空き箱に 最低限の縫物道具をのせて 狭い家の陽だまりを探して 動いています。
宮崎県も 季節らしく寒さを増してきましたが 穏やかな冬の日差し一杯の 大晦日を迎えています。
40戸に満たない集落のはずれに 神社があります 高台の集落の先祖は 四国からの移住者だと聞いています。
厳しい開拓の日々の心のよりどころは あの金毘羅宮だったのか 海のお守り金毘羅様が 御神体です。
暦の変わる深夜それぞれが 神社に集まり たき火を囲んで ラジオの除夜の鐘を 待ちます。
温かいぜんざいの大きな鍋 つまみのするめ めざしは 菰樽のあけられるのを待っています。
久しぶりに里帰りの方や お孫さんに会えるのもこの時です。
新年のあいさつや 近況の話に 笑い声が響きます。
昔 新年に家々を回っていましたが 今はそれもありません。
洗濯機や 鍋の様子を見ながら 立ったり座ったりしつつ 針を握っています。
爺と婆の 大晦日 何事もないのが一番と 自分に納得せています。
この一年 私の下手なブログを 訪ねていただいた皆さん 本当にありがとうございました。
私にとってどんなに 励ましになったことか 心から感謝します。
くる年が 皆様にとっても 私にとっても 良き一年であるように お祈りします。
本当にありがとうございました。 穴熊の女房