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名も無きねこに

2007年度仏検準二級秋季一次試験終了 気が早いけど二次試験・二級の準備へ

2007-11-18 23:45:00 | 仏検準二級
満点などと大それたことを目論んでいたわりに、
お粗末なミスを頻発して一次試験が終了した。
過去問および『傾向と対策』で得意だったところはそのままノーミス、
苦手なところでは馬鹿な間違いをした。

試験後、遅めの昼食を取るため立ち寄った中華料理店で中華丼を注文し、
配られていた正解と照らし合わせて自己採点した。


筆記試験:62点(70点満点)
問題1:8点(配点8)
もともと準二級の前置詞問題はまちがったことがないので、本番も問題なかった。

問題2:8点(配点10)
(1)のBien (e ).はわからなかった。eで始まる語で思いついたentendreを、
苦し紛れにentendsと書いてみたところ、正解はBien (entendu).だった。
この表現はかつて目にした覚えがある。
(3)のJe vous (é ) .は、écouterであるのはわかったものの、
いらない活用をさせて単純未来のécouteraiにして失敗した。
余分な失点である。

問題3:6点(配点10)
(1) のElle n’(obéissait) pas à ses parents, quand elle était petite .は、
見直しをして半過去に気づいた。あやうく現在形にするところだった。
(3)、(4)はそれぞれ、augmenter, s’employerを入れるのは
わかったものの、ケアレスミスで落とした。
(3)はLe nombre des touristes (augmentent) dans ce pays.にしてしまった。
主語を見ていなかった。
(4)はCette expression ne (s’emploit) plus aujourd’hui.にして間違った。
正解はs’emploie。この表現は以前辞書で引いた覚えがある。
どちらも避けられた失点だ。

問題4:8点(配点10)
(1) と(5)はどちらも勘で回答し、(1)は正解、(5)が不正解になった。
(1) の96 euros, ( ) compris le petit déjouner .はdont かyかで迷った。
なんとなく英語のthereを連想して、yにして正解だった。
一方、(5)のOui. Tu as de ( ) écrire ?はquelqu’unとquoiでまよって、
不正解のquelqu’unを選んでしまった。
筆記試験終了直後に持っていた辞書で見てみたら、
de quoi+不定法で「~するに必要なもの」という表現があることを知った。
どちらも代名詞に関する知識の不足を痛感させられた。

問題5:10点(配点10)
問題6:12点(配点12)
問題7:10点(配点10)
そもそも先週フランス語講座応用編で読んでたLe Mondeの記事に比べれば、
準二級の読解はそれほど難しくない。
各読解問題は、無事失点を免れた。

書き取り:不明(配点12)
最初の二回で大意をつかんで、三回目でディクテ、四回目で微調整という
オーソドックスな方法で回答した。
正解を見る限り、聞き間違い・書き間違いはしていない。
『傾向と対策』全問題を使ってディクテをした成果だろう。
問題はわたしの悪筆だ。
ブロック体で書けば金釘流で、その上遅い。
やむなく筆記体で書いたのだけれど、読みやすいとは思えない。
字の汚さで減点が無ければ、12点が期待される。

聞き取り:16点(18点満点)
問題1:6点(配点8)
最初の一回は聞いてもあまり理解できず、
質問文を聞いた後の二回目で意味を拾いながら回答、最後三回目で確認をした。
確認したはずだけれども(5)でミスが二つ出た。
Il ( ) des histoires devant les ( ) après la ( ).の正解は、
それぞれlit, élèves, classeなのだけれど、litをlireに
élèvesをélevesにしてしまった。
élèvesはきちんと覚えていなかったので、落とすべくして落とした問題だけれど、
lireは注意していればわかるはずだ。

問題2:10点(配点10)
問題1で耳がなれたせいか、最初から大体意味がつかめた。
本文が読み上げられる前に、いそいでメモ欄に1から10まで番号を書いておき、
問題文もメモしながら回答した。
NHKのフランス語講座応用編とフランス語ニュースを聞いていた成果が
あったのだろうか。
特に難しくは無かった。

以上、自己採点で――書き取りは12点とみなし――90点の結果が出た。
まず基礎的な部分も含めた語彙力は問題だ。
さらに、『フランス語練習問題3000題』で勉強した文法知識も、
完全に自分のものになっていれば、ケアレスミスなどあるはずもない。
反省点・宿題はかなり大きい。
とはいえ、二次試験は確定だ。


試験帰り、仏検二級の本を買いに本屋さんによった。
二級対策本としては「やりごたえ抜群」と定評のある、
駿河台出版社の『完全予想仏検2級筆記問題編』(富田正二 2004 東京)を選んだ。
実際手にとってみて、今回の準二級で弱さがはっきりした語彙問題を
きっちり演習させてくれそうな内容なので気に入った。

ついでに寄った古本屋さんでは、
前から見かけていたDudenの大型独独辞典が半値になっているのを見つけた。
ラッキーだ。
さらに半額の750円になるまでまっていると、
他の誰かが買ってしまうだろうからと、重い辞典を下げて一時間歩き帰宅した。

明日からは準二級の二次試験と、2008年度春季仏検二級の準備を始める。
まず二次試験対策に、『傾向と対策準二級』に掲載されている例文で
和文から仏文に訳す練習をして、語彙力増強と作文力向上を図る。
もちろん二次試験問題として載っているものにも目を通しておく。
二級の準備は、『完全予想』と平行して、NHKの応用編で勉強していこう。
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