端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

さのぼり

2010-03-31 | Weblog
我が家の 田植えが完了しました。

わずかな 作付け面積ですが 大型農家と 同じように 心配し骨を折っています。
苗は 農協に注文し 植えるまでの 下ごしらえは 穴熊さんの仕事 植えるのは
ご近所の方に 田植え機で植えていただきます。

済めば苗の 箱を 用水路で洗うのは 私の仕事。
用水路の速い流れの水に 足をつけると切れるような 冷たさですが 慣れれば
暖かく感じるから不思議です。
米作りが 人手に頼っていた頃は 皆で一列に並び いっせいに手植えでした。
隣 近所共同作業でしたから 一大事業でした。
そんな田植えが終われば 我が家の喜びであり ご近所の喜びでもあり
大きな 安堵だったのでしょう。

昔から田植えが終わり 一息入れる 飲み会を 「さのぼり」とよび あちこちで
行われていましたが 機械化され 近頃はあまり聞くこともありません。

米が余り 農業が軽んじられているわが国ですが 何が大事か 何か 間違っている
気がしてなりません。

色々へ理屈を 言っても 我が家も今夜は 爺と婆で ささやかな「さのぼり」です。
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花より

2010-03-30 | Weblog
いよいよ春本番です。
アレもしなくては これもしなくては と少し暖かくなると 気になります。
乾物類を点検していたら 五合ばかりの もち米と小豆を見つけ 早速おはぎを作りました。

市販のように上品に 小ぶりに 作りたいのですが 根っからの田舎人 ついつい
大きくなります。

おはぎだけは 自分で作ったものが 美味しいと自画自賛で 食べています。



田植えの準備に忙しい 穴熊さん つられて 私も一緒に 気ぜわしくしています。
それでも 寸暇を惜しんで 小物が 四個出来ました。
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芝桜物語

2010-03-29 | Weblog
私の住む 田舎の町 この時期 数万人の方が個人のお宅の芝桜を見学に訪れます。
それはそれは 見事な芝桜です。

80才になるご主人が 20年前から始められた 芝桜なのです。

物語は 20年前奥さんの失明が始まりでした。

長年の 酪農も 奥さんの手がなければ 出来ないと きっぱりと廃業 家から出ることのなくなった奥様のために 家の周りの菜園や 牛舎の跡などに 少しづづ芝桜を増やし
其の面積 二千平方メートルほどだとか。

花を見に来てくれる方との 会話を奥さんが 楽しんでくれれば とのご主人の暖かい
心遣いの 芝桜なのです。
家を取り囲む 一面が ピンクの芝桜なのです。

そんなご主人思いを聞いて 見る芝桜は 又一段と 綺麗で感動ものです。
今年も又 私も見に行きたいものです。

我が家の 芝桜も咲き始めました。
何の物語もありません。 昨日からの雨に濡れていましたが 今日お天気 綺麗に花びらを広げてくれるでしょう。
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煙 草

2010-03-28 | Weblog
近頃 肩身の狭い愛煙家ですが 煙草耕作の農家も 段々少なくなっています。
其の証拠に この時期 沢山の煙草畑を見かけていましたが 年々少なくなっています。

三月の初めに 畑を耕し 畝にポリをかぶせて 丸い穴を 間隔を取って明け 小さな小さな 苗を一本一本植えていきます。

遅い霜に 傷つくこともありますが 今年は大丈夫のようです。
初夏の頃には 可愛い花を付けますが 葉を厚く丈夫に育てるために 摘み取られてしまいます。

真夏の暑い時期に 下葉から順に 摘み取られて協同の乾燥場で 乾燥され出荷されます。

禁煙が叫ばれる中 煙草農家にとっては 大きな試練の始まりです。
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トートバック

2010-03-27 | Weblog
春は忙しく 気持ちが落ち着きません。
私の袋作りは 本をお手本にして作る場合と あれこれ考えて作る 女房オリジナル
とがあるのですが 今回は花岡瞳さんの本をお手本に 作りました。
小さな端布の中から地味な 色合いを選んだつもりです。
型紙は3枚。


まずは 5角形を二枚づづ つなぎます。





このバック 底の部分が 変わっていて 私の好きな形です。





表の布と 芯 裏布とを重ねて キルトをするので 中袋を作る 手間が 省けるのです。





私なりに裏布には 拘りました。といいたいところですが こげ茶の糸でキルトを
しますので 乱れた 縫い目が隠れるように 拘った裏布です。
幅 48センチ 深さ36センチ 底の幅12センチです。
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日向夏

2010-03-25 | Weblog
我が家の  庭の日向夏蜜柑が落下し始めました。
美味しくなった証拠です。

今は 日向夏蜜柑も品種改良がされ 種の少ないものや 種無しなどがお店に並んで
いますが 我が家の日向夏蜜柑は 在来種です。
別に これと言って 手入れもしませんが 毎年沢山の実を付けてくれます。



この蜜柑 皮をりんごのように剥き 中心の種の部分を 残すように切り 食べます。
アッサリしたすっぱさは 又違った柑橘類の 美味しさです。
穴熊さんはもっぱら 焼酎のつまみに 食べています。

この時期 我が家の食卓に 出番の多い 日向夏蜜柑です。
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展示会

2010-03-23 | Weblog
年に 一度の私の展示会に来ていただいて お友達になった ぷーさん。

ブログも見ていただいて コメントを書き込んでいただいたりしています。
そんな ぷーさん 私の町の例の ギャラリーで 今日から展示会です。

古布で色々な作品を 作るぷーさん またまた手を広げて ガーゼ生地の洋服です。
綺麗に染められた色は まさに春色。

素敵な洋服が沢山 展示してありました。
初日で まだまだ準備中でしたが 又 時間を作って 出かけてみたいものです。
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田 芹

2010-03-22 | Weblog
いよいよ お米作りの始まりです。
20日に 水を管理する組合の役員が出て ため池の栓が開けられました。
それと 同時に水路の水が 一番下の田んぼまで届くように ごみや空き缶 枯葉などで
詰まっていないか 見回ります。

荒く耕された田んぼに肥料がまかれ 水の取り入れ口から 水が入ると 乾いた土が
黒く濡れていきます。
上の田んぼが 満水になると 水を止め 次の田んぼの水口が開けられます。

我が家のように 自家用に消費するだけの米を耕作しているものでも 嬉しい始まりです。

毎日 田んぼの見回りに出かける穴熊さん付いて 偽百姓の私も付いていきます。

今年から休耕のお隣の田んぼ 田芹が沢山出ていました。
早速 摘んで今夜の おかずです。

茹でて あくを抜き 白あえ ゴマと酢醤油であえたのも 大好きです。
我が家の 春の味です。
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2010-03-21 | Weblog
私の住む 集落 お彼岸の日は お大師講です。
新参者の私には分かりませんが 穴熊さんが子供の頃からですから ずっと昔から
続いているものです。

農業が人手に頼っていた時代は お互いの助け合いは 大事なことでした。
お互いの仕事を手伝い 沢山の協同作業が行われていました。

そんな春の作業の始まる前の お彼岸の一日 女衆が集まって 普通米に小豆を入れた
赤飯を炊きます。

なぜ もち米でないのか いつも不思議ですが 昔からの慣わしなのです。

今日は 各人がお米五合づづ持ち寄り 赤飯を炊き 野菜を持ち寄り白あえ それに
各自の自慢の漬物で集落の人や 通行の方たちを 接待します。
集落の辻に鎮座しておられる お大師様の前がにぎやかになる日です。

が 今日は風が強く黄砂の襲来で 地区の集会所で行われました。

農作業も 大半が機械化され 共同作業もなくなり 勤めの方も多くなり ご近所でも
顔を合わせることも少なくなりました。
今日は 久しぶりに女の世間話に花が咲きました。

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三 春

2010-03-20 | Weblog
今朝 この春初めての アスパラガスを 収穫しました。
収穫と呼ぶのも 恥ずかしいくらいですが まあ 二人分のおかずの彩りには
なるでしょう。



縫い物のお友達の とも子さんに頂いた <三つ葉つつじ>が今年は 本格的に咲きました。
今は花だけですが やがて 枝の間から 三枚の若葉を出すはずです。
綺麗な赤紫です。

昨日 離れて住む孫の 卒業式だったと 便りが届きました。
いよいよ四月からは 中学生です。
写真を見て 息子の子供の時にそっくりで 爺と婆で笑ってしまいました。
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