自分はなんら関わりがないと思っていた。
天吾と青豆が知らないところで綿密に練られた包囲網。
たぶん、その包囲網はきっかけがあってそうなっていった。
読んでいて「怖くなった」……。
だって、自分の身辺がすべて見通されているんだよ!
「恐怖」を覚えないわけにはいかないよね。
誰かが嗅ぎまわっている……。
そうゆう「目に見えない恐怖」は身近にある。
実感したことがある人も、絶対いると思う……。
前編を読んで寒気がした。
青豆と天吾は「運命」というよりは「宿命」を背負わされている?
二つの月が見せる1Q84年と戻れない?1984年って……。
青豆が対峙した男との会話とふかえりと交わす天吾の会話。
男とふかえりは離れてもどこかで繋がっているような……。
後編はそれぞれが起こし始めた行動がどうなったのか?
それを読まないと、どうも釈然としない気がしてしまう。
★1Q84 BOOK2 /3(前編)/4(後編)
村上春樹著