新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

女城主、井伊直虎ゆかりの神社、蜂前神社を参拝する!

2020-04-28 18:23:04 | 歴史史跡
戦国時代から安土桃山時代にかけて生き抜いた
遠江井伊谷地区の


女城主

井伊直虎



お会いしたことはもちろんありませんが…
柴咲コウさんをTV等でみれば…

ああ、井伊直虎だ!!と思っちゃう!!




そんな柴咲コウさん???の
徳政令を実行したことを示す文書に「次郎 直虎」と署名し
「花押」を記した唯一の文書が長年保管されていたことで…
ちょうど数年前の大河ドラマブームも手伝って
有名になった


蜂前神社に行く!!



ちなみに「花押」とは「押し花」のことじゃなくて

「身分ある男性が用いたものであり、当時、直虎が男性と同等の力を持っていた、もしくは男性として、井伊家当主を務めていたことが窺える重要な資料」のこと


拝殿の手前に「複写」が飾ってありましたが…
まあ、今でいう「サイン」(御署名)のことでしょうか…




井伊直虎が井伊谷地方を治めていた頃
度重なる戦のせいで…井伊家の財政は困難を迎えていた…
そこに目をつけたのが
今川氏真…

支配力を高めるためには
井伊家の財政難を突き、財政難で破綻させることが得策と考えた今川氏真は
目付け役の小野政次を利用して
「農民のため、領民のため」を名目に
「徳政令」を発布しようとする…

「徳政令」は
農民、領民たちにとってはめちゃありがたい話
土地を担保に借りてた借金が
帳消しですからね…


でもお金を貸してた
商人たちにとっては大変なこと
土地を担保でとれないうえに
貸してた分が丸損
帳消しにされちゃいけないと
慌てて…とりたてを…しようとする窮地に追い込まれていたときに


ここで…
井伊直虎の苦肉の策

井伊家にとっても借金帳消しにされては困る!困る!!
この「徳政令」が実施されれば
商人や寺社が、こんな目に遭うならたまらんと
二度と井伊家や領民にお金を貸さなくなることをさけるため
直虎は、井伊家一帯の経済に大きな影響をもつ商人に
領地を与える代わりに借金返済の延期を願い出た…そうな…

しかし
残念ながら結果的には
圧力に対抗しきれず
その2年後には
ついに「徳政令」を受け入れ、領主の座を追われてしまうことに…


この「徳政令」が施行されたことについて記された
古文書「井伊直虎関口氏経連署状」が、この蜂前神社に所蔵されていたそうな…



そんな数年前の
NHKの大河ドラマでも
舞台になった

蜂前神社









おお、この地に柴咲コウさんはいたのね…としみじみ…
(柴咲コウさんじゃなくて…井伊直虎ですけど…)




いやあ…
おそらく大河ドラマブームのときは
今の岐阜、明智光秀ゆかりの地のように
人がどどっと押し寄せていたのかも知れないけど…
(生憎、新型コロナウイルスが襲い掛かってきて、「緊急事態宣言」…人がどどっと押し寄せれなくなってますけど…)


今となっては
実に厳かで…静寂で

めちゃ井伊ねっ!…もとい…いいねっ!








祝田地区にある蜂前神社…

直虎のいいなずけ井伊直親が結婚して
井伊谷城から住まいを移して屋敷を構えたのがこの辺りだとか…


そのずっと後のことになるけど
家康が敗走した
三方ヶ原戦いの本戦地になった場所でもあり…
ここで…武田軍が待ち伏せした場所でもあるとか…



蜂前神社の始まりは、な、なんと1700年前の古墳時代
応神天皇の頃に都から八田毛止恵という役人がやってきて
この祝田地区を開墾し神社を創ったそうな…




御祭神は「熯速日命」が本殿中央に
その左右に「武甕槌命」「甕速日命」が祀られていました…








「二礼二拍手一礼」


どーか…
私の借金も「徳政令」
チャラになりますように???

火のように
パワフルで迅速な行動力の持ち主
「熯速日命」さまに願うこととは違っているような…


ここは願いを変えて

毎日の生活が「火の車」になりませんように…



拝殿の両左右には
摂社が…








どの神様でも
いいから…お願い…

贅沢は…いたしませんので…
無病息災…
たいしたことのない毎日が続きますようにと…



境内左手の小高い山には天王社が





柴咲コウさんになった気分で…
いや
井伊直虎になった気分で
登ります!登ります!!








おお、みぃつけた…








天王社


賽銭箱もなかったので
祠に5円玉をおいて
「二礼二拍手一礼」



そこから
拝殿、本殿と

柴咲コウさんになった気分で…
いや
井伊直虎になった気分で
眺望を楽しんだのでした…


眺めが…井伊ねっ!もとい…いいねっ!