原作(「朗読者」ベルンハルト・シュリンク著)は読んでいませんが……。
現代から過去へと物語が移り変わる。
まぁ、出逢いはいつも必然なのかなぁって思わされる。
それは多分、二人にとっては至福の時間だったのよね。
その後、再会する運命は切なすぎるよなぁ~
前半のエロさとは打って変わって、引き込まれちゃいました!
彼女の過去が明らかになり、それを受け止めがたい彼……。
教授に打ち明ける。
そして、彼女のもとへ足を運ぶけれど、拒絶してしまう。
彼が思いついた彼女へのギフト……。
それが彼女に奇跡を起こすのだけれど。
二人の想いには微妙なずれがあるんだよね。
それでも、最終的に受け入れようとした彼の想い……。
その想いは彼女には負担だったのかもしれない?
時が溝を埋めることを許さなかったのかもしれない。
彼は現実の世界で、その出来事を語れるようになる。
彼女の罪はあまりに大きすぎる。
けれど、彼との日々はきっと……女であることを
実感できた唯一の時間だったのだろうなぁ~
良かれと思って行動したことが思わぬ出来事を引き起こす。
切ないとかを超越しちゃっているような母の息子への愛情。
無垢すぎる息子はそれがわかっているのだろうが……。
それは母にとっては重い十字架のようにのしかかる。
事実を突き止めていくさまはスリリングだけれども。
そこへとたどり着いて、導き出された事実は否定しがたいわけで。
それぞれがその場でとった行動は是か非かってことよね?
キム・ヘジャ主演だったので見ようと思った。
「宮」でその存在を知ったのですが。
それぞれの役で魅せるさまは女優ならではでしょうね!
うとうとしちゃって……。
話のつじつまがわからなくなってしまって、巻き戻し!
やっと、理解できつつ、納得していったわぁ~
実話ではあるけれど誇張と脚色がなされている。
でも、まんまと騙されちゃうのよねぇ~
賢いあまりに、考えることが突飛だし、
やらかしたことは、たまげるよね~
一字一句見逃すと、理解に苦しむかも?
だって、その巧妙なやり口が後になってわかって。
なるほどぉ~って頷かされる。
マット・デイモンのその成りきりぶり?が、何とも滑稽です。
瞬間瞬間に流れる曲が、またその滑稽さを際立たせてます!
時間があるときに、見ないとなかなか見られません。
でも、見られるときに見るのがわたし流ですかね!
時代を駆け抜けていくそのひとは、生きざまがどこか突き抜けている!
魅力的であるけれど、駆け抜けた人生はあっけない幕切れだなぁ~
社会の悪とみなされて、必要に追跡される。
FBIのメンツにかけても、捕えないわけにはいかないとか。
あらゆる手段を駆使して追い詰めていくのだけれど……。
信用していた相手も、どこかで裏切っている。
そうわかっていても、信じたいという思いもあるのかも?
その時代の中で、喘ぎならもそれぞれが凌ぎを削る。
それが通用した時代が去れば、生き残るすべを模索する。
だから、彼は抹殺されちゃったのかも?