日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

働くための見えない力。

2017-01-06 23:43:40 | 発達応援
 珈琲豆を買いに行きました。
珈琲豆のひとつぶひとつぶをピックアップして、備長炭で焼いている珈琲です。

 私は珈琲が好きなので、いつもの喫茶店で買う珈琲豆も焼きたてだしおいしく飲んでいます。
でも、今日買った珈琲豆は水を飲むようにするするすると飲めます。
パンチが効かない、と思う方もいるかもしれませんが、
とてもおいしい珈琲です。

 夜の珈琲。
幸せな時間です。

 早朝の仕事で、段取り、優先順位がよくわからない方がいらっしゃいます。

 6人中5人は、同じ優先順位で動いていますが、
それは話し合ったわけではなく、仕事を重ねてきた上で、
「ああ、これがだいじだよね。」と言わずもがなで認識できている共通認識としての優先順位です。

 ところが、それが共有できない。
言わずもがなのことを感じとることができないので、
ひとり、突拍子もない行動に出てしまうことがあります。
その突拍子もない行動も、もう、人生50年も経っているので、単独、独自に動かれます。

 ペアを組む人は、なんだ、なぜそれだ?とびっくりし、注意もされますが、
すぐにはピンとこないし、自分のやり方を押し通そうとすることもあるようで、
中々、大変だ、ということをこぼされます。

 また、話し合いの中で、「こういう場合は、こうしましょう!」と決めることもあります。
でも、それとて、日々の条件によっては、絶対ではない場合があります。
そこのさじ加減も、6人中5人は相手の動きを察知したり、荷物の量から推し量り、
言葉を掛け合い、仕事をこなしていっています。

 でも、話し合いの内容を把握できていない上に、
相手の仕事を察知したり、掛け合う言葉にも耳を傾けることができなければ、
ひとり、「なにしてる?」という仕事っぷりなってしまいます。

 そんな場面に遭遇するたびに、
何を、どうすれば、スムーズに仕事ができるのかなぁ、と考えます。

 と、同時に、やはり、今は子どもの凸凹っ子の姿を思わずにはいられません。

 個人の持つ自由な発想とやり方。
と、同時に、言わずもがなを共有する力。

 働くというのは、なかなか、一筋縄ではいかんのお、と思う、
新年の仕事始めの3日間でした。