新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

知多半島映画祭で武正晴監督作品の「百円の恋」を鑑賞する!!

2015-10-20 06:45:09 | ライブ
この土曜日…


ほんの前日までは…
名古屋祭りにでも遊びに行こう!!

…と思ってましたが…



急遽…思いたって

知多半島映画祭に行く!!





ショートムービーのコンペティション部門6本の作品をみて…
お客さんの投票で…
グランプリを選ぶといった…ことがメインの
映画通には…魅力満載の…映画祭…


私は…というと…

もちろん…
映画は好きですが…
このところ…映画館に足を運ぶことは…少なく…
(仕事が忙しすぎて???)

それでも…
時々…
伏見ミリオン座…
名駅シネマスコーレ…
名演小劇場などに…
足を運ぶ…
ミニシアター系の映画なら大好きな…
私なのです…




ショッピングモールでやってるような
ハリウッド映画や…
アイドルを前面に押し出した日本映画はまったくもって
興味がないんだけど…ね…
(みていても…単調なストーリーと戦闘シーンに寝てしまうこともよくあって)




そんな…私ですので…

映画通…ではないけど…

まあ…そこそこ
映画が好きな方なので…


同じ地元・知多半島の映画祭…
是非とも行って盛り上げなきゃ!!!…???
…と思って出掛けた次第…






えっ???
今回で…この映画祭…すでに5回目なの???
知らなかった…汗…




実は…
今回出掛けようと思った
大きな動機は…


ゲストで
田村直美さんが唄うから…





それと…
特別招待上映作品が…


安藤サクラさんの主演の映画…


「百円の恋」上映
とのことだったから…



私…
何を隠そう…
安藤サクラさん!好きなのよ!!





ときどき…
WOWOWで録画した映画で安藤サクラさんの演技見るけど
それはそれは
素晴らしいのよ!
魅力いっぱいの…
私の中では…一押しの女優さんなんで…


でね…
実は…つい最近WOWOWで

「百円の恋」が放映されたんだけど…
マメさに欠ける私…
録画し忘れてて…笑
もちろん!待てば何度も放映されるんだけど…
せっかくだから…この機会…
大きな画面でみたいかなと…

監督の武正晴さんも来場と書いてあったしね!!




…ということで…



朝の10時過ぎに…



アイプラザ半田へ…








なんと…
そこで…夕方6時過ぎまで…
休憩挟んで…
ずっと…映画をみたんだな…



ちょっと…
お尻が痛かったけど…苦笑


これで…
映画通!!!…になったようなもの…笑



途中休憩には…


半田市のゆるキャラ「だし丸くん」も現われて…







これぞ…映画通???…笑…の私をくすぐる…???



いや…私…
映画と同様???
ゆるキャラ大好きで…笑…



特に…初めてのゆるキャラと出会うと…
ややテンションがあがる!!!



さらに…映画通???…笑…の私…


映画と同様???

大好きな…透き通る伸びやかな歌声がぐぐっとくる
田村直美さんの歌に聴き惚れる…



なんでも…この映画祭のテーマソングを
一緒に演奏した
菊池謙太郎さんが作って
田村直美さんが唄ってるとのこと…



菊池謙太郎さんの名前…
なんかWEB等でみたことあるなあ…
…と思ったら…
本多taco-bow正典さんが…
田村直美さんに誘われて…
神戸に行った演奏した時の共演者…だったんですね…


この日は
テーマソング

「BE WITH YOU FOREVER」

…と…


「ゆずれない想い」

…の2曲を披露…


田村直美さん
お目当てで…行った私とすれば…
4曲くらい唄ってくれるかな…
…と思っていたので…
ちょっぴり肩すかしでしたが…

それでも…田村直美さんの伸びやかな高音ボイスは…圧巻!!
…で…そこそこ満足…笑…でありました!!




実は…
たったの
2曲だけ…なんて思うことはまったくなくて…



それまでに…
すでに…大満足の…
映画祭のイベント内容でして


期待通りに…
素晴らしかったのは…



映画


「百円の恋」










安藤サクラさん演じる一子は…
弁当屋の母親と同居…
自堕落な生活を送っているも…
妹の二三子が実家に帰ってきて…ふとしたことから大喧嘩!

実家を飛びだした
一子は一人暮らしを始め
百円ショップに深夜…勤めることになる…


一子は、百円ショップにバナナだけを買いに来る「バナナマン」と呼ばれている
ボクサーの新井浩文さん演じる狩野祐二と親しくなる…



狩野祐二と動物園でデートをするも…
一子に興味を示していた
同じアルバイト店員のおじさんに誘われ…
狩野の最後のボクシングの試合をみることに…


その帰りに酔った勢いで…
同じアルバイト店員のおじさんにレイプされ…


なんとも最悪な展開に…



しかし…


心に傷を負いながらも…
そんな一子は…へこたれずに…
ボクシングに興味を持ち、ジムに入ってトレーニングを重ねる…


狩野祐二との微妙な関係を
築きつつ…

身体を重ねるほどの関係になり
同居生活に小さな幸せを感じつつも…
ある日…狩野は帰ってこなくなる…




それでも

悔しさと情けなさと怒りを…
ぶつけるように…
すべてを
ボクシングにこめて…のめり込んでいく…


一子は、女子ボクシングの32歳という最後の年齢制限にかけて猛特訓を行い…
ボクシングのプロライセンスを得る…



そして…
幸運にも試合ができるきっかけを得て
試合に…のぞむのだが…



その試合を見届ける狩野…



…その結末は…




…大まかにネタばれしちゃうと…
そんな映画…



…自堕落で…
ダメな女を…
それが…ボクシングの練習をする中で…
変貌していく姿を…
安藤サクラさんが…見事に熱演!!




最初の…シーンの
妹の二三子の子供と
格闘ゲームに興じている…

贅肉ぶよぶよの醜態を…背中で表現した
…安藤さくらさんの後ろ姿と…


ボクシングの練習にハマっていく中で
どんどんシェイプアップされていった


後半のシーンで
妹の二三子の子供と
格闘ゲームに興じている…
ひきしまったボクサー体型の
…安藤サクラさんの後ろ姿が…

同一人物である…ということに
何と言っても
びっくり…




役柄で…
レイプされて…本来なら…心傷つき…
めちゃめちゃ暗い方向に…展開しそうな…事件も…
暗い中でも…
微かな希望を求めて…彷徨う姿…



明と暗のコントラストが…
あらゆる場面で…
印象的な…映画…



百円ショップの店内は明るく…
休憩室はとことん暗い…
暗い中にも…光が感じられる…


光と陰…まるで…ルノアールの絵のような…
そんな映像のコントラストが素晴らしい…
そんな映画で…



最後のボクシングシーンは…
それはそれは…
大迫力…



ハリウッド映画じゃないから…



安藤サクラさんは…
ボクシングの試合に勝たないんじゃないかな…


いや

トレーナーが、彼女の左はなかなかだと褒めていたから…
ひょっとして…一発逆転で…
勝利を手にするかも…

勝敗の行方さえ…

見ていて読めない…ドキドキのストーリー展開!!




白目をひんむいて
リングに倒れる…
安藤サクラさんの表情に…
真の!真の!女優魂を感じ!
もう感動そのもの!!!



一子がまた、見かけによらず…意外と純情乙女…といった役作りもお見事!


試合後…


この32歳…という年…
プロライセンスを得ただけで十分…

試合をさせることに
乗り気でなかった
ジムの会長の一言

「嫌いな試合じゃなかった…」



この言葉が…胸に突き刺さった…


社会のどん底、掃き溜めのような場所で生き
自ら…自分の人生を、百円程度の価値である…で言い放った…一子!




しかし、ボクシングにのめり込む一子は…
ひたむきに頑張る一子は…
ステキだった!
輝いていた!!


頑張っても
結果が必ずしも伴う訳ではない…



でも…ひたむきに生きるってことは…
幸せでは…なくても…
めちゃめちゃ素敵なことだなぁ…



…ってつくづく思った…



人間って
自堕落な…楽な方へ…
流されちゃうけど…


今…こうして書いている私も…
まさに…その通りの生き方してるんだけど…汗…




仕事が山盛り
キツッ!!なんてね…


ああ、今日休日だったら…
なんて…朝、必ず思うしね!!



ああ、情けない!!!








見終わって…暗い場面が…圧倒的に心に残る映画だけど…
一子の生き方に…共感でき…
なんだか…
見終わった爽快感とともに…
元気が湧いてくる…


間違いなく
みなさんに
是非見ていただきたい…
お薦めの映画…
…なのでアリマス…






監督が
武正晴監督



「イン・ザ・ヒーロー」

もそうだけど…


笑いながらも…
大きな感動が残る!!




そんな武正晴監督の作品!!




なんでも
東海市と知多市の境目に…
30年前には暮らしていたとか…



親近感!
親近感!!



今後…
映画通???の私としましては…笑…
武正晴監督の作品は…欠かさずチェックしていこうっと!!












まだまだ…この映画祭…
みなさんに普及していないのか…アイブラザ半田には…
3分の1程度のお客さんで…
お客の入りが少なかったのが気になりました…
行かなかった人がもったいなかったくらいの
実に…充実した…映画祭でした…ので…
こうして…毎年…地元で映画祭が…
開催されるといいなと願いつつ…
募金箱に500円(大道芸の投げ銭か!!…笑…)
応援のつもりで…投じた私なのでした!!