日本の田舎に 住む 年寄の生活は平凡なものです。
そんな生活の中 喜寿を迎えようとする私に わくわくするようなことが ありました。
エアメールを アメリカからと スェーデンからと二通も受け取ったのです。
アメリカからは 私のブログを見て 型紙を所望され 私に気を使って返信用の封筒を送っていただいたものでした。
もう一通は 加代子さんのお兄様が 一時帰国され加代子さんを訪ねられた時 お手玉をプレゼントしていた縁で 私へのプレゼントを送っていただいたのです。
行ったこともない外国の 封筒に興味深々の私 貼ってある切手を 見ていたら なんとあの イングリットバーグマンのイラストと写真の 切手が貼ってあります。
若いころ 何度もみた あの映画カサブランカの 知的で聡明な演技の 彼女が鮮明に蘇ります。
イングリッドバーグマンは スエーデンの誇る 名女優だったのです。
知りませんでした。
あの渋い声の ハンフリーボガードと 戦争まっただ中の 恋を描いた映画でしたが 画面の中を流れる 時のすぎゆくままに の テーマ曲も
素敵でした。
何度も何度も 見た映画ですが この歳になって 見てもあのころのように感激することはありません。
心のひだも なくなり 硬くなってしまっているのだろうと 切手を何度もなでながら 思っています。
昔昔、京都の山中でお勤めしている頃、彼女
お見えにあったのですよ。まじかでみました。
トレンチコートのような地味なコートを着て、控えめで静かなお姿でした。その後、カサブランカを見たのですが、あの頃は、私も若く、お話もできず残念でした。会社の人から、プライベイトトの旅だからそおっとしてあげようとの配慮がありました。そんな方でした。懐かしい。
まあー そうですか お忍びの旅行だったのでしょうか。
青春時代に 見た映画のスターでしたね。
少し影があって知的で 清楚で美人で 憂いを含んでいる 姿 本当に素敵な方でした。