2022年11月2日…
久しぶりに栄の繁華街…
矢場町にあるナディアパークに行く…
名古屋方面に出かけるのは、大須と今池がほとんどなので、乗ってて通過することは多々あっても地下鉄矢場町駅で降りるのは、ホント久しぶり…
まだ、この頃は11月になったばかりなのに…
ナディアパークのイルミは彩られていて
ああ、年末なんだなあ…ってことを実感させられます…
さて、この日は仕事帰りに、金山駅から、ちょいと寄り道をして、ナディアパークへ…
ここナディアパーク 南東玄関の一角には特設ステージが設けられていて…
「やっとかめ文化祭スペシャルステージ『永久の滝』」
が行われるということで、仕事帰りに立ち寄った訳
開演前の写真…これは、ナディアパークの壁にプロジェクションマッピングで浮かび上がった鯉
コンテンポラリーダンスと無声芝居で魅了してくれるのは
倉知可英さんと伊藤みづめさん
その芝居を音楽で、よりその世界観を醸し出してくれるのが…
ピアノに杉浦哲郎さん、ヴァイオリンに岡田鉄平さんのスギテツのお二人…
今回は、クラシックと童謡、流行歌をミックスした「冗談音楽」の演奏はないようです…
プロジェクションマッピングで、ナディアパークの壁に月が架かる…
静寂感、そして、趣を醸し出す、スギテツの演奏が、より幻想感を増して…
そこに現れる旅人…
足元は、川の流れのように…
そこに「鯉」が映りだされて、鯉が、ナディアパークの壁いっぱいに泳ぎ出したと思えば…
まるで、鯉の妖精であるかのように…鯉に替わって…
女性が現れる…
鯉の妖精と思われる女性の衣装が白でライトに映える!映える!!スギテツの演奏も交じり合って、実に幻想的な世界観
まるで、鯉が泳ぐように舞う!舞う!
台詞なんぞ一切ないものだから、より創造性を搔き立てられる
…と壁に鮮やかに浮かび上がるのは「鯉」
まるで、鯉の妖精が仲間を呼び込んだかのように
ここからは、旅人の存在に、女性の存在に、互いに気づき
二人が彩る「鯉物語」…ならぬ…「恋物語」
その世界観を彩る抑揚をつけたスギテツの演奏に心惹かれ
しかし、結ばれてはいけない二人なのか、世界は暗転
二人の距離は離れていく
そして、鯉の妖精は、川の中に溶け込むように
未練たっぷりの男性の旅人の背中が切ない
旅人の想いは、まるで五輪真弓さんの歌の世界???
♪鯉人(こいびと)よ そばにいて 凍える私のそばにいてよ~
しかし…二人の想いは…鯉の妖精の方も想いが断ち切れずに…
「コイ」は「シツコイ」???
いや二人の「コイ」は「コイ(濃い)」
???なんか、松山千春ふう…
赤い満月が降りてきて
再度鯉が姿をみせると…
大迫力の、これぞ「永久の滝」が壁面いっぱいに…
そして、鯉の妖精は舞い…
その鯉の妖精とともに、旅人は、「永久の恋」を託して
「鯉の妖精」とともに滝の中へ…消えていく…
ラストに、プロジェクションマッピングで壁面に映し出されたのが、
二匹の鯉…
実に幻想的で虚実が一体となった、鯉のストーリー
スギテツの演奏を十分浴びて、コイだけに「イコイ(憩い)」のひと時
いやあ、こんな素敵なパフォーマンスをタダで、タダで、みれてよかったな…???…その発想は実にセコイかも??…汗
まあ、観終わった感想を一言でいえば…
♪男はいつも待たせるだけで
女はいつも待ちくたびれて
それでもいいとなぐさめていた
それでも 鯉は恋~
勝手な解釈ですが、観終わった私の頭の中は、「松山千春」でいっぱい??でした…