端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

白 椿

2010-01-31 | Weblog
見事な白椿です。
私の住む 集落一つの呼び名がありますが 隠居を入れても40戸にも 満たない 小さな
集落です。

生まれも育ちも この集落と言う人も沢山居ますが 私のように 途中からの住人は
集落での新しい発見ばかりです。

先日は ご近所の 見事な白椿を見つけました。
一枝頂いて 一輪差しに差してみました。 爺と婆の二人の生活でも 花があるのとないのでは
雰囲気がちがいます。

我が家の 南側の椿も咲き始めました。
北側の藪椿は まだ堅い蕾です。

梅ノ木は どれも沢山の花を付け 近づくとほんのりいい香りです。
生活に追われ 花など無関心で過ごしていますが ふと顔を上げ見回すと 周りの自然は 
ゆったりと 季節を楽しんでいるかのようです。

せめて 季節の花くらい ゆっくり眺めるような 心のゆとりを欲しいものだと 反省しています。
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こぎん刺し

2010-01-29 | 趣味
パッチワークのお友達に誘われて こぎん刺しの作品展を見てきました。

あまり目にすることのない こぎん刺しは とても素敵なものでした。
寒い北国の 女性の手仕事ですが 其の 幾何学模様は 模様に名前がついた 伝統の模様です。

今は 何でも安く手にすることが出来ますが 布が貴重品だった頃 女達は大事に大事に 布を
使っていたのが分かります。
雪に埋もれた 北国では 出稼ぎの夫の無事を祈りつつ 女達は針を動かしたのでしょうか。
ふと 戦時中 千人針を お願いに回っていた 大人達を 思い出してしまいました。
蜜に刺した針目は 織物と見間違いそうです。



製作者の女性 やっぱりパッチワークから入門して 古布に魅せられ 今はこぎん刺しに夢中だそうです。

長めのベストは 裏も蚊かすりで おかめとひょっとこが 見えない背中にアップリケしてあります。 おしゃれ!

本場の 北国でも 本格的にこぎん刺しをする女性が少なくなっている とのこと
今日は 見る勉強でした。



刺激を受けて お昼は 美味しい 鴨入りお蕎麦でした。
暖かい 冬の一日 半日の 命の洗濯でした。
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甘 酒

2010-01-28 | 食べ物
昨日 買い物や用事があり隣町まで 出かけました。
どうしても 二人で 出かけるときは 軽トラックで 爺 婆二人のドライブです。

用事を済ませ 帰り道 穴熊さんが「甘酒がのみたいね」 とつぶやきます。
毎晩 晩酌に焼酎は 欠かせませんが 甘いものも大好きです。

そういえば このシーズン一度も 甘酒を造っていませんでした。
麹屋さんは 隣町です。
いつもは 我が家生産のお米を一升持参し 加工賃を払い 甘酒麹を 分けていただきますが
今日は 其のつもりではなく 麹屋さんに寄りました。

いつもの ふくよかな奥さんは留守で ご主人が お店番でした。
「あら 奥さんは」と私。
「車の免許の切り替えに行きました。」 とご主人。

田舎のお店は こんな会話が 楽しみです。
 私流の 甘酒の作り方。

  五合のもち米を 炊飯器で六合分の水で炊飯します。
  炊き上がれば 保温鍋に移し 甘酒麹1㎏くらい(私の場合は1.3㎏前後)をほぐしつつ
  入れ 丁寧に混ぜ込みます。
  夕方仕込み 寝る前に混ぜて 夜中に起きたときに混ぜます。
  朝には 甘い甘いものになっていますので 大きな鍋に入れとろ火で混ぜ ぷつぷつ言い出せば
火を止めます。発酵を止めるのです。
  
  それを薄めて しょうが汁を少し入れ 飲みます。
  原液は のりのような状態ですから 小分けして 冷蔵庫へ。
 
  要するに 保温を長く保つのがコツのようです。
  麹を混ぜて 容器を布で覆い コタツの中とか 湯たんぽを抱かせるとか 発泡スチロールの
  箱に入れるとか 工夫をすれば家で 美味しい甘酒が出来るようです。
  量が 多ければ半分の量でも 作れると思いますが 保温をいかに長く持たせるか
  では ないかと思います。
  
  穴熊さんも
  朝食の後 甘酒を一杯飲んで ゴルフに出かけました。
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引越し

2010-01-26 | Weblog
赤信号で 止まって 幹線道路を通る車を見ていると 引越しのトラックが通過して行きました。
一番上に 子供用の自転車が寝せて乗っています。
小さい子供のいる 若いご家族だろうか。

ああ 自分達も 世帯を持って何回 引っ越したことだろう。
思い出しつつ 頭の中で数えていると 両手で足りない。
ふと一月と五月 九月は引越しをするものではないと 年寄りが言っていたが 
何の根拠があったのだろう。

自分達の家を持ち 終の棲家になるであろう家に住んでいると 若い頃の引越しが懐かしく
思い出されます。
それぞれ 住んでいた家での 家族の思い出や子供の背丈をつけた柱の傷 ご近所の方々の顔を思い出します。

今のように引越し業者のなかった頃 自分達で トラックを調達し 莚やコモ 縄を揃え 箪笥は空にして 引越しをしていました。

住み慣れた土地や ご近所との別れは 一寸寂しいものでしたが 新しい未知の土地への
興味のほうが大きかった気がします。

若い頃は 元気とパワーで 引越しも気になりませんでしたが もういけません。
少し暖かくなったら 若い頃住んでいた町を 訪ねるのもいいかなあと思っています。
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春 は

2010-01-24 | Weblog
清少納言は書いています。

【 春は曙 やうやう著しくなりゆく 山際少し明かりて 紫だちたる雲の細く棚びきたる】
だったでしょうか 覚えているのは そこまで。

高校生の頃 国語の先生は 福岡の教育大学を卒業したばかりの新人先生でした。
まだフレッシュで 燃えていました。
「私は 几帳面な花びらの ガーベラが大好きよ」と授業の合間に口走っていました。

特に 紫式部や 清少納言については 友達のように熱く語っていました。

あんなに 熱く教師の仕事に燃えていたのに その後 結婚しあっさり退職されたと 風の
便りに聞きました。

今朝は 春と言うには チト早いようですが 穏やかな いいお天気です。
太陽も 我が家に見せる位置 が 少しづづ 北よりです。

今日は 皆さん総出で 田んぼの畦の草焼きです。
消防団や 消防車も待機して あちこちで煙が昇ります。

春の 前触れの風物詩です。

小さなポーチが出来ました。
幅18cm 深さ12cmです。 ダーツをしています。 
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2010-01-23 | Weblog

ブログを休んで 鮭を釣りに行っていました。
大きなのが一匹 釣れました。

筋子を出し 寒の風に干していますが 穴熊さんが 刺身にしてくれと 言っていますが
それは ありません。

実は この 鮭のぬいぐるみ 以前から作りたくて 心の奥にへばりついていました。
パソコンの検索が出来るようになり 色々な方のホームページを 訪ね厚かましくも
作り方を 教えをお願いしました。

世の中 捨てたものではありません。
名古屋の方が 丁寧に コピーと 手写しの図面を送ってくださいました。
感激です。


じっくり何度も読み返し 読み返し 作りました。
三日間は 炊事をしながら プールの水中ウォークのときも 頭の中は 鮭がぐるぐる
回っていました。



この鮭を作りつつ 今までいかに 鮭を上の空で見ていたか ひれの場所も 数も
頭の形も 思い出せません。

常日頃の 観察力や洞察力 想像力が大事なのを 知らされました。


体長 80cmです。 魚拓を採らせてくださいと申し入れがあっても堅く堅く お断りします。
素敵な 古布が手に入ったら もう一匹 作りたいものです。

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みかん

2010-01-20 | 食べ物
昨日の話。
いつも買い物に行くスーパーは 火曜日にチラシが入り 安売りの日です。
朝 じっくり眺め買い物に出かけます。
いつものように 買い物を済ませ 自動ドアーを出たところにも これでもかと 沢山の
目玉商品が積まれて 寒い中 女性がレジを打っています。

ふと 目を留めたのは 山と詰まれた小ぶりの蜜柑 詰め放題200円の文字と共に ビニール
袋が 下がっています。

我が家には ポンカン 日向夏 八朔とあるのに 私の欲張りは止まりません。
袋の四隅から 念入りに一個一個詰めていきます。
こんな 売り方に群がるのは 女性ばかりです。

他人様の詰め具合を 横目で見つつ 袋の口も閉めずに開いたまま レジへ 200円と共に
出したら 「奥さんまだ はいるよ」 との言葉。

本音の私が 「まだまだ入るよ」とささやくのに もう一人の私が「そんな みっともないよ」
とささやいた結果です。

それでも私 「あら」 と言いつつ 三個 取りに戻り 袋の中へいれました。

小ぶりでしたが 皮が薄く 甘くて 得した気分の蜜柑でした。

食べ放題とか 無料とかには 弱い私ですが つかみ取りだけは 指が短かく 沢山つかめないので
初めからパスです。 
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先 生

2010-01-18 | Weblog
取替え部品がなく プチプチの包装をされたまま 修理不能で 帰ってきた
<ワープロ 書院wda341> そのまま 足蹴りしたくなるのを ぐっと抑えて 先生(本)に
教えを 頂きながら 家事の合間に フロッピーディスク保存の 文書をどうにか
パソコン に入れることが出来ました。

図の挿入や 罫線 数字や 文字の太さの現物との確認等 面倒さが先になり 躊躇していました。
一度入力しておけば 次から楽ですよと 周りの人に 説得されてはいたのですが ……。
それは分かります。

必要なことだけ 会得したのですから 何が分からないか 分からないので 気楽なものです。
無料講座と 市販の本と だれかれ捕まえて 聞く これが私流ですが 何を聞いているのか 
相手に 時々分かってもらえないときがあるのは われながら可笑しいものです。

10覚えて 半分忘れ 又5覚えて 3忘れる ソレの繰り返しです。
自分で「何でだろう」と 疑問に思ったことを 自分で調べる ソレが勉強のコツのようです。

覚えてから 本で調べるのも より理解するコツだと分かりました。
こうして少しづつ 覚える楽しさは 格別です。
こんな 生活の楽しみも あったのだー と思っています。

ネットで 色々なことが調べられる 今の時代 私みたいな高齢者こそ 必要だと思っています。
今朝も 一度は行ってみたい 東京ドームの 世界のキルト展を 覗いています。
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あの日

2010-01-17 | Weblog
あの日 朝六時前 ぬくぬくの布団から抜け出す前に 枕もとのラジオのスイッチを入れました。
そして 上ずったアナウンサーの声は あの震災を伝えるものでした。

家事を済ませ いつものように出勤した私は 職場のテレビが伝える 被害の状況を見つめていました。
時間が過ぎごとに広がる 犠牲者 火災 と耳をふさぎたくなるような 事ばかりでした。
あの日の前の年 秋の神戸に旅行して 楽しんだばかりでした。

倒壊した建物 追って来る火の手 逃げ惑う子供 逃げ出せない親 そんな光景を聞くたびに
涙を流しました。
親を失った子供達 子供を失った親 15年過ぎても 癒されることはないでしょう。

あの時 親を失った幼い子供達は 15年過ぎて 確実に成長しています。
そんな子供達のことを 報道で知るだけですが 少しだけ心が明るくなります。

いつも のほほんと過ごしていますが 思いがけない災害や災難に出会ったとき 周りの
沢山の方々の 情けがどんなに嬉しいか 計り知れません。

ちょっとした 思いやりや 言葉がどんなに嬉しいか 自分が大きな壁にふさがれ 
迷っていたときのことと重ねて 思い出しています。

今日一日 あの震災の罹災者の方々に 思いを巡らしたいと思います。 
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椿

2010-01-15 | Weblog
庭の梅の花が 少しづつ咲き始めました。
其の横の藪椿が「見てみて」と 赤い花弁を見せ始めました。

まだまだ 寒い日が来ることでしょうが こんな花を見ていると気持ちだけでも和みます。

それに比べて私 落ち込んでいます。
穴熊さんの 色々な文書を 一手に引き受けていた私の秘蔵のワープロが 
故障してしまいました。
その時のために パソコンの練習をしていたのですが 本格的ではありませんでした。
だめで元々と修理に もって行きましたら なんともう部品がなく だめとの事。

泣く泣く ワードや票の挿入の勉強の やり直しです。
おまけに インターネットエクスフローラ8 をわけもわからずインストール 
完了まで こぎつけたのはいいのですが 以前の使い勝手と違い 戸惑うばかり。

周りに教えを願う方もなく パソコンの教習本を引っ張り出し 付箋をアチコチ 貼り付け
復習まっしぐらです。

一人でぶつぶつ言いつつ パソコンに向かっていますが 問題が解決したときの 嬉しさは
格別です。
画面をなぜつつ お利口さんと 言葉をかけます。

それにしても右クリック 左クリック Ctrlキーを押して スクロール なんて古希過ぎの
おばさんに 分かるはずもありません。
益々 奥深いパソコンにはまりそうです。
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