端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

好 日

2019-08-31 | 思うこと

樹木 希林さんがなくなって早いもので 一年が過ぎようとしています。

生前 骨董を見る目も すごいと思っていましたが 着物姿も素敵なものでした。

日本の 古い技術を生かした 着物を見事に着こなしておられました。

傷んだ着物は 品よくパッチワークして 粋に着こなしておられるのを 雑誌で見ていました。

亡くなって 雑誌太陽が希林さんの着物を特集しているのを見て アマゾンに頼みました。

襤褸で 小さい布ですが布味のいい 布団布 刺繍を入れてお財布にしました。

ミシンで つなぎ合わせて もう一個作ります。

袋物に使うバイヤス布を探していたら オークションでとてもいい男物の着物を見つけ 私が落札。

今朝届きました。  6枚の男物の着物です。

身頃は 洋服にリメイク おくみや襟は お財布や袋です。

6枚の着物 解いて洗濯してアイロンをかけて うるさい婆が 無口になります。

抜けるような秋の空を 待っています。


小さい秋

2019-08-29 | 食べ物

鈍感な頭と体で 大きな態度で毎日を過ごしている私  暦に立秋と出ていたのに 中々涼しくならないと 愚痴っていたら

スーパーで秋を見つけました。

私の県北で 栽培されている へべ酢です。

包丁を入れると 種なしのいい香りです。

ゆず だいだい レモン カボス シークアサ― と数ある中 身贔屓も入れて 私の中では 一番です。

昨年豊作で 今年は品薄だと 新聞が報じていました。

何より相性のいい サンマが不漁だとか よだれを垂らしている私です。


猫のショルダー

2019-08-27 | 趣味

猫のショルダーが 出来上がりました。

私好みの 古い布を厳選し 昔の藍色が素敵なのに ボロのデジカメは すねていい色を出してくれません。

猫の 両手を蓋にして 都農ワインの栓で止めています。

ワインのコルクも 袋作りには欠かせません。

この猫 私の拘りで 気が強く喧嘩して おでこに傷をしています。

出来上がった袋を 何度も撫でつつ 楽しんでいますが 出来上がれば未練のない私です。

表の布は こだわって古布を使っていますが 裏布は 現代のモダンな好みの布を使っています。

 

 


ぼけーとしてるんじゃねーよ

2019-08-22 | 思うこと

空は青空 いい天気です。 思いっきり洗濯物を干し 植木をそーとなぜたら なんと蜂がワーと出てきました。

動作の鈍い婆に 逃げる暇はありません。

右手の小指と薬指の間を 思いっきり鋭い針で刺すと 羽音を高く 飛んでいきました。

敵は足の長い 足長蜂だったと思います。

それからが痛い 刺されたところを抑えて 針を出しますが 老眼に見えるはずもありません。

こんなしわくちゃの婆を刺さなくてもと 悔やみつつ 冷やさなければと冷蔵庫の保冷剤を タオルに包んで 患部に当てつつ

どこの医院に行くか もしアレルギーなどがあったらどうしようと 試行錯誤しますが 痛さが襲います。

それに 腫れが出始めました。

まずは 冷やすことだーと もっぱら保冷材を 当て続けました。

そして 痛さに関係なく お昼を済ませ ゆっくりしていたら  腫れもなくなり 痛さも取れていました。

全治3時間の 蜂刺されでした。

洗濯ものを取り入れるときは もちろんですが これからの季節気を付けなければと思いました。

 

 


ほんの気持ち

2019-08-21 | 趣味

お財布が 三個出来上がりました。

この財布 何個作ったことでしょう。 職場を定年で退職する知人から 五十個作ってと頼まれ 作ったのが最高の数でしょうか。

大きい袋を 作りつつ時間の空いたとき 作っています。

色々お世話になったり お礼の言葉で足りないとき もらっていただきます。

私の拘りで 蚊絣に古布の無地が定番ですが 刺繍やアップリケを考えるのも 楽しいものです。

歳を重ねて まだこんな楽しいことができるなんて 人生捨てたものではありません。

アップリケの 唐辛子きっと魔除けになるよ と一言余計な言葉を添えて プレゼントです。


俳句甲子園

2019-08-19 | 思うこと

毎日 甲子園で高校野球の熱戦が続いていますが 今日はお休みのようです。

そんな中 8月17日 18日 高校生の俳句甲子園が 開催されていました。

初々しい 高校生らしい俳句は 格別です。

お題 玉葱

初恋は 玉葱の皮 剥ぐように      鳥取県の高校一年生の  柳原 愛日 さんの句です。

いつも 新玉葱ではなく 古い玉葱の皮をはぐとき 面倒だなあーと思っていましたが 初恋を思い出すとは やっぱり若さです。

切れない 包丁で切れば 涙することもあり 薄皮の下のあの みずみずしい玉葱の肌は 見とれてしまいます。

今日のカレーは 一個にするか 二個にするか と おばさんは発想が貧しい。

入選の 句 ゆっくり拝見したいものです。

そこで 私の駄句

父の声 聞こえそうな 鮎を食う   女房 

夏には 箱眼鏡を自転車の後ろに積んで おとりの鮎を大事に持って ふるさとの清流に

鮎かけに出かけていた 父。

久しぶりに 塩焼きの鮎にかぶりつけば 父の講釈が耳元を通り過ぎていきます。

あの暑い日 ふるさとの透き通る清流 鮎独特の香り まだ歯と 五感は大丈夫のようです。  


横長バック

2019-08-17 | 趣味

ボチボチと 自己流で袋を作っていますが 小さな端布は 現代の布と 古布と分けて 大きなごみ袋に入れています。

気分が落ち込んだ時 その袋の眺めるだけで 元気が出ます。

一枚の小さな端布を見つけて 色合いの合いそうな布を引っ張り出し アイロンをかけつつ 型紙を当てています。

横長の バックが出来上がりまし。

深さ21cm  幅40cm  底幅13cmです。

広い横幅で 広い底ですから 弁当入れにいいでしょう。

口が 大きいので バイヤスで止めるようにしましたが 頂きものの焼酎の首に 下がっていた木札を 下げました。

表に春夏秋冬 裏に一期一会と書いてあります。  気に入った木札です。


平野 レミさん

2019-08-14 | 思うこと

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数日前 ちょっとしたことで 頭の中に 平野レミさんの お顔が浮かびました。

しかし お名前が思い出せません。

和田誠さんの奥さん 和田明日香さんがお嫁さん シャンソン歌手と 脳みそのあちこちを 

トランプの神経衰弱のように めくりますが お名前が出てきません。

汗びっしょりの体で のけぞり冷たいお茶を飲みますが お名前が出てきません。

思い出したからと言って 思い出さないからと言って 何の支障もありませんが 自分の鈍さと脳の鈍感さに 悶えます。

高齢になると こんな具合です。

若い気分でいても 忘れることが多くなり 記憶力も怪しくなりました。

カレンダーに 予定を書き込んでいますが 書き込むのを忘れていることも 多くなりました。

段々 脳みそも衰えていくようです。

そんな母を見て 娘さんがパソコンの音声入力を教えてくれ グーグルと 叫んだら なんとゴーグルの写真が出たと

私より少しお若い友達が 大笑いをしていました。

そういえば 行きつけの調剤薬局のお姉さんたちは マイク片手に パソコンに音声入力しています。

平野 レミさん パソコンで検索すればすぐ出るのでしょうが パソコンに負けたくありません。

夕方には 私の脳みそも反省したのか スカッと 平野レミと 浮かびましたが 半日ほどしたら 又お名前が出てきません。

こりゃいかん 認知症検査に行かねばならないだろうか 悩みます。

戦時中のように 胸に名前 住所 血液型を 書いた名札をつけて歩かねばならなくなりそうです。


干し筍

2019-08-13 | 食べ物

新緑のころ 沢山芽を出す 色々な筍 山里に住む 友達は色々な方法で 保存しています。

当地で ガラ竹と呼ばれる筍は ゆでて太陽に干して 保存食にします。

そんな 干し筍がこの時期 産直市場に並びますが 私の好物です。

山村育ちの友達が 「食べないよ」と 届けてくれました。

前日から 水につけ 翌日そのままゆでて 冷やして料理します。

それを細く包丁を入れ ごま油でいため 油揚げ 人参 いりこで 気長く煮ます。

あれが好物 これが好き などと講釈を言っていても 育ちや 家庭の事情 ふるさとの環境などが 個人の好物を

左右すると 私は思っています。

これと言って 味を主張しない筍ですが その歯触りは たまりません。

ビールのお供 ご飯のおかず おにぎりのお供と 自画自賛して 食べています。


唄 う

2019-08-10 | 思うこと

昨日は 8月の生涯学習の日でした。

猛暑の中 仲間の友達の車で 出かけました。

8月は 楽しく歌おう とのことで 気楽に出かけました。

指導の先生 安積 哉子先生の実家は  町内の大きなお茶農家で 広い茶畑の中に 直販のしゃれた喫茶店もある お店の娘さんです。

音大を出て 音楽活動をしておられますが 町の 女性コーラス 男性コーラス 子供のコーラスと 指導しておられる先生です。

明るく貫禄のある先生は 方言丸出しで鍵盤を優しく奏でながら おばちゃんたちを 優しく誘導し 皺だらけの音も怪しい声帯を

広げさせ 笑いを誘います。

私も70年前 小学六年生で NHKのコンクールで歌った 「里の秋」と「花の周りで」を思い出しつつ 口を開けますが あれー

口から発声する音は 骨を伝って 自分の耳に響きますが  音程がくるっています。

何じゃこれは メロディーになっていません。

まるで浪花節です。

音大卒の先生の きれいなアルトの歌声は 心地よく 久しぶりに耳が喜んでいます。

カラオケにもいかず 生活に追われ歌を 歌うこともない 自分を 反省しました。

うみ 海 夏の思い出 浜辺の歌 みかんの花咲く丘 ふるさと となじみの歌を何度も指導いただき ひと時青春に戻りました。

ふるさとの三番の歌詞に  ♬ 志を はたして いつの日にか 帰らん ♬ と口にしたとき ふるさとを離れて住み この地で

私の人生 閉じるのかと 思いが込め 目頭が熱くなっていました。

長崎に 原爆が投下された 11時02分に みんなで黙とうをし この平和な時間を感謝し あの原爆で亡くなったたくさんの人々の

冥福を 祈って 帰宅しました。

型染の布を オークションで落札しました。 とても良い色合いです。