暦は 正直です。
寒くなりました。
月めくりの暦も 薄くなり寒そうです。
近頃は 暮れにお店から 暦を頂くのも 少なくなりました。
忘れることが日常になった今 脳を怠けさせてはいけません。
いつもの 手帳をアマゾンに頼みました。
スマホの予定表ありますが 年寄りは使いこなせません。
鉛筆なめなめ 予定など記入することになります。
この一冊 2025と書かれた手帳 無事に終わるよう 祈るばかりです。
自分が 高齢になると 世間に追いつくのに 時間がかかります。
近頃のテレビの 内容も 理解できないものが 多くなりました。
渋い 苦い男は中々いません。
婆会は 熱いお茶と 漬物 少しの 駄菓子があれば 十分です。
昨日は 婆友の 孫の夏旅行のお土産の 上高地のお菓子の 登場でした。
「カッパの鼻くそ」ピーナツを チョコでコーティングしたものです。
足 腰弱って 旅行も ままならない婆たちは おしゃべりで
思いで旅行 でした。
それなりに 口だけの元気で 日々過ごしています。
パッチワークも 小物が多くなりました。
楽しませてくれた 端布たちも 捨てることなく 巾着袋に 仕立てています。
86歳に なってしまいました。
先日から ブログを復活したいものだと 少しの残り火に 期待をかけていたら
なんと ブログのgooが システムを変更していました。
パソコンの パの字も知らない私に 新しい難題です。
世の中が どんどん進化し 高齢者はお呼びでない 世の中になりつつあります。
カメラの異常かと 疑いをかけて IXYさん ごめんね。
お久しぶりです。
元気にしてます。
いえいえ 口だけです。
段々 人間閉じるときが来るのかと 不安になりつつ 心配事は
見て見ないふりです。
台風が来る前に 畳み屋さんと 網戸の張替えを済ませましたので
少し 安心しています。
昨日 婆友の加代子さんが 故郷の美味しい梨を届けてくれました。
故郷の 実家を守る妹さんからの 美味しい 故郷の便りです。
食いしん坊の 私も故郷の清流の 鮎の塩焼きを見かけると 子供の頃を
思い出します、
暦は 自然に正直です。
肌をなぜて 行く風も少し心地よい感じです。
齢を重ねることは 大変です。
少しづつ 老人になり やがて人生を閉じることに なるのは
わかっていますが 今の私を どうかしてよと つぶやいています。
先日 新しいお金が発行されたとか 一万円 五千円 千円と
モダンな新札が テレビで紹介されていました。
年金暮らしの 私どもに なんの得もありません。
待てよ いつか手にした 二千円券どこかあるはず 思い出しました。
箱根旅行で 自分に 買ったお土産の 寄木細工の箱の中だ
箱は すぐ見つかったが 寄木細工の箱 開ける順番を すっかり
忘れています。
あっちを 動かしこっちを動かし 箱を壊そうかと三時間 開きましたよ
こんな おもちゃ大好きの私です。
影の薄い 二千円 使えそうにありません。
これ なんでしょう。
そうです ラップです。
このラップと格闘すること 半日。
まだ 使い始めのラップ ちょっと油断したのか 取り出し口が
すねて わからなくなりました。
撫でてもダメ 妻楊枝でもダメ こんなこと初めてです。
風呂に入り ゆっくりした気分で やってみようと深呼吸をして
ラップを見つめます。
流し台に 寄りかかり ラップと格闘です。
待てよ こんな時文明の利器だ 頭を使え 頭を使えと
自分に言い聞かせ パソコンに機嫌を取って 教えてもらいました。
世の中 私のような 方おられるようです。
高齢になり 腹立たしいことが 多くなりました。
5月の第二日曜日は母の日です.
昭和39年夏 母は病を抱え 三度目の入院をしていました。
47歳でした。
私は 務めと つかまり立ちの長男をみつつ 毎晩母の様子を
見に行っていました。
丁度この季節 ベッドの母に 耳元で「母の日がくるよプレゼント
何がいい」と聞いたら 「日傘がいいと」小さな声でつぶやきました。
家族は 到底歩いて家に 帰ることはないだろうと 心に秘めていました。
反抗期が まだ続いていたかのような 母と私でしたが 翌日すぐ 日傘が
枕元に ありました。
初孫をおんぶして 日傘をさして あちこち 行たかったのだろうなあと
半世紀も過ぎたのに 日傘をなぜています。
日傘を見ると 思いだす切ない思い出です。
朝の 日の出が随分と早くなりました。
お茶農家は 一番忙しい時期です。
先日 うれしい新茶を加代子さんが 「一服して」と
届けてくれました。
若い頃は お茶より冷たい水を コップでごくごく
飲んでいましたが どんなに暑くても 今は熱いお茶です。
お茶畑に囲まれた お茶農家「夢茶房」さんの 優しい包装紙
捨てがたく ポチ袋にしました。
いいえ いい感じでしょう。 なーにボケ防止です。
心傷む 地震のニュースや飛行機事故のニュースが続いています。
婆が集まっても まだ手助けすることもできません。
十数年前に 田舎の小さなギャラリーで 着物のリメイクと 和の袋物に
惹かれて 一年に一回の展示会に沢山の方に見ていただきました。
10年を過ぎ それぞれ独り身になり 展示会も開催することなく 沢山の
古布達を どうにかしなければと 栞さんも私も 老い準備をしなければと
頭だけで 考えていました。
そしても 昨日どうしても縫ってほしいと 依頼のあったお客さんの 上着が
出来上がり を見せに来てくれました。
素敵な 作務衣です。
お茶をすすりながら いいね いいね との声に 又少し縫ってみようか
との 意欲がわいたようです。
婆が集まって あーでもない こーでもないと お茶をすすりながら
勉強会です。
高齢者にとって お正月はめでたいものでも うれしいものでもありません。
残りの 測れない人生におびえながら 日々過ごしています。
あれは お正月を迎え 縫物友達に 何かの用事で電話した時でした。
二 三日誰にも会わなかったので 雑談の材料が脳に いっぱいでした。
電話の話が 途切れることなく 笑いが続き あんなに腹の底から笑ったこと
近頃にないことでした。
なんの話が 展開したのか 覚えていません。
八十半ばになり 近頃笑うことも ありませんでした。
心のもやもやが いっぺんに飛んでいきました。
昨年 飛んでる友達が 持ってきてくれたヒヤシンス 律儀に芽を出し始めました。
水をやり 肥しをやり 春を待つことにしました。
小さな 春待ちです。
