先週の 日曜日 穴熊さんは隣町の 大衆演劇の鑑賞で 敬老会でした。
送迎バスが出て 夕方には帰ってきました。
鼻歌を 歌いながら折り詰めの残りを包んだナイロンの風呂敷を しっかり握って
ご帰還でした。
私の前に 出された折り詰めの包みは 千鳥足のゆれで 中身がずれていることは
見なくても 分かります。
酔っ払いは しきりに私に空けてみるように 薦めます。
ここは 従うしかありません。
開けてみたら 悲惨でした。 煮物や揚げ物ご飯と 折の中身の大半は 残っています。
よっぱらに逆らうことは 出来ません。
私に勧めるので 秋刀魚の南蛮漬けを 一切れ 褒め称えつつ口にしました。
それがいけませんでした。
小骨が のどに刺さり 唾液を飲み込むたぴに チクリチクリします。
それからが大変 水を飲んだり ヨーグルトを飲んだり 冷蔵庫を見回してあれこれ
口にしますが 取れません。
古希を過ぎて 近頃歳を重ねるとは こんなことなのか と思うことが多くなりました。
食べ物も 量が減りました。 美味しいものが少しあれば よい感じですし
ゆっくり食べないと 器官に入りむせるのです。
夜は 早く眠くなりますし 朝は早くから目が覚めます。
寝るのにも 体力が必要だと 聞いたことがありますが 本当にそうです。
人目のないところで 十八番の「♪♪ 浮いた 浮いたと浜町河岸に……♪♪」と
唄えば 声はひっくり返って 歌になりません。
何かあると 思考も 悪いほうに 傾きやすくなるようです。
のどの小骨 どうしよう 耳鼻咽喉科に行かなければとか 麻酔はするのだろうかとか
そのままにしていると 喉の魚の目になるのだろうか とあれこれ不安が募ります。
そんな 不安を抱きつつ 翌朝 なんともありません。
唾液を飲み込んで 異常なし 水を飲んでも 異常なし ああー良かった。
縫い物 始めました。 右手は異常ないので 大丈夫と軽く思っていましたが
左手が 見えないところで支えていたのです。
時々 変な痛さが走ります。 筋が目を覚ましているのでしよう。
一個 出来上がりました。
蚊絣の着物の幅を四等分して 無地の幅を四等分して 作ります。
沢山出来上がっていたのに 左手があちこちにプレゼントしてしまいました。