葉 蘭
2012-05-27 | 自然
この時期 稲が丈夫に育つように 配水をとめて 田んぼを干します。
それを利用して 畦や農道の草刈が 集落ごとに 実施されます。 昔から「鎌払い」と呼ばれる 協同作業です。
午前中で 終わり お昼は公民館の庭で お昼です。 焼肉と冷たいビールですが おにぎりは いつも穴熊さんの 差し入れです。
今朝も おにぎりの下に敷くために 畑の隅の 葉蘭を取ってきました。 田舎に住むようになって 先人の生活の智恵に感心することばかりです。
葉蘭は生け花に 一種生けで使ったことがありますが もっぱら食べ物の敷物に 使います。大抵の家が 柿 蜜柑 枇杷 もも 梅 ぶどう などの果樹 棕櫚の木 肉桂の木 お茶の木 山椒の木 つわぶき ふき と 毎日の生活に 役に立つものが 屋敷に植栽されています。
ご馳走でなくても 普段の食卓を 色々な物が 役に立っていたのだろうと 改めて思っています。
そういえば 厠のそばに南天が 植えてありましたね。
南天 千両 万両 なんていいですよね。
今はおすし屋さんでもビニール製。
昔は小ぶりの葉蘭に、乗せてくれたりしました。
実は、実家では「葉蘭」は火除け…といってまして、
私がここに越してくる前に、父が庭に葉蘭を植えてくれました。
ダレに聞いても「知らない」といわれるのですが、
関西のおまじないかなと思っています。
子供の頃、たしかに棕櫚の木は普通に植えてありました。祖父がこれでハエタタキを作っていました。
生け花をしなくなって久しいです。今や投げ込むだけになりました。