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9月公演の詳細発表があったため、1日空いてしまいました。
「???」な方は2日前のブログをご覧ください。
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バッタバタの中での、夜の休憩時間・・・。
楽屋のスピーカーから聞こえてくる、
ぼそぼそという話し声に、
楽屋にいる全員が耳を傾けました。
「いや、ほんと、たまらないんですよ」
「まぁ、仕方ないじゃない」
「いや、そうなんですけどね。
これから俺だけでオペやるじゃないですか。
まだいろいろと聞いておかなきゃいけないのに、
これから飲みに行くって」
「ははは」
「飲む時間あったら、ってか、俺明日から朝早いし」
「お前だってプロだろ。プランはできてんだからさ」
「いや、それがあの人、そうでもなかったりするんですよ。
いや、それより、あの人に捕まると朝までなんすよ」
「ははは」
あ〜、そうか。
楽屋にいる我々にも、状況が飲み込めました。
多分あれは音響の若手の子だな。
音を出すタイミングや強弱などを、
演出家との打ち合わせを重ねて、
先輩の音響さんがプログラミングをする。
でも、先輩は忙しいから、
全公演ついていられない。
そこで、操作だけを、
後輩の若手が担当する、ということがよくあって、
その若手君のようでした。
チラシなどのスタッフ欄に、
音響プラン・音響オペ、照明プラン・照明オペ、
などと並んで書いてあることがよくありますが、
それがこういうことなんですね。
ベテランがプランニングをしたものに従って、
若手が操作をするわけで、
プランのままにやればいいだけ、
みたいなもんですが、
変更もある上に、
本番中はピンポイントで音を入れねばならず、
常に緊張を強いられる、厳しい仕事ではあるのです。
そんな若手君が、愚痴っている相手は・・・誰だろう?
事務方?制作さん? それとも出演者の事務所の人?
そんな人に、先輩の愚痴を言ってるのか・・・。
「いや、ほんと、〇〇さん、いつもなんすよ。
こっちが大変なのわかってて、早く帰りたいって言っても、
朝まで引っ張られるんです。
それももう自分がべろんべろんで」
「ははは」
まぁ、聞くほうも笑うしかないか(笑)
いや、しかし、これはやばいぞ
裏でコソコソなら、よくある先輩の愚痴でしかないけれど、
<マイクがONになってるんだぞ!>
<劇場じゅうのスピーカーから流れてるぞ!>
<つづく>
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