アリスは黒木場との。
 もっとも、私はこの「理想」は理解するものの賛同はしていませんが。
 今回の「学園祭編」では“縁”の構築だけに留まるでしょうが、アリスと葉山のその共通点は、アリスと黒木場、そして葉山と汐見の関係に大きく関わっていくものと考えています。





 さてさて、チーム戦となり、かなり面白い展開になってきました♪
 久我を始めとする十傑勢との対決もさることながら、チームメンバー同士のやり取りにも注目ですね。
 やっぱり私としては期待せざるを得ないのが、創真と恵の関係の前進。
 「秋の選抜」の予選終了後並みのニコニコ展開を期待しまーす♪


体温超え★

2015-07-14 02:05:00 | 食戟のソーマ

 日本全国で暑さが猛威を振るってますが、皆様の地域はどうですか?
 栗うさぎの地域は最高気温37度でした。
 いえーい★★★(←開き直り)

 今日は一応休みだったのですが、所用で外をアッチうろうろ、コッチうろうろ(それも仕事関係だったり★)。
 結局半日以上外廻り状態でした。
 でも、終いにゃ何だか楽しくなってきちゃったり♪(←)
 家に引き篭って暑さにゲンナリしてるよりかは、軽く外を出回る方が向いてるのかもしれない、私って。
 こういう時、自分は「暑さ」に割と強いと感じます。(あ、勿論意識的に水分補給はしましたよー)
 皆様も暑さには充分気を付けつつも、夏を楽しんでくださいね~。



 アニメで「商店街復興編(唐揚げ編)」が丸ごと削除されるのではと本気で危惧していましたが、公式ツイッターを覗いたところ、どうやらちゃんと手掛けてくださるようで一安心。
 ・・・一応は。
 脚本の帳尻を上手く合わせてくれるか、まだ不安です。


 さて、では今週も簡易版『食戟のソーマ』感想にいってみましょうか。
 う~ん・・・、今回も一応反転させて頂きますね。

  • 同じ「目抜き通りエリア」ということもあるし、アリス&葉山&黒木場チームとタクミチームが良い感じに競い合ってくれないかな~♪と思ってたらば、まさかの結果に。
    でもこのトリオの場合、シリアスに転ぼうがギャグに転ぼうが、どちらにせよ面白いことになりそうだからいっか☆(←)

  • アリスの勝手気ままさを黒木場に愚痴る葉山。
    でもさ。
    ミスを連発する「主人」の世話をしているのはキミも同じでしょ?

  • フージャオピンを仲良く食べる面々。
    ・・・えりなは食べないのね。

    ( -.-) =з

    食べればいいのに。皆で、一緒に。

  • あ~~~やっぱり創真とえりなは対照描写が凄く映える。
    個人的にここが今回のベストシーンですね。

  • きた。
    きた。
    きた・・・♪
    少しずつ、でも確実に近づいてくる。
    これが創真の「強さ」の真髄であり、最も恐ろしいところなんですよ♪

  • 誰かと会話している創真さん。
    屋台を引いてる創真さん。

    うん。

    完全に闇商人の図にしか見えません(滝汗)。

    我ながらとんでもない子に惚れちゃったもんだぜ☆

  • さて、では今回を読んでの考察へ。
    とりあえず、創真は循環バスを利用して帰路に就こうとしている客を捉まえて、リピーターと口コミを広げているのかも、という私の予想の確率は更に高くなってくれたように思います。
    ですが今回は創真の策に関する“謎”が更に二つ提示されましたね。


    ひとつは、「創真が鍵を渡した相手」。
    これは多分美作でしょうね。
    ほぼオールスター的な展開でありながら、いまだに美作だけはこれといった活躍の場面がありませんし。(扉絵などでちょこちょこと小さくは出演してたけど/笑)
    私としても、美作の活躍はぜひ見たいところですし。(^^)
    では、創真は美作に何を依頼していたのかというと、屋台の増築。
    美作は見ただけで完全に再現できるという、飛び抜けたコピー能力の持ち主です。
    しかも料理以外の面でも手先が器用ですし(苦笑)。
    ただでさえ小ぶりな屋台ですし、美作程の腕前があれば一日二日あれば充分に組み立てることが出来そうな気がします。
    で、あの鍵は屋台がしまってある倉庫の鍵だった、と。
    連日満員御礼な久我の集客力を考えると、やっぱり屋台一台で挽回は苦しいでしょうからね。


    そして、増加していたという「メニュー」。
    麺料理らしいですが、ひょっとしたら・・・。
    担担麺かも。
    私も調べて知ったんですが、担担麺って四川料理なんですね☆
    どうやら久我の店では担担麺は扱っていないようですし、これなら同じ土俵の料理勝負です!
    そして担担麺(ラーメン)もまさに、屋台の料理。
    小腹がすいた時に、または食事の〆に、相応しい品だと思います。
    おまけに担担麺なら、フージャオピンで用いた肉ダネを再利用できますしね。
    しかも。
    日本の担担麺は日本独自の進化を遂げた麺料理なんですよ。
    そう。
    この品も、私が確信している「秋の選抜」の“裏テーマ”に合っているんです。
    これらを考えると、「担担麺」という考えはあながち的外れではないように思えるのですが・・・。はたして?

  • 「市場の動向を見極めて最善の手を最速で打ち続ける」
    そんな“商売の鉄則”をまさに実践しているに違いない創真。
    そして、上の言葉は叡山が口にしていた言葉でもあります。
    そんな叡山が、ランキングに載っていない・・・。
    そして、私が危険視している小林竜胆も・・・。
    これは嫌な予感が・・・。(><;)

  • ま、とにかく今は策士な創真様を堪能するとしましょう。(←)





何か一気に不安になってきた。

2015-07-07 00:50:00 | 食戟のソーマ

 今週のジャンプにて、アニメ『食戟のソーマ』の後半戦の模様が色々と紹介されました。





 ・・・ねえ。






 「商店街復興編(唐揚げ編)」はどうなるの???






 まさかとは思いますが、このまま丸ごとカットなんてそんな馬鹿なことしませんよね?

 予選の後か、第二期(制作決定を前提のうえで)に回すだけですよね?

 この作品において、一つの章を削ることがどんなに致命的か・・・分からないなんて言わせませんよ。

 尺合わせかどうかは知りませんが・・・、アニメスタッフさん・・・どうか信頼を裏切らないでください・・・。




 そして今週の本編。
 今回は感想というより考察を述べたいので、反転させて頂きます。

 案の定、歴然の差がついてしまいました★
 ですが、創真にはまだ策がある模様。
 さて、その策とは一体何か。考えてみたいと思います。

 創真は何故屋台の品を選んだのか。
 まずは、この疑問がそもそもの発端なんですよね。
 最初は過去の思い出に加え、庶民的で親しみやすいという創真の料理の特色に合ったジャンルだからかと思っていました。
 ですが、今回を読んで思い出したんですよね。
 創真は“動き続ける料理人”だということを。
 その行動も。その思考も。



 ・・・そのうえで、頭に浮かんだ考えはというと。

 創真は、ひょっとしたら久我の店の前だけでなく、他にも出店場所を申請していたのではないのでしょうか?

 そして、久我の店が開いている昼間の間は久我の店の前に出店し、夜間になって大体の店が終わる頃、別の場所で再び店を開くことにしたのでは。
 では、その場所はどこか。



 それは。

 循環バスの乗り降り場近く。

 循環バスを用いて帰路に就こうとしている客に、創真は自分の品を売り込むつもりなのではないのでしょうか?

 移動手段という、人が自然に集まる場所。そこを利用するというその策。

 そう、それは「商店街復興編(唐揚げ編)」でもず屋(叡山)が用いた手段。
 その時の敵の策を、「移動可能な店舗」という屋台の利点を活かして、今度は逆に利用したのでは。
 これなら、バスを利用する多くの人に自分の品をアピールすることが出来ます。
 お土産として。
 これも、持ち帰りも可能というフージャオピンの特色ならでは。
 そしてこの点も、もず屋の唐揚げが家に持ち帰って食べるために作られているという事から習ったのでは。


 もっとも、帰ろうとするお客を捉まえるだけでは、久我のあの圧倒的な集客力には及ばないでしょう。

 ですが。

 この月宴祭の開催期間は計5日間。
 数日間に渡って行われるイベントには、必ず発生する存在があります。

 それはリピーター。
 そして口コミ。

 お土産に買ったお客が、創真の品をまた明日も食べたいと思ってくれたならば。
 そして、お客が友人知人に話題として創真の品を勧めてくれたならば。

 最終日に、創真の屋台に集まるお客は相当数に膨れ上がってくれるのでは。

 しかも、「秋の選抜」の予選と本戦(準決勝)でも述べられていましたが、創真の料理の味は「また食べたい」と思わせる、毎日通っても飽きない優しい味です。
 お客の心に沁み渡る創真の料理は、きっと多くのリピーターを生み出してくれることでしょう。(^^)

 お客が来ないなら、自分から動いてお客が誘われる状況を作り出す。
 これは、「地獄の合宿編(朝食ビュッフェ編)」にも繋がっていることですね。





 ・・・とまあ、こう思うからこそ。

 アニメで「商店街復興編」が削除されたりしたら本気でちゃぶ台ひっくり返してやります。
 

 
 


『食戟のソーマ 十傑選抜総選挙』感想+第121話感想

2015-07-03 10:15:00 | 食戟のソーマ

 今日放送されるアニメ14話は、遂に私が創真に本気で惚れた原作第32話【踊る料理人】が入る内容となってます。(でもアニメのサブタイは【メタモルフォーゼ】・・・ちぇー★)

 今回はガチで料理動画のクオリティが問われますね。

 私にとっては、四宮編と同等に思い入れのある話なので、期待は非常に大きいのですが・・・。
 過去の経験上、あまり期待しすぎないよう、心をセーブしている自分も居ます。
 個人的には前回の作画・演出の方に今回の14話を担当して欲しかったのですが・・・。
 なかなか思い通りにはいきませんね★
 はてさて、「地獄の合宿編」の終了回にもなるであろう今回。
 どれぐらいの質に仕上げてくださったのでしょうか?


 あ、それとここ最近全くアニメの感想を更新していませんが、これはアニメを見切ったわけではありません。
 ただ単に、書きたいことが多すぎて全く纏められないだけなの(爆)。
 改めて実感してます。私の「四宮編」に対する思い入れは自覚している以上に深かったんだな~と。
 もうこうなったら割り切って、原作感想がジャンプ本誌に追いついたらゆっくり手掛けていこうと思っています。
 どうかご了承くださいませ。




 ではだいぶ遅くなってしまいましたが、『十傑選抜総選挙』の感想をば。




 4月に開催された、『遠月学園 十傑選抜総選挙』。
 その結果がセンターカラーにて発表!!

 ちなみに、中間結果は以下の通り☆

 1位:タクミ・アルディーニ
 2位:薙切えりな
 3位:田所恵
 4位:幸平創真
 5位:薙切アリス
 6位:四宮小次郎
 7位:新戸緋紗子
 8位:葉山アキラ
 9位:水戸郁魅
 10位:一色慧 


 さあさあ、それでは栄えある1位からコメントさせていただきましょー!!





 第1位:幸平創真[6451票](前回比 ⇒ )
       

 

創真ーーーーー!!!!!

 

おーめーでーとーうーーー!!!!!

  

★。.::・'゜☆。 \(TT)/ ☆。.::・'゜★

 



 もうね、今回の2連覇は正直なところ本気で危惧してたんです。
 だって、中間結果の順位が4位て・・・!!!
 ベスト3にも入っていなかったことにちゃぶ台ひっくり返しかけました、割と本気で。(←)
 だから殊の外嬉しくて嬉しくて・・・。
 

 しかも。

 2位との差もぶっちぎり!!!Yeah!!!

 まさに文句無しの1位獲得!!
 誰もが認める将来の十傑第1席!!

 堂々とセンターに立つカラー扉絵を見てはニヘニヘニヘニヘ♪
 何度見ても性懲りなくニヘニヘニヘニヘ♪♪
 表情筋が緩みまくりで困っちゃいました♪♪♪

 改めて、本当におめでとう、創真。
 これからも変わらず応援していくから、キミもそのままのキミでいてね。(^^)





 第2位:薙切えりな[5046票](→)

 出番の少なさと性格の悪さにも関わらず、前回と同じく2位と、相変わらずの人気振り。
 中間結果でも2位でしたし、この子も非常に手堅い人気を得ていますよね。
 こういうのがツンデレキャラの強いところなんだよな~。
 ま、主人公とは大差がついちゃってますけど♪

 えりなは創真と絡むことで大きく魅力が発揮できているキャラクターだと思っています。(それはタクミや郁魅にもいえることですが)
 実際創真とえりなは比較して考察すればするほど、お互いのキャラクター性が深く見えてくるという大変面白い関係です。
 その因縁や確執など、ストーリー上非常に重要なヒロインであるえりな。
 根は悪い子ではないと分かっているだけに、早く創真を認めるという“成長”を遂げてもらいたいところです。 





 第3位:タクミ・アルディーニ[4918票](  

 中間結果では1位でしたが、残念。最終的には3位という結果に。

 創真に抜かされたというのがなんともタクミらしいことこの上ない・・・(大苦笑)。

 ですが前回からは確実なランクアップです!!おめでとう!!
 同じツンデレキャラでも、えりなは大多数が男子票だったでしょうが、タクミは間違いなくほとんど女子からの票だったことでしょうね(笑)。
 全体として見ても、男性キャラでは創真に次いで圧倒的人気を獲得しているあたり、流石といったところ。
 創真の最良のライバルとして、これからもぜひ頑張ってもらいたいです。(^^)





 第4位:田所恵[2817票]( ↓ )

 ここからガコンと票差が開くことに。
 約2000票も・・・(汗)。

 残念ながらタクミに負ける形となってしまった恵。
 本編ではあんなにもメインヒロインとして活躍しているにも関わらず、えりなとの差も開いてしまいました。
 まあ、これは今回の投票形式の影響もあることでしょうね。
 これについては後の総評にて。





 第5位:新戸緋紗子[1901票]( ↑ )

 予想通り、前回から大幅に順位上昇です。
 前回は何位だっけ・・・14位?
 凄いな!!

 「秋の選抜」での実力&キャラクター披露に伴い、選挙開催の直前に「スタジエール編(前半)」で再活躍したのも大きかったのでしょうね。
 私もあの章では、彼女を見直しましたもの。

 えりなに最も近しいだけに、彼女の成長のキーパーソンにもなり得る新戸。
 始めの頃はこれほどの人気キャラにも、そして存在的にも重要な人物になるとは全く思いませんでした。
 そう思っているのは私達読者だけでなく、多分附田先生もなのでは?(笑)
 全キャラクター中トップの出世キャラになったわけですし、彼女の動きにはこれからも要注目ですね。





 第6位:薙切アリス[1900票]( ↑ )

 5位の新戸とたった1票差!!!
 ほんの1票!!
 たった1票!!
 これには新戸ファンとアリスファンは滅茶苦茶騒がれたことでしょうねえ~~~(苦笑)。

 それでも、逆に考えれば5位とほとんど同じというわけで。
 前回の人気投票では7位でしたし、実質的なランクアップといえましょう。
 アリスもまたえりなと同様に、非常に安定した人気を保っていますよね。

 個人的に、新戸とアリスがほぼ互角となったこの結果はかなり興味深かったです。
 これはいずれ単行本感想内のキャラクター考察にて述べようと計画していますが、アリスも新戸と同様にえりなに近しい存在であり、えりなが“ありのままの自分”を晒すことが出来る数少ない存在です。
 非常に自由奔放かつマイペースに周囲を振り回しまくるのに、何故か憎めないアリス。
 ある意味創真以上に“自由”に動ける彼女のキャラクター性とポジショニングは、きっと附田先生も非常に重宝していることと思います。





 第7位:四宮小次郎[1882票]( ↓ )

 ランクダウンはしたものの、相も変わらず遠月卒業生陣の中では断トツ☆

 投票受付期間中に丁度本編で再登場していた四宮。
 小説版では第一弾、第三弾と立て続けに抜擢されていますし(しかも続編も確定の流れだし)、「ジャンプ+」でのスピンオフ漫画も連載されていますし、かなり製作者側からプッシュされている人物ですよね。
 ま、それは私も納得していますけども。
 私から見るに、四宮は「遠月学園という舞台を去った、かつての主人公」といった感じの人物ですから。
 創真の「師匠」となった事もあり、これからも創真に良い影響を与えていってくれることでしょう。(^^)





 第8位:葉山アキラ[1720票]( ↑ )

 一応、前回順位(9位)からはランクアップ。

 だけど。

 「秋の選抜」の優勝者としては低いぐらい★(あらま~~~~~)
 森崎先生も御贔屓の美形キャラなんですがね~。

 まあこれも致し方なし、といったところかな?

 同じ創真のライバルであるタクミと違って、葉山は「ツンデレ」ではなく「ツンクール」といった感じで、そのクールさや尖った物言いが悪印象として働いてしまっているんですよね。今のところ。
 だから女性読者からしてみればともかく、男性読者からしてみれば好感を抱きにくいのかと。

 ま。

 こういうすましたキャラクターだからこそ、タクミやえりなと同様に「良い感じに振り回してくれる相手」がいれば一気に愛嬌が持てるでしょうけども♪





 第9位:水戸郁魅[1462票]( ↓ )

 あ~~~残念!
 前回6位からランクダウンになってしまいました★

 ですが、「秋の選抜本戦出場者」&「現(元)十傑」以外のキャラでは唯一のベスト10入りです!!
 そう考えれば立派な健闘と言えましょう!

 実力的にもキャラクター的にも確かなものを持っている郁魅。
 私も郁魅は最終的には立派に十傑入りを果たせる人物だと確信しています!





 第10位:一色慧[1422票]( ↓ )

 元十傑という事で確実にランクインするだろうと思っていた四宮と同様に、彼もやはり現十傑ということでランクイン。
 前回の順位よりは落ちてしまったものの、これほど長い間本当の実力も素性も未だに一切明かされていないというのに、これだけの人気を維持しているのは凄いと思います。

 そんな彼は創真と並ぶ、この作品の象徴と言えるかも。ある意味で(大苦笑)。
 彼が動く時。それは創真が本格的に十傑争いに参入する時でしょう。
 良き先輩として、そして手強いライバルとして、これからも目が離せないキャラです。





<総評>

 第二回目となる今回の人気投票は、ハガキではなくインターネットを使用しての投票形式でした。
 結果、8225票と予想に反し票数が伸び悩んだ前回とは打って変わって、今回の総投票数は35568票!!
 前回の約4倍に激増!わお!

 これは、この作品がジャンプ本誌からではなくネットや別メディアからのファン層の割合が大きいということを示していると思われます。
 実際ジャンプ本誌での告知は割とあっさりなものでしたしね。

 そして今回の投票結果は「ファンのタイプ」にも大きな影響があったものと考えられます。
 漫画のキャラクターへのファンは、大きく分けて二つのタイプに分類出来ると思うんですよね。
 ひとつは「ライトなファン」。
 このタイプは、「この子がお気に入りだけど、あの子も良いな」というように多数のキャラを応援してくれる、いわば[広く浅く]といったファン。
 そしてもうひとつは「コアなファン」。
 これは「この子一筋!!」といった、本命一人を全力で応援してくれるタイプ。
 はい、勿論私は後者のタイプです(苦笑)。

 そして“インターネット”というメディアにおいて、こと強い影響を及ぼすのが“コアなファン”だと思うんですよ。
 特に今回の投票は単純にワンクリックで済む形式ではなく、不正防止のためか投票権利は一日一回、そしてメールアドレスを二回入力しないとダメという少々手のかかる投票方法でした。
 この一見些細なようで実は地味に面倒な投票方法がまた、各キャラクターの票数の明暗を分けたものと思います。

 それが最も如実に現れているのが中間発表の結果ですね。
 個人的なイメージとして、「ライトなファン」は創真や恵やアリスといった、裏表の無い素直な万人受けしやすいキャラに付きやすいと思っています。
 逆に「コアなファン」はえりなやタクミや新戸といったちょっとクセのある、いわゆる「ツンデレキャラ」に付きやすいと。

 というわけで。

 中間結果は「ああいうこと」になったのかと。

 途中報告とはいえこの結果には、「ツンデレ」の強さ、そして「コアなファン」の熱意の凄さを心底思い知らされましたよホント。

 ですが。

 この中間報告は逆に火を付ける効果に。

 私を含む、創真ファンへの。

 この中間報告が無ければ、ひょっとしたら創真は「主人公」故の“票割れ”が起きて、これほど圧倒的な逆転劇は起こらなかったかもしれません。
 実際私もこの中間報告を知って以降、

4位だとふざけんな頑張れ創真負けるな創真何があろうがどんなに不利だろうが私だけは創真を絶対に支持し続けるぞ全世界の創真ファンよ今こそ立ち上がれ

 と、全身全霊の念を込めて一日一回清い一票を入れ続けましたから。(←「清い」???)

 そしてこの大逆転ですよ。

 創真がこんなにも多くの支持を得られたことにもう感無量でした。
 創真に投票してくださった全世界中の方々、どうもありがとうございます!!(><)



 そういうわけで、主人公が1位、ヒロインが2位、ライバルが3位と、今回の人気投票は少年漫画としてこのうえなく正当な結果に。
 男女比がきっちり5:5と、前回以上に男女の人気バランスが綺麗に取れてくれました。

 単純に「好きなキャラ」としてだけでなく、
「誰が十傑に相応しいか」という観点も入っていた今回の人気投票でしたが、その点から見ても、四宮と一色先輩を除けば次世代の十傑陣としてまさに相応しい面々が選ばれたと思います。
 個人的にはここに黒木場も入って欲しかったのですが、惜しくもトップ10には入れず。
 でも黒木場は、背景や心理描写がまだ全然描かれていませんからね。
 彼の深い部分が明かされるのはまだこれから。
 [創真のライバル三本柱]として私が見込んだ人物でもあるので、これからの活躍に期待しています。

 創真ファンの私としては、今回の創真の見事な連覇にもう大満足♪
 出来れば次はベストエピソードやベストコンビといった、キャラクター以外の人気投票も開催して欲しいな☆






 さて。
 では本編感想へ。



 
 

 週刊少年ジャンプ2015年28号掲載。
 掲載順第3位
 第121話 【辛味礼賛】

 

 

 

 

 

 今回のサブタイトルは『美味礼賛』のアレンジですね。
 『美味礼賛』について詳しくは第55話感想をどうぞです☆



 久我に「“何で”自分に勝つのか」と聞かれた創真の返事は。

 「料理で勝つに決まってますよ」

 ごもっとも

 実際久我自身が、「料理で何か一つでも勝ったら食戟してやる」と約束しているわけですしね。
 これまでもあらゆる場面で見せてきましたが、創真の“返し”には本当に感心させられます。
 相手の意図に全く嵌らないその姿勢が、本当に気持ちいい。
 非常に真っ直ぐで寛大な考え方。そして事実でありながら巧妙に用いている言葉。
 非王道なようでその実は超王道な創真のこの主人公性は、この作品自体の魅力にも大きく寄与していると思います。

 ま、案の定ノープランでしたが(苦笑)。

 でも、悪い意味で「単なるハッタリ」とか「考えなし」と思えないあたりが、創真が私達読者に対して培ってきた絶対的信頼感なんですよね。(^^)


 こうして久我の威嚇に対し悠然と宣戦布告した創真は、帰って対策を練ることに。
 その際に、北条からもう一つ、創真が久我に大きく出遅れている要素があることを教えられます。
 それは学外における知名度。
 「中華」という極めてメジャーな料理ジャンルを手掛ける「中華料理研究会」はリピーターや熱心なファンが元々多いのに加え、今年は『十傑』である久我が手掛けることもあって、既に学園祭の開催前から多くの注目を集めていたのでした。
 ふ~むなるほど。
 「秋の選抜」準優勝者とはいえ、創真は学園内ならまだしも学園外ではまだ知られ始めたばかりですからね。
 確かにこの知名度の大きな差は不利です。




 久我に関する情報を提供してくれたのは『早津田みつる』。
 おー久し振り。
 うん、やっぱり情報メディア系の味方がいてくれるのは有難いですね。
 情報収集も戦いにおける重要な要素ですから。

 「選抜では迷惑をかけたし、創真のためなら何でも!」と意気込む早津田。
 ホントにね!!!
 あの足の引っ張り様はヘタな敵並だったぞ。
 まあ、いいんだけどね。ちゃんと反省したのなら。
 今もこうして創真を尊敬しつつ進んで協力してくれてるし。



 そして早津田と別れた創真が極星寮の扉を開けると―――

 そこにはホラーが。

 ・・・失礼しました。
 創真を待ちわびていた一色先輩が。(^^;A)

 極星寮での団体参加で学園祭に出店しようと、創真を誘う一色先輩。
 そう語る一色先輩が無駄にキンキラキン☆(笑)
 一色先輩って「青春」や「学生」ならではのイベント大好きだよね。
 佐伯先生もノリノリで描いているのが分かります。
 外れ落ちてる肩ヒモがその証拠(笑)。

 ですが、久我と勝負するために、個人参加と決めていた創真はお断りすることに。
 一色先輩も、残念がりながらも分かってくれました。
 折角誘ってくれたのにゴメンね。
 それなのに「応援する」と言ってくれてありがとう。
 来年こそは一緒にやろうね。


 ちなみに出店する際には、どこに店を構えるかという“出店エリア”を選択する必要が。
 3つのエリアがあり、その特色はというと

 「目抜き通りエリア」・・・位置:入場門から大通りに沿った地域
                店の形式:仮設テント(小規模)
                客の往来:多い
 「中央エリア」・・・位置:学園の調理棟が集中している、全体の中間地帯。
            店の規模:自由(高い専門ジャンルや特殊な設備の導入も可能)
            客の往来:普通
 「山の手エリア」・・・位置:最も奥まった場所
              店の規模:点在する既存の建物を利用(最も本格的な店を構えられる)
              客の往来:少ない(その分高級志向で、客単価は一番高い) 

 とのこと。
 ふ~む。集客のしやすさだけで見れば、「目抜き通りエリア」は低難度、「中央エリア」は中難度、「山の手エリア」は高難度というわけですか。
 しかしながら各エリア毎に特色がはっきりしていて、これは中々エリアの活用法の手腕が問われますね

 でもってエリア毎の一色先輩の形態変化にツッコミを禁じ得ない(笑)。

 十傑メンバーのほとんどは「山の手エリア」で出店するそうですが、久我は「中央エリア」とのこと。
 えりなは絶対100パー「山の手エリア」だな。(←超断言)





 久我への対抗策としてまず迫られることになった、出店場所の選択。
 う~ん、確かに創真の料理の特色を考えれば、最も庶民性の高い「目抜き通りエリア」を選ぶのが妥当ですよね。
 人通りも最も多い地帯ですし。
 でも、他の可能性も常に模索するのが幸平創真という人物なわけで。

 思案している中、創真は偶然えりなと授業で隣の席に。

 相変わらず嫌味を飛ばしてくるえりなでしたが、創真さん完全無視。

 っていうか 

 本気で気付いてませんでした。(\(^0^)/)
 
 さ・す・が♪


 毎回毎回思うんだけど、本当にえりなって創真のマイペースさとは相性が悪いよね~(笑)。
 本質的に“構ってちゃん”なこともあるんだけど、これまでずっと自分マストな扱いしかされてこなかったから、あしらわれたりすることにホント耐性無いんだろうな~。
 間違いなく、同年代でえりなを無視した男の子は創真が初めてでしょうね(笑)。

 そんなえりなとの会話の最中、創真は場所を決める糸口を掴みます。





 そして出店受付最終日に。

 ここ最近ご無沙汰気味だった郁魅。
 スタジエールの時は革ジャン姿だったのでしたが、いつもの服装でした。
 衣替えとして、これからしばらく見られるのかな♪と思っていただけにちょい残念。(っていうか、あの服装で冬を迎えるのか・・・?/汗)

 そして郁魅以上にご無沙汰だった貞塚。
 この子も無事にスタジエールを乗り切りましたか。

 出店場所を巡って食戟せんとする二人。
 その場に現れたのはえりな&新戸。
 やっぱり、郁魅は変わらずえりなに憧れを抱いていましたか。
 あんなに冷徹に切り捨てられたというのにね。
 そして冷たくされても変わらず相手を慕うのはあっちも同じ模様。
 貞塚サン歓喜です。(^^;A)


 えりなに続き、創真も申し込みに参上。
 創真が申請した場所は「中央エリア」。
 なんと、「中華料理研究会」の真ん前でした。

 おまけに出す料理も「中華料理」ときたもんだ☆
 
 「地獄の合宿」での朝食ビュッフェの課題の際に、えりなの品に集まっていた客を奪うことでクリア出来たこと。
 その経験から、創真は敵陣の真正面に構えるという、この策に出たのでした。

 つくづく創真の取る手段って、のるかそるかの大勝負的なものですよね~。
 まあそういうところが彼らしいことこの上ないのですが。
 確かにこの方法が最も「久我との勝負」を見据えた形ですしね。


 ある意味で合宿を生き残れたのはお前のお陰と言う創真は、えりなに「サンキュー」。
 うっわすっげ皮肉(\(^0^)/)(\(^0^)/)
 創真の事だから素の感謝も含まれてはいるだろうけど、思い返せばあの時創真はえりなから腹立つ皮肉を受けてましたものね~~~。
 それをこう返してくるとは。

 さ・す・が♪♪


 そんな創真にくってかかるえりなでしたが、

 創真さんあっさりスルー(\(^0^)/)(\(^0^)/)(\(^0^)/)
 もはや創真はえりなへのスルースキルを完璧に習得しちゃってます。

 さ・す・が♪♪♪

 新戸が創真に対して寛大になってくれたから、もはやえりなは自分で自分を誇示するしかないんだよな~。
 もはや創真に対する“余裕”は欠片もありませんね(笑)。



 創真の取った行動に久我はテンションアップ。
 そうなんだよね~。創真って可愛い顔して大胆な子なんですよv(←ん?)

 ある者は驚愕し。
 (まあ、そりゃね。)

 ある者は呆れ半分感心半分。
 (真正面過ぎて予測不可能なのが創真さん☆)

 ある者は燃え上がり。
 (ホント君は創真が目立てば目立つほど喜ぶね)(一方でしっかりアニメのオマージュが/笑)

 ある者はふくれました。
 (だったらキミも何かしなさい)



 申し込みも受理され、いよいよ久我に挑まんとする創真。

 そんな創真にえりなは念のためにと聞いてきます。

 赤字を出したら退学というのを知っているのかと。





 (/(^0^)\)シラナカッタミタイネ

 

 

 

 


 

 

 まず最初に言いたいことはというとですね。

 

創真本当に綺麗になったよな~~~。





 ・・・相変わらずアホでゴメンナサイ。

 でもね。真面目にそう思っているんです。
 初期に比べて本当に顔立ちが整ったというか、ルックス的魅力もどんどん洗練されてきているというか。

 連載開始当初から抜群の作画力を誇っていながら、恐るべきことに尚も腕を向上させていっておられる佐伯先生。
 やはり創真は主人公だけあって最も描く機会が多い為か、その作画力の向上が最も反映されているように思います。

 まあ、とどのつまりはというと。

 

創真はやっぱり素敵な子vということです。

(結局落ち着くのはアホ思考)

 

 

 

 今回はちょっとしたオールスター回といった感じで、読んでて楽しかったです。
 人気投票の結果発表もあったから、それを踏まえていたのかもですね。

 特に拍手もので面白かったのが、創真とえりなの漫才(大笑)。
 つくづく二人のやり取りは見てて楽しいです。
 創真の天然マイペースさに空回りしまくるえりなというこの様式美がもう最高で♪

 普通に考えれば、見栄っ張りで頑固で高飛車で平気で人を見下す女の子なんて、本気で好かれないと思いますよ。
 そんなえりなを凄く良い形で振り回してくれるのが創真なんですよね。
 人間関係的には創真に全く勝てないえりな。
 だからこそ普段のマイナスな印象が緩和され、未熟さや抜けてる部分が引き出されるその様が、彼女への愛着や共感性に繋がっているという。
 正直、私も創真を無闇に侮辱したり見下したりさえしなければえりなは決して嫌いではありませんから。 

 相手が創真だからこそ繰り広げることが出来る、爽快で楽しいやり取り。
 そのため、人気投票結果を示した今回の扉絵もとても意味深く感じました。
 創真を挟んで位置していたえりなとタクミ。
 両者とも、創真とのやり取りが非常に面白いキャラだというのが。
 そこらを考えても、やっぱり創真の存在はあらゆる意味で大きいな~と、改めて思います。




 さて、いよいよ始まろうとしている学園祭を通した久我への挑戦。
 ここでも「退学」というお約束のリスクは付いてしまいましたが(苦笑)。
 でも、今回はその点に関しての不安はあまり無いかな?
 創真は実家の定食屋をずっと切り盛りしてきたし、城一郎の“適当”な仕送りで生活できていることから、きっと経済観念はしっかりしているでしょうから(大苦笑)。


 早速久我への対抗策として創真が取ってきたのは、敵陣の真正面という正々堂々過ぎる店の配置。
 「地獄の合宿」の際の朝食ビュッフェの課題で得た経験が、今回の決断の一因に。
 個人的には、この調子で「商店街復興編(唐揚げ編)」で得た経験も用いられて欲しいですね。
 あと、「秋の選抜」で培った事も。

 なんせ、今回は「学園祭」。

 「秋の選抜」という“大会”とはまた違った、“お祭り”ならではの盛り上がりに大いに期待です!!!







 ちなみに、今回は地味に注目すべきポイントが二つほど。

 ひとつはガイドブックの煽り文句。
 これで「秋の選抜」の“裏テーマ”に確信。

 もうひとつは創真に「気付かなかった」と言われたえりなの右手。
 ボキッとな★