端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

田んぼ

2009-02-28 | Weblog
去年 稲刈りの済んだ田んぼは 年が明ける 二月の始めに 畦や田んぼの
雑草を燃やす「畦焼き」が行われました。

そんな田んぼは 堆肥や肥料をまき 土を返して耕し 黒黒の土を見せて
います。
いよいよ 水路を点検し ごみを除き水の流れを 確認する作業が 明日
行われる予定でしたが このところの雨で 水路に水が溜まり 延期に
なりました。

やがて水路の掃除が済めば 水が流れ出します。
上の田んぼに 満杯になり 次々と水を満たしていきますが 末端の田んぼに
水が 届くまでは 日数がかかります。

一級河川から水を取り入れ 耕地整理の済んでいる田んぼは 同時に水が
配水され問題なく 自分の田んぼだけで 水の栓を開けたり〆たり出来ますが
里山にはさまれた 池の水を頼りにする 田んぼは 昔から池の水を管理する
組合に 委ねられます。

池守役に 大きな権限が任せられ 水の配分が決められるのです。
雨の多いときは 池の堤の心配をし 雨の少ないときは 水が無駄に流れて
いないか 見回りが大事な仕事です。

昔と違って お米が肩身の狭い思いをしていますが 農家にとって
稲作はやっぱり 大事な農作業です。


空豆の花です。



エンドウの花です。

例年より 早く咲いていますが 実になるのでしょうか。



布を頂くことが多くなりました。
布の 強さや傷み具合で 色々作ります。
この袋 旅行などに便利です。



いつもの財布2個 出来上がりです。
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新 芽

2009-02-26 | Weblog
人形作家 高橋まゆみさんの人形の作品展が 県立博物館で開催中です。
昨日 縫い物のお友達と 出かけてきました。
今にも動きそうな 田舎のおじいさんおばあさん達は 懐かしいーと思わず声を出してしまいました。

帰りの博物館の庭の 切り倒された大きな樹木の切り株から 新しい芽が
横から出ていました。
直径70cmほどの切り株には 大きな空洞があり きっと耐え切れずに
伐採されたのでしょう。
でも 新しい芽は 元気に育っていました。


今日 袋造り見えたもと子さんとゆう子さん 大島紬の布で ポシェットが
出来上がりました。
私の 出来上がりと三個並んで ハイ ポーズ。




もう一個出来上がり



この形 皆さんに喜んでいただいています。
上を曲げて 蓋になり ボタンが強力な磁石で 簡単に止められるのです。
手の不自由な方に喜んでいただけるのが 何より嬉しいのです。
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憧 れ

2009-02-25 | Weblog
近頃は お正月でも和服の方を見かけることはありませんが 私が若い頃は
まだまだ着物が幅を利かせていました。

成人式は勿論 お正月 結納 買い物 参観日 など良く和服を着ていました。
なかでも 憧れは 大島紬でした。
凛とした 織の手触りと 身に付けたとき 歩くたびにする あの音は
大島紬独特のものです。

いつもぼろを着て家族のために働いている母をみて 私が大人になったときは
大島紬を着て 絞りの羽織を着て デパートに行くと いつも思っていました。
なぜ 大島紬なのか なぜ絞りの羽織なのか 今では思い出せませんが
きっと自分の憧れを並べた だけなのかもしれません。

そんな私に 友達が大島紬の端布を届けてくれました。
「何にでも使って 」と頂いた布 見ただけで よだれが出そうです。
この布 お母様が家で 大島紬を織っておられた頃の 試し織りの部分
だったらしいのです。
 
この布を眺めていると この布 どんな人の着物になったのだろう。
この布は きっと 粋なおねえさんかなあーと 想像して 眺めています。


まずは小さなポシェットを作りました。
14cmのフアスナーをつけました。 
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晴耕雨読

2009-02-24 | Weblog
今週はお天気が悪く 雨や曇りが多いと お天気お姉さんが伝えていました。
案の定 今朝は冷たい雨です。
この雨で 里山の木々は 新しい緑の準備をするのでしょう。

昔の農家は 雨の日は 外の仕事が出来ず 納屋で縄をなったり竹箒を作つたり
藁ぞうりを作ったり 繕い物をしたりして 体を休めていました。

閑に任せて 訪ねてくる隣人には「まあ 上がんない あられでも炒るから」
と 土間の奥の棚の年代物の缶から 手作りのアラレを出し 囲炉裏の火で
あぶっていました。
あつあつのお茶に 塩を少し入れ アラレをいれ 柔くなったのを フーフー言いつつ すすっていました。
お漬物や こんな手作りのおやつしかありませんでした。
晴れた日は 働くそれはあたりまえでしたが 雨の日の こんな女衆の
おしゃべりは 許されていたような気がします。
毎日羽根を伸ばしている 私には つらい話です。




雨の日は 出かけるのもあきらめ 雨読ならぬ 縫い物の針を動かしています。
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2009-02-23 | Weblog
好きで 袋つくりを楽しんでいますが めったに自分で使うことはありません。
針を動かしたり どんな形にするか どんな順序に作ればいいか そんな過程を
楽しんでいます。
私の先祖に きっと職人だった人が居たのではないかと 思うことがあります。
そんな私が唯一つ使つている袋。

布をつないで キルト綿と捨て布を重ねて 刺し子をして 袋にしたものです。
その手触りと なじみ具合がなんとも 使いよくこれだけは 使っています。

近頃ところどころ 弱くなっていますので 裏布を口のところで少しはずし
また布をあて刺し子をして 繕うつもりです。

自分の使うものを自分で作り 長く愛用する。
昔の日本では 当たり前の生活でした。

母から娘へ 娘からまたその子へと生活の道具なども 受け継がれたものです。
何時の間にか 使い捨てが 多いようです。
私の袋をなぜながら そんな想いがよぎります。



冬の間 食卓によく登場したブロッコリー 中心の立派なものは 収穫し終わり今は葉の間から出る 小ぶりのものを収穫しています。

見かけは 貧弱ですが 味は変わらず せっせと収穫し 茹でて冷凍保存です。
子供の頃は 見かけなかった野菜ですから もっぱら和風の食べ方をしています
がチーズとは 相性がいいようです。

そろそろ 冬野菜も 終わりです。
  
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朝 市

2009-02-22 | Weblog
第四日曜日は 川南町の軽トラック市です。
メインの町の通りに 軽トラックがずらりと並びます。
新鮮な魚 野菜 花 餅 団子 味噌醤油 古着 と何が出ているか
行ってみないと分かりません。

午前中のみですから 朝早くから出かけます。
端から端まで 歩いて見て周り 帰りに目当ての品を買います。

花 魚寿司 草もち 桜餅 いりこ 等買って帰ってきました。

市全体も 春の近いのを感じさせます。

昨日まであんなに いいお天気で 暖かかったのに 今日は午後から
冷たい雨になりました。
この雨で 野山の木の芽が 春の支度を始めるのでしょう。
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検 定

2009-02-20 | Weblog


漢字の検定を主催する法人が 問題になり色々取りざたされていますが
それは別として 日本語は難しい。

パソコンを操作も出来ないくせに プログをボケ防止に楽しんでいますが
これまた 大変。
私のパソコンも 漢字検定受けさせたいくらいです。


ボケ防止はボケ帽子 体の関節は体の間接と表示し 過去のプログを読み返し
一人で笑い赤面です。

「穴熊の女房」と気に入った名前も 「穴熊の尿坊」と出てオイオイ何じゃと
一人で苦笑しています。


昨日は寒い 雨でしたが 今朝は明るい晴れ 頭にタオルを載せ気合をいれ
新聞紙を濡らし 絞り座敷に撒き 日本古来のスタイルで 箒で掃きだしています。

それにしても暖かい 野球のWBCキャンプの人出も 一段と多いことでしょう。
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同窓会

2009-02-18 | Weblog
二月の第三日曜日は 穴熊さんたちの同窓会と決まっています。

今年も2月の15日に お昼から始まり夜まででした。
昭和9年と 昭和10年生まれの人たちで 中学校で机を並べた同窓です。
皆さん70歳超え 立派な後期高齢者達です。

戦後の粗食で 労力を使う時代に育つた皆さん 今時の若いもんとは違います。
ITには 弱くても 気合と根性があります。
戦争に負けて 今の繁栄があるのも 納得です。

特に 女性の方が元気です。
そんな中のお一人が手作りの 根付を参加の皆に毎年プレゼントされるのです。
大きいのはアサリ 小さいのはシジミでしょうか。

このプレゼントだけは ポケットに入れて大事に頂いてくるので 穴熊さん
酔っ払っていても 確かに私に届いています。

趣味で色々作っていると 作る楽しみにもう一つ 他様にプレゼントする
楽しみもあります。
其の上 喜んでいただければ 尚嬉しいものです。

昔の中学生に戻り 話に花を咲かせた穴熊さん まだ余韻が残っているのか
続き話を聞かされています。


同じポーチ もう一個作りました。
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偶 然

2009-02-17 | Weblog
先日の旅行 大半がオバサン 其のためかどうか 高速のサービスエリアでは 
たびたび停車です。
長いお手洗いの列に並んでいると すぐ前の女性が 私の顔を見つめて

「○○チャンじゃない?」と私に 声を掛けました。
その 違った名前を 聞き流し
「まあー 世の中狭いですね 私に似た人いますか?」と返事すると
「いや 違った△△ちゃん」 
 と私の子供時代の名前を 言われて吃驚。
「どなたですか と私」 
この歳になってチャン呼びされることはありません。

小学校時代に ご近所で遊び 一緒だった 洋子ちゃんでした。
なんと 60年ぶりです。
こんなに 婆になっても あの小学生の頃の部分が顔には残っているのでしょうか

私は 相手の顔を見て 幼い頃の顔と一致しませんでした。
いつも 妹さんも 一緒に遊んでいた仲でした。
「妹さんは?」 と聞いたら ふるさとに居て 母を看ているのと返事が
返ってきました。

同じように ツアーの途中だとか 手洗い待ちの再会でした。
こんな話 ふるさとを離れて住む私に 聞いてもらう幼馴染も近くに居ません。
父や 母が元気なら すぐ電話でもして 聞いてもらうのにと 
想いがこみ上げます。

旅行の間 牛が反芻するように 繰り返し繰り返し 幼い頃の思い出を
引っ張り出したり 畳んだりしていました。

以前も あの名古屋空港で帰りの 飛行機を待っているとき 偶然ご近所の
知り合いと会ったことがあります。

どこで何時 再会があるか分かりません。
狭い日本 悪いことは出来ないものだと つくづく思いました。

我が家の 春の使者 糸水仙がちらほら咲き始めました。
黄色が濃く 花が小さく 葉は糸のごとく 控えめの花です。
 
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切れ端

2009-02-16 | Weblog
地元の老舗の和菓子屋 箱入りのカステラは 定番で心して お土産を用意する
時に 利用していますが 運よく沢山仕上げられたカステラの 成型をしている
時に出会えば ざらざらのザラメ沢山の切れ端に出会い 格安で手に入れることがあります。

今回の旅行 カステラの本場 長崎のめがね橋の傍の「匠寛堂」さんの
由緒正しい物を お土産に買いましたが その後 立ち寄った旅行会社に おんぶに抱っこらしい カステラ工場で 見つけましたよ。
カステラの切れ端のパック。 
簡易包装で格安なお値段。 味は分かりませんが ザラメ一杯の 端切れです。

子供の頃 母が海苔巻きを作るとき 姉弟で母の手元を見つめていました。
巻き終わり 包丁を入れた後の切れ端が目的でした。
甘煮の干瓢や卵焼きが 余分に出ていて 綺麗に切ったものより おいしかった記憶があります。
貧しい家にもそれなりの 楽しみでした。

近頃 歳を重ねて 色々な方との出会いがありますが 人間も四角四面より 
味のある切れ端のような方のほうが 味わいがあるような気がします。
これも年寄りに 近い証拠でしょうか。

この 切れ端のカステラ 濃い目のお茶を淹れ 今日はゆっくり旅の
疲れを取りたいと思います。
ちなみに 私の地方 疲れたは「ダレター」といいます。
そこで晩酌は「ダレヤメ」 つまり「ダレ止め」なのです。

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