稽古場でなくてはならないのが、「とりあえず道具~~」
いや別に、
ドラえもん風に言わなくてもいいんですが

つまり、本物の小道具がないときに、
<何でもいいから、とりあえず、代わりのものを持つ>
それを私が勝手に「とりあえず道具」って呼んでいます。
たとえば・・・、
順吉が「かんざし」で、婦美を脅しているシーン。

持っているのはシャーペン。
ペン類は、最強のとりあえず道具なんです。
お箸とか、刀とか、ライトとか。
フライパン(の柄)やら、杖にもなります。
ペンは稽古場で誰でも持っているし、
ダメ出しもらったら、
ついでにその場でメモれるというメリットもあります(笑)
* *
カンテラのつもりのコンビニ袋。

中身は、私の夕食用のおにぎり2個と、ミンティア。
ただ、とりあえずこれを持ちましたが、
コンビニ袋はガシャガシャ音がするので、
できれば避けた方がいいんですよね。
コンビニ袋は、芝居にもよく登場しますが、
実は、
「本番で使いたくない小道具」の代表格なんです。
* *
みんなが大事そうに胸に抱えているハンガー。

これはテニスのラケットのつもり。

* *
青田先生が上にかざしている黄色い紙。

これは扁額の代わり。

って、小さすぎ!(笑)
だけど、いいんです。
それでも、絶対にエアーではやりません。
どんなものでもいいから、モノを持ちます。
なぜ、そこまでして、とりあえず道具を使うのか?
それには、それだけの理由があるのです。
(その理由も含めて、こちらにもいろいろと書いています)
⇒ <1> <2> <3> <4>
<つづく>


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