端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

完 治

2009-05-30 | Weblog
インフルエンザか流行りだし うがいに 手洗い 早寝早起き と自分の体調には十分気をつけていましたが 敵は自分でした。

連休終わりの日 いつも机の上にあるスチームアイロンを 足元に置いたのをすっかり忘れていました。
腰を上げ一歩踏み出したとたん 自分の足にアイロンをかけてしまいました。
足の甲にしわが多いとはいえ アイロンはあんまりです。

飛び上がり氷 冷や水で 冷やし痛みも無く 知らぬ顔で過ごして翌日 案の定
水ぶくれが アイロンのスチームの穴の形に四本。
この水ぶくれ 見て見ぬふりをしても気になります。

とうとう 針でつぶし消毒してそのままで 三日目 痛みは無いけど 少しはれてきました。
それでなくても 不細工な足 象の足のようになりました。
少し 大げさです。

あわてて 外科の病院へ。
先生は ちらりと 横目で見ただけ で抗生物質の薬を処方。
看護婦さんが 消毒と網目のガーゼを張って 包帯で巻き 痛々しい私の足。
全然痛みは無いけど 病人のふりをしつつ ミニバイクで帰宅。

勿論プールは 欠席。 口も手も動くので いつもの生活ですが お風呂が大変。

包帯を見て周りがびっくりして 「どうしたの」との質問攻め。
「足のしわを伸ばそうと スチームアイロンをかけたの と私。」

そんな こんなで 全治20日 昨日からはプールのアクアも再開です。
誰を恨むことも出来ない 自分の不注意でした。

70年働いてもらっている 純正部品の私の足 アイロンの4本の傷跡とともに
もう少し 頑張っていただきましょう。

せっかくですからこの機会に やけどの検索をして やけどの勉強。
せっせと付けていた アロエは 偉い先生のコメントで 何の効果も無い 
との一言で   <そんなー >

高齢者は インフルエンザだけでなく 物忘れ 骨折 やけども注意せねば と感じた 五月です。
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兵児帯

2009-05-29 | Weblog
私が 子供の頃 父が勤めから帰ると必ず着物に着替えていました。
そして 〆ていたのが 兵児帯です。
二回ほど腹にまわして 前で結んで くるりと後ろへまわしていました。
大抵絞りが入っていて 幅も広いものでした。

父が着物を着ることもなくなってからは  子供の負ぶい紐にもなっていました。
近頃 骨董市などで よく兵児帯を見ますが 化繊のものが多いようです。

いつぞやは グレーの絞りの立派な兵児帯を 骨董市で見かけましたが お友達のしおりさん ステキなブラウスやワンピースに変身させています。



この帯は 絞りに模様が 入っています。





ほかにワンピースも 出来ていましたが 私の写真が不出来でお見せ出来ないのが残念 です。
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栗の花

2009-05-27 | Weblog
夕べから 激しい雨です。
それに肌寒く感じています。栗の花も雨に濡れています。
この雨で穴熊さんも 家でごろごろです。

お昼は何にしよう。
そうだ 冷蔵庫に 鯵の開きがあった。
いつものように 焼くだけでは 能が無い。
そこで鯵の開きを焼いて 身をほぐし 酢飯に青紫蘇 ゴマ 生姜を入れて 混ぜ寿司 もどきを作りました。



お昼には まだ一寸 時間があります。
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桑の実

2009-05-26 | Weblog
集落の 近道の細い道路は 切通りになって 両側を雑木が覆い茂っています。
この時期その道を通ると 熟して落ちた木の実が車につぶされ 赤や紫に染まっています。
止まって上を見ると 桑の実が沢山付いています。

私の手の届かないところで 風に揺られています。
食い意地の張った私 摘んでジャムにするのに と悔しがっています。

この集落に 生まれ育った人は 肉桂の木 グミの木 甘柿 クワガタの集まる木
と 大人になっても 熟知しています。
よそ者の私は 道のつぶれた桑の実を見て 其の存在を 知るのです。

だから生まれも育ちも 集落の人の前では 大きな顔が出来ないのです。



昨日 お友達から 頂いた絽の着物です。
古い着物の 目利きの お友達が 解いてブラウスにでもしたら と届けてくれたのです。
五つ紋で 薄紫でもなく ねずみ色でもなく もしかしたらこんな色 利休鼠と言うのでしょうか。
裾には ぼかしの模様です。
まだまだ そのまま着ることも出来るくらいに 大切に保存されたものです。
でも昔の女性は 小柄でしたから この着物も 私が着ることは出来ません。


上前の 裾には三羽の白鷺 下前には二羽の白鷺が描かれています。
そして其白鷺の足 羽の一部 嘴には 日本刺繍が施されています。

子供の代では 親の着物も思い入れがありますが 孫になれば 情も残っていません。
そんな旧家から 出たものの中の一枚のようです。
眺めていると 昔の厳粛で 華やかだった婚礼の様子が 目に浮かびます。

嬉しい頂き物の この着物 当分このままで 出来れば 秋の展示会の 飾りにしようかと思っています。
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ラッキョウ

2009-05-25 | Weblog
今朝 7時半からラッキョウ堀を始めました。
第一回目です。 穴熊さんと二人向かい合い 黙々と根と葉を落とす作業です。
10時までして 洗い上げたところです。 今日の作業は終わりです。
水切りをして 樽にいれ塩をまぶして一晩置き 水でサッと洗い水切りして
お酢と砂糖を鍋で暖め 鷹の爪を入れた調味酢でつけるのが 女房流です。

カリカリして 美味しいラッキョウ漬けです。
このラッキョウ漬け 世帯を持って以来 欠かさずつけていますが 変わらない
私の味です。

ラッキョウは 一年の大半 畑を占領しますので効率の悪い作物です。
それに手間閑がかかり 泥つきはいらないから 漬けたのが欲しいとの周りの
声ばかりです。

そんな声を 聞きつつ お天気と時間をやりくりして ラッキョウの収穫が 何日か続きます。

今日から 台所は ラッキョウの匂いがしています。
初夏の匂いです。 
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中干し

2009-05-24 | Weblog
三月の終わりに田植えした 穴熊さんの田んぼ 植えたときは三株か四株ほどの苗
でしたが 50日ほど過ぎて 沢山の株になりました。

これから実を付けて 成長するためには 根を強く張らなければなりません。


そこでこの時期 配水の水を止めて 田んぼを干すのです。
「中干し」です。

河川から水を引いている田んぼは 水の心配は 余りありませんが 穴熊さんの田んぼのように 先人が堤を造り池に水を溜めて配水して 米つくりをしているところは 池の水位には 神経を尖らせます。
この時期の 池の栓止めは そんなことから考えても 大事なことなのです。

この中干しの時期を 利用して 用水路の草刈を します。
其の作業が 今日午前中田んぼの所有者全員で行われました。
暑い中 大変な仕事です。

終われば 集会所の庭で 簡単な反省会です。
今年の稲の出来具合や お米つくりの指南を若い者が年寄りから聞いたり
します。
みんな 自家用に消費するだけの耕作ですが 物を作る喜びに変わりはありません。



稲には うんと踏ん張ってもらい これからの台風にも負けないように頑張ってもらいたいものです。

故郷を離れて この地に住んでいる年月のほうがはるかに長くなったのに
まだ 短い根しか張れていない私。
いつになったら 諦められるのでしょうか
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大 豆

2009-05-22 | Weblog
梅雨を前に乾物の点検をしていたら ご近所からの頂き物の 大豆が出てきました。
早速夕べから 水にひたし今朝 圧力鍋で生姜と出し昆布 を入れ醤油と砂糖で
煮ました。
親指と小指でつまんでもつぶれるくらいですから 煮すぎたかなあーと思いつつ
ゴルフに出かける前の 穴熊さんの口に入れたら 「味噌豆か?」と言いつつ
出かけました。

そういえば昔じぶんの家で 味噌を作っていた頃は この大豆が煮あがると
小皿に入れて おやつ代わりに食べていました。

大豆を煮ただけ 豆だけの味ですが 美味しいと思っていました。
そんな味を 穴熊さんも思い出したのでしょうか。

先日デジカメの本を読んでいたら 写真は斜めに撮るほうが奥行きを感じられて良いと書いてありましたが そういえば私のデジカメ写真 家の周りの花 食べ物 袋と面白くないものばかりです。

特に食べ物など 真上から 撮りますので真に平面です。
センスの無さ丸出しです。

デジカメも アチコチ押していたら 動物撮影のマークが出てきましたが
なるほど犬や猫のように動くものも 撮れるのだー と見ていたら元に戻すのが分からず スイッチを入れたり消したり。
そんなことでは 元に戻らず 余計なボタンを アチコチ押しまくりです。

畑のにんにくの花です。
葱坊主に似ています。



上を見たら 柿が小さな実を付けています。
夕べ少し雨でしたが 今日は又いい天気です。
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天 敵

2009-05-20 | Weblog
何年も 同じ釜の飯を食べているのに まだまだ穴熊さんを理解していませんでした。

先日 田んぼから帰ってくるなり 蛇がいた とつぶやいています。
其の日 私も外出から帰り 玄関の向かいの 坪庭を見ていたらなにやら 大きな紐のようなものが 二本コンクリートの上にあります。

サッシを開けてよく見たら 蛇でした。
夫婦で 仲良く 暑さをしのいでいたのでしょう。

すばやく 草陰に隠れていきました。 そういえば以前 へびの抜け殻を見たことがあります。

私は 気持ちが悪いとは思いますが 逃げ出すほどの恐怖心はありません。
でも穴熊さんの あの大きな体での怖がり方は 噴出さずにはいられません。

きっと 前世では「 蛙」だったのではないかと 私は思います。

でも今朝の ニュースで学者先生が 人間が蛇を怖がるのは 本能的なものだと
猿を使っての実験で証明できたとか。

でも 誰でも他人から見れば おかしなものに 恐怖を感じることがあるようです。
私もありますが ナイショにします。

毎日 色々な方とお会いしますが 「あーごめん あの人私の天敵よ」と
叫びたいときがありますが この歳になってそんなことを言うのも大人らしくありません。

さりげなく 逃げられたらいいのですが そうも行きません。

アジサイが咲き始めました。 雨らしい雨が降らず 畑が乾いています。
このアジサイの 為にも 一雨降って欲しい と思います。

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水菓子

2009-05-18 | Weblog
実家のお母様のご機嫌伺いに行って 「母が持たせてくれたの」と
私と同じ年のお友達から頂いた枇杷です。

私が子供の頃は この時期の美味しい果物は 病気になると 
決して食べさせてもらえませんでした。
子供の目にも 触れないように 大人は夜中にこっそり
食べていたのでしょう。

薬も今のように 有効なものも少なく 衛生事情も悪かった時代ですから 
子供の病気にひと一倍気をつけていたのでしょう。

家には センプリ ゲンノショウコ オオバコ どくだみ 伊勢えびの殻 
水仙の球根など 漢方に由来するもの皮膚病に効くものなど 常備してあり
大抵 親の手当てで治していました。

現在のように 医療が進み 抗生物質があり 清潔な生活が普通になり 
梅雨時の果物も おおびらに食べられます。


我が家の梅 収穫してみたら 3キロありました。
一晩水につけ今朝 塩漬けです。



針さしが出来ました。 とブログに書いたら 「針山」「ピンクッション」
と それぞれ 年齢が分かる呼び名で コメントいただきました。
この「針さし」 気に入っています。
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迷 惑

2009-05-17 | Weblog
自分では 他人様に迷惑をかけて いないつもりでも 他人様は 大迷惑を受けている場合が 沢山あります。
「もしもし やめて頂けませんか」 
といえるときは まだ良いですが コレもまた言ったほうも いわれたほうも後々気まずい思いが
ずーと胸に残ります。



コレは田んぼのジャンボタニシです。

米の減反政策が 始まった頃 この外来種のタニシを 水槽で 餌は草や残り物の野菜くずで良いから 食用に養殖すれば 儲かると 人の良い農家の人々を騙し 高い値段で 種になる親のタニシを売りつけたのです。

昔の日本古来のタニシの味を 懐かしむ年寄りや 一儲けしようとする人たちが 始めましたが 味もいまいちで 販路も無く 消えていきました。

ところがこのタニシ 処分がいい加減だったので 今田んぼで蔓延しているのです。

雑食ですから 苗が小さいときは 苗を食し 苗がある程度大きくなると 雑草を食べ この時期 交尾し 卵を産むのです。
冬は 小さな幼生で土にもぐり 暖かくなり稲とともに田んぼに蔓延するのです。

緑の田んぼの苗の欠けているところは タニシの食した後なのです。

穴熊さんは 長い竹の先に茶漉しを付けた 特別兵器で毎日 タニシと戦っています。
今朝は 私も要請があり 田んぼの畦を一回りしてきましたが 沢山取れました。
勿論 憎き タニシは 踏み潰しの刑です。

農薬を散布しませんので もっぱら 人の手に頼るのみです。
コレこそ 大きな迷惑です。

高齢になると 今まで以上に 迷惑をかけないように しているつもりですが存在自体迷惑をかけているのではないかと 近頃思います。

そんな 自戒しつつ <まあいいかー> と 開き直っています。

我が家の夏椿が 咲き始めました。
咲いたらすく散る はかない花です。
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